Dropbox の特徴
- ファイル同期やバックアップ、ファイル転送ができる無料でも利用可能なオンラインストレージサービス
- 電子署名の依頼やバージョン管理からのリストア機能を実装
近年の Dropboxはエンタープライズ向けのサービスに注力している。
- ウェブ版 Dropboxは ウェブ版 Dropboxの使い方 を参照。
- Gmailとの連携は Dropbox for Gmail のインストールと使い方 を参照。
開発元
- 開発元:Dropbox, Inc
- 開発元の拠点:米国
ダウンロード
システム要件
- バージョン:199.4
- OS:Windows 7/ 8.x/ 10/ 11
Basicプラン(無料プラン)の仕様
- 同時接続可能なデバイス数:最大 3 台
- ストレージ容量:2GB
- アップロード可能なファイルサイズ上限:2GB(ストレージサイズの上限)
- ファイル同期:有
- バックアップ機能:有
- オンデマンド同期(スマートシンク): 利用不可
- バージョン管理とリストア機能:30日
- アカウント放棄時の自動削除:1年(無料プランのみ)
- Dropbox Transfer:最大 100MB
デスクトップアプリでアップロード可能な最大サイズは 2TB。
Dropbox のアカウント取得
アカウントの登録は ログインページ で メールアドレス を入力して「続行する」。
アカウント作成画面に進み、姓名・パスワード を入力し、利用規約とプライバシーポリシーに問題なければ「同意して登録する」。
有料プランのトライアル画面になるので、無料で利用する場合は 2GB Dropbox Basic プランを継続する を選択。
用途を選択して「次へ」。
アップロード画面になるので 後で共有します をクリック。
アカウントに登録したメールアドレスに認証用のメールが届いているので、 メールアドレスを確認 をクリックして Dropboxにログイン。
ブラウザに表示されている ダウンロード をクリックするとデスクトップアプリのインストーラーをダウンロードする。
インストール
公式サイト の「インストール」をクリックしてインストーラーをダウンロード。
ダウンロード開始時にログイン画面が表示されたら スキップ。
ダウンロードしたインストーラーを起動し、ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。
プログラムのダウンロードとインストールが実行され、ウエルカム画面が表示されたら「Dropboxでログイン」からログイン。
アカウントへのリンクを求めてくるので「許可」。
ブラウザがダイアログを表示するので「Dropboxで開く」。
ウエルカム画面が表示されたら「今すぐ始める」でウィザードを進める。
アップグレードの画面なったら Basic プランを継続 を選択。
詳細設定 をクリック。
Dropboxフォルダ の保存先を編集。
パソコンを複数アカウントを使用して共用している場合、Dropboxフォルダ を ユーザーフォルダ 以外の場所に設定すると、他の Windowsアカウントでログインしたユーザーも Dropboxフォルダへアクセス可能になる。
Dropboxにデータを保存している環境で、同期するフォルダを指定する場合は「フォルダ選択」から設定。
詳細設定 では Dropboxフォルダ の保存先 と 同期するフォルダの選択 が可能。
選択型同期 は指定したフォルダやファイルのみ同期する機能で、モバイルデバイスなどローカルストレージが少ない場合などに便利。
オンデマンド同期の有効/ 無効を設定して「完了」でセットアップ完了。
「オンラインのみ」としてファイルを保存 を有効にするとオンデマンド同期が有効になり、ローカルストレージを消費することなくクラウド上のデータにアクセスできるが、オンラインでなければファイルを開くことができず、無効にするとクラウド上のデータをローカルストレージに保存するので、オフラインでもファイルを編集でき、編集したファイルはオンラインになってから同期される。
設定
設定はシステムトレイの Dropboxアイコンをクリック。
ユーザーアイコンから 基本設定 を選択。
Dropbox バッジ
基本設定 の 全般 にある Dropboxバッジ は Dropboxに保存されている MS Word, PowerPoint, Excelファイルを開いている際に表示される共同作業用のツール で、共有しているファイルを同時に編集するとファイルの更新履歴や相手の状況などがアイコンで表示される。
共同作業をしない場合は不要なため 常に表示しない に変更。
バックアップ
Dropboxはデフォルトで Dropbox Backup が有効になっており、USBドライブやデジカメなどのデバイス接続時にバックアップのプロンプトが開き、「バックアップ」で外部デバイスの自動バックアップが有効になる。
Dropbox Backup は デスクトップ・ドキュメント・ダウンロード・ミュージック・写真・動画フォルダ など、ユーザーフォルダ のほかに 外付けドライブ の自動同期が可能で、ウェブ版 Dropboxの PC フォルダにデータをバックアップされるが、双方向同期 のためウェブ版 Dropboxの PCフォルダからアイテムを削除するとローカルのデータも削除される。
自動バックアップの取り消しやローカルストレージに保存されているフォルダの自動バックアップの追加は、設定 の バックアップ にある「バックアップを管理」から編集できる。
外付けドライブをバックアップするようリクエスト を無効にすると外部デバイス接続時のプロンプトが非表示になる。
カメラアップロード
Dropbox Backupとは別に画像・動画ファイルをアップロードする カメラアップロード のモジュールもあり、デジカメなどのデバイス接続時に起動する。
アップロードする対象は 設定 の バックアップ にある「カメラアップロード」で編集。
カメラアップロードの有効/ 無効の切替は、Windowsの 設定 から Bluetoothとデバイス の 自動再生 で 写真と動画をインポート(Dropbox) を選択すると有効、他を選択すると無効になる。
ネットワーク
デフォルトで有効になっている LAN同期 はローカルネットワーク内で Dropboxフォルダを同期する機能で、同一ネットワーク内の複数デバイスで Dropboxフォルダを使用している場合に、オンラインストレージを経由せずローカルネットワークワーク内で Dropboxフォルダを同期する。
同期設定
同期 ではオンデマンド同期の切り替えやオンラインストレージと同期するフォルダの指定、Dropboxフォルダの保存場所などを編集できる。
Dropbox の使い方
Dropbox のデスクトップアプリはデフォルト設定でパソコン起動時に自動起動するので、Dropboxフォルダに保存したフォルダ/ ファイルはオンラインストレージに同期される。
ウェブ版 Dropboxで利用できるツール
バージョン管理とリストア
Dropboxフォルダから回復するファイルを選択し、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)の Dropbox から バージョン履歴 を選択。
Basicプランはファイル単体の復元のみ可能。
ブラウザが開いて変更履歴が表示されるので、回復したいバージョンを選択して「復元」をクリックすると指定したバージョンでファイルが更新される。
共有
Dropboxフォルダから共有するフォルダやファイルを選択後、コンテキストメニューの Dropbox から Dropboxリンクをコピー で、アクセスリンクがクリップボードにコピーされる。
共同編集が可能なオフィスファイルの共有リンクは「編集権限」が付与され、共同編集ができないファイルは閲覧用のリンクになるが、無料の Basicプランではダウンロードを禁止できないため、ファイルの編集や複製が可能。
共同編集が可能なオフィスファイルの権限を「閲覧・ダウンロード」のみに制限する場合は、共有するフォルダやファイルを選択後、コンテキストメニューの 共有 を選択。
すべての共有先を一括して制限する場合は このリンクを知っている全ユーザー の権限を編集し、個別に設定する場合は共有相手の メールアドレスを入力し、相手に与える権限を編集可能/ 閲覧可能から選択して「共有」をクリックすると、入力したメールアドレス宛に共有の確認メールが送信される。
共有したファイル/ フォルダを選択してコンテキストメニューの 共有 を開くと、共有メンバー の権限変更や共有の解除ができる。
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