Googleドキュメント の設定と使い方

Googleドキュメントの特徴

  • Microsoft Officeや LibreOfficeと高い互換性がある無料のクラウド型オフィススイート
  • バージョン管理からのリストア機能をサポート
  • 画像の文字を認識する OCR機能も実装

2021 年 6月 1日以降 Googleドキュメントのファイルも保存容量にカウントされるようになったが、2021年 6月 1日以前に作成されているファイルは保存容量に含まれない。

開発元

  • 開発元:Google LLC
  • 開発元の拠点:米国

アクセス

Google-Calendar-001-2

Googleのトップページ を開き、右上にあるアプリメニューから ドキュメント を選択するか、https://docs.google.com/document/ へ直接アクセスする。

パソコン版 Google ドライブ をインストールする際に Googleドキュメントのショートカット作成を有効にするとデスクトップからアクセスできる。

ウェブ版 Googleドライブ からも 新規作成 でアクセス可能。

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システム要件

  • OS:対応ブラウザがサポートしているバージョン
  • 対応ブラウザ:Cookie と JavaScript が 有効な Chrome/ Firefox/ Edge/ Safari
ブラウザは最新バージョン と 1つ前のバージョンのみサポート。

Googleドキュメントの互換性

Googleドキュメントは Microsoft Officeのほか、LibreOfficeや Apache Open Officeで使用されている ODF(OpenDocument Format)と互換性がある。

パスワードで保護されたファイル・マクロを含んだファイル はサポート外。

  • ドキュメント(Google Docs):ワープロ
    読み込み可能なファイル形式:gdoc, doc, docx, html, txt, rtf, odt
    書き出し可能なファイル形式:docx, epub, txt, rtf, odt, pdf, ウェブページ
  • スプレッドシート(Google Sheets):表計算
    読み込み可能なファイル形式:gsheet, xls, xlsx, ods, csv, tsv, txt
    書き出し可能なファイル形式:xlsx, ods, csv, tsv, pdf, ウェブページ
  • スライド(Google Slides):プレゼンテーション
    読み込み可能なファイル形式:gslide, ppt, pptx, odp
    書き出し可能なファイル形式:pptx, odp, pdf, txt, jpeg, png, svg
  • フォーム(Google Forms):オンラインフォーム作成
特殊な装飾や字間・行間設定などは反映されない。

gdoc, gsheet, gslide が Googleドキュメントの拡張子で、Googleドライブでは拡張子が非表示になっている。

オフライン設定

Googleドキュメントはクラウドアプリのため通常はオンラインでなければ利用できないが、新規作成ファイル最近使用したアイテム はブラウザの拡張機能をインストールしてオフラインで利用できる。

Google Drive 78.0.1 003

chromeウェブストア から Google オフライン ドキュメント をブラウザにインストール。

オフラインで利用できるには ChromeブラウザBraveも利用可)で、Edgeでは利用不可。

Google Drive 78.0.1 002

Google-document-029

機能拡張をインストール後、Googleドキュメントのハンバーガーボタンから 設定 を開いて オフライン を有効にする。

オフライン設定 は Googleドライブ・Googleドキュメント・スプレッドシート・スライド・フォーム 共通で、いずれか 1つのサービスで オフライン を有効にすると他のサービスでも有効になる。

Google-document-030

設定オフライン を有効にせず、ファイル個別にオフライン設定する場合は、ファイルメニューの オフラインで使用できるようにする を有効にする。

オフラインで編集された内容はオンラインになると自動的にクラウドへ同期される。
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Googleドキュメント の使い方

Googleドキュメント はローカルストレージのファイルを直接開くことができないため、編集するファイルは Googleドライブ にアップロードする。

Google Drive 78.0.1 002

Google Drive 78.0.1 001

Googleドキュメントにアクセスすると ドキュメント(Google Docs) が開くので、アプリを切り替える場合は左上のハンバーガーボタンから選択。

Google-document-025-1

ホーム画面には 最近使用したアイテム が表示される。

最近使用したアイテム は表示設定がないので、個別にファイルを非表示にすることはできない。

GoogleDocument-web-012

GoogleDocument-web-013

最近使用したアイテム に表示されていないファイルを開く場合は、ホーム画面 左上のハンバーガーボタンからドライブ を選択して Google ドライブ から開く。

GoogleDocument-web-013-014

GoogleDocument-web-015

ホーム画面 右下の「+」アイコンにマウスオーバーすると新規作成メニューが表示される。

Google-document-031

ファイル名は 左上の 無題のドキュメント の箇所に入力。

Google-document-028-1

ファイルの削除や名前の変更、オフラインの設定は 3点リーダーのメニューから行う。

保存

編集した内容は自動保存されるので 手動での保存は必要ない。

Google-docs-002

メニューバーの上に保存状態が表示される。

Googleドライブから .odt.txt などを Googleドキュメントで編集した場合、編集内容は Googleドキュメントファイル(.gdoc) Wordファイル(.docx)として保存される。

ダウンロード

Googleドキュメントのファイルを他のファイルを形式で保存する場合は ダウンロード する。

google-document-018

メニューバーから ファイル の ダウンロード でファイル形式を選択すると、指定したファイル形式で ファイルがダウンロードされる。

共有

Googleドキュメント の共有には 他のユーザーとの共有ウェブに公開 があり、メニューバーの ファイル から 共有 で 選択。

ウェブに公開 は 閲覧用の リンクを発行し、ドキュメントをウェブ上に公開する。

Google-docs-003

共有ダイアログ が開くので、アクセスできるユーザーを設定するか、一般的なアクセスでアクセス権限を設定して「リンクをコピー」で共有リンクを取得する。

  • ユーザーやグループを追加
    Google 連絡先 に登録している グループ(ラベル)やユーザー名を入力するか、直接メールアドレスを入力し、送信先のメールアドレスが Googleアカウントで使用されている場合は相手の Googleドライブに共有ファイルとして追加され、Googleアカウントで使用されていないアドレスの場合は共有ファイルへアクセスできるリンク付きのメッセージが送信される。
  • 一般的なアクセス
    「制限付きユーザー」と「リンクを知っている全員」があり、制限付きユーザーは「ユーザーやグループと共有」に登録した相手のみアクセスできる。

Google-docs-004

Google-docs-005

共有ファイルのアクセス権限 は 設定 アイコンから編集する。

閲覧者編集者 の違いは共有ファイルのアクセス権限変更の可否のみで、オーナーがダウンロードや印刷の制限をかけていないかぎり、閲覧者もファイルのダウンロードや印刷が可能。

コメントは共有したファイルにコメントのみ挿入でき、制限がない場合はダウンロードや印刷も可能になる。

バージョン履歴からのリストア

Googleドキュメントは変更履歴が保存されているので、指定したバージョンからリストア(復元)できる。

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復元するファイルを開き、メニューバーから ファイル変更履歴変更履歴を表示 を選択。

最新の版に名前をつける で現在表示されている状態に名前をつけて保存することもできる。

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右ペインの 変更履歴 に変更されたタイミングで保存されたバージョンが表示されるので、ロールバックするバージョンを選択して 3点リーダーから処理方法を指定。

この版を復元を選択すると既存ファイルが指定バージョンにロールバックされる。

OCR

Googleドキュメントの ドキュメント(Google Docs)は JPEG・PNG・PDFなど画像から文字起こしができる OCR 機能を実装している。

OCR(Optical Character Recognition)はスキャナやカメラで撮影した画像に含まれる文字を読み取り、文字コードに変換するプログラム。

google-documents035

OCR機能を使用する場合は、ウェブアプリの Googleドライブを開き、保存されている画像ファイルを選択し、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)の アプリで開く から Googleドキュメント を指定。

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指定した画像ファイルが Google Docsに取り込まれ、画像の下に画像に含まれている文字がテキストで入力される。

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