刷新された Windows 11のユーザーインターフェース
OSの UI変更は、変更箇所の使用頻度によってユーザーの反応に温度差はあるが、Windows 11のタスクバーとコンテキストメニューの変更は、使用頻度が高いユーザーにとって作業効率が低下する改悪で、タスクバーからアクセスできなくなったタスクマネージャーや、コンテキストメニューの その他のオプションを表示 へのアクセスは大きなストレスになる。
Windows 11 22H2 からは「その他のオプションを表示」 のショートカット(Shift + F10)も無効になった。
偶数のジンクス
Windowsはリリース順が奇数の Windows 95/ Me/ Vista/ 8 は動作の安定性や UIの変更などで不評を買い、リリース順が偶数の Windows 98/ XP/ 7/ 10 は前バージョンから改良されているため高評価を得ている OSが多い。
タスクバーの設定
タスクバーの設定 にある タスクバーの動作 を展開して タスクバーの配置 を左揃え に変更すると、スタートメニュー が左端で開くようになる。
タスクバーにピン留されている 検索・タスクビュー・ウィジェット・チャット は 、タスクバーのコンテキストメニュー(右クリックメニュー)から タスクバーの設定 を開き、タスクバー項目 で オフに切り替えると非表示なる。
ユーザーが追加したアイテムは従来どおりコンテキストメニューからピン留めを外すことができる。
コンテキストメニューの復元
Windows 11 Classic Context Menu は Windows 11 のコンテキストメニューを 1 クリックでクラシックスタイルに戻すユーティリティツールで、導入も簡単なためコンテキストメニュー のみ従来のスタイルにしたい場合に適している。
- Windows 11 Classic Context Menuについては Windows 11 Classic Context Menu のインストールと使い方 を参照。
クラシックスタイルの復元
Explorer Patcher for Windows 11 は Windows 11のタスクバー周りをクラシックスタイルに復元するオープンソースのプログラム。
Explorer Patcherを導入すると、タスクバーのコンテキストメニューやタスクバーボタンのグループ設定が可能で、スタートメニューもダイレクトに アプリ一覧(すべてのアプリ)を呼び出せる。
- Explorer Patcherについては Explorer Patcher for Windows 11 の設定 を参照。
スタートメニューの復元
Open-Shellは Windowsのスタートメニューを Windows 7や XPのようなクラシックスタイルに変更するオープンソースのプログラム。
機能的で使い慣れたスタートメニューで Windows 11 を利用でき、Explorer Patcherと併用すればタスクバー周りが一式クラシックスタイルになる。
- Open-Shellについては Open Shell/ Classic Shell のインストールと使い方 を参照。
タスクバーとスタートメニューを復元
Start 11 は Stardock が開発している有料のアプリケーションで、Start 11 のみでタスクバー周りと スタートメニュー をクラシックスタイルに変更できる。
クラシックスタイルに変更できるだけでなく、様々なカスタマイズができる。
- Start 11については Stardock Start11 のインストールと使い方 を参照。
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