LibreOfficeのインストールと使い方


LibreOfficeはOpenOffice.org(現Apache OpenOffice)から派生した無料のオフィス統合ソフトで、国際標準化機構(ISO)にて認定されたODFという、マイクロソフトなど特定の企業に依存しないオープンフォーマット(ファイル形式)を使用しており、オフラインで利用できる統合ソフトとしてMS Officeに引けをとらない完成度を誇っている。

MS Offieと互換性があり、バージョンアップを重ねる度にMS Officeの再現精度と使い勝手は向上しているものの、Excelではセル幅、Wordでは行間などにズレが生じるため、体裁はわずかに崩れることが多いため注意が必要。

LibreOfficeとOpenOffice
Openofficeはもともとサン・マイクロシステムズのサポートを受けて開発されていたが、サン・マイクロシステムズがオラクルに買収されたことで開発環境が一転。
多くの開発者がOOoのコミュニティを離脱し、より自由な開発環境を求め、LibreOfficeの開発を行うThe Documents Foundation(TDF)を設立した。
一方、オラクルは開発者が抜けたOpenOfficeプロジェクトを非営利団体であるApacheソフトウェア財団に寄贈し、OpenOfficeはApache OpenOfficeとして開発が進められることになる。
Apache OpenOfficeは当初IBMのLotus Symfonyのコードを寄贈されたりして、息を吹き返すかと思われたが、人材不足などで開発は遅れ気味。

システム要件

バージョン5.4.2現在

OS:Windows XP / Vista / 7 / 8 / 10
CPU:Intel Pentium互換(PentiumⅢ・Athlon以降のCPU推奨)
RAM:256MB(512MB以上推奨)
ストレージの空き容量:1.5GB以上
モニタ解像度:1024 x 768以上

※LibreOfficeの一部機能ではJavaが必要

ソフトの入手先

LibreOffice  公式サイト ダウンロードページlink



LibreOfficeのインストール

インストールはシンプルで特段に注意する箇所もないので、基本的にはデフォルト設定のままで問題ない。

ダウンロードページにアクセスすると、自動的に使用しているOSを認識して適切なインストーラーが選択された状態になる。

ダウンロードが開始するとLibreOfficeコミュニティへの寄付ページに移動するので、寄付しない場合はインストーラーダウンロード後にブラウザを閉じる。

インストーラーを起動するとセットアップウィザードが、インストールに必要なディスクの空き領域を確認作業が開始する。

空き領域に問題がなければ「次へ」が選択可能になるので続行。

LibreOfficeの場合、セットアップの種類については「標準」でも問題ないが、インストールする内容を確認するため「カスタム」を選択して「次へ」。

インストール先を変更する場合は任意の場所を指定して次へ。
特にこだわりがなければデフォルトのままでOK。

ユーザーインターフェイス辞書はデフォルトで「日本語」のみになっているので、他の言語が必要な場合は追加する。

機能を追加する場合は、「X」の▼をクリックしてリストを表示し、「この機能はローカルハードディスクドライブにインストールされます。」を選択する。

アプリケーションの関連付けでは、Microsoft OfficeファイルをLibreOfficeを使用して開くよう設定可能。
MS Officeがインストールされていない環境であればチェックを入れて問題ないが、MS Officeと共存される際には全てのチェックを外しておく。

また、ウィザードに記載がある通り、試験利用する場合もチェックを外しておいたほうが無難。

インストールの準備が完了したので「インストール」をクリック。

「システム開始時にLibreOfficeを起動する」にチェックを入れると、パソコン起動時にLibreOfficeのプログラムが読み込まれ、クイック起動が可能になるが、通常はチェックを外しておく。

インストールを開始すると、Windowsのユーザー制御により変更の許可を求めてくる場合があるので「はい」をクリック。

稀にエラーが発生することがあるので、その場合は「中止」で一旦インストールを中止し、インストーラーを削除後に再ダウンロードしてセットアップを実行する。

オフラインで使用できる日本語ヘルプは別途インストールが必要。
ヘルプの日本語化は完全ではなく、一部は英語のままになっているが、Officeアプリのビギナーには役立つ情報が多いので、インストールしておくと良いかも。

使用方法

LibreOfficeのユーザーインターフェイス(GUI)は、MS OfficeのGUIが「リボン」になるOffice2007以前のオールドスタイルに似ているので、MS Office2003以前のOfficeソフトを使用していたユーザーであれば、特に違和感なく使用できるはず。

インストール時にデスクトップに生成されたスタートリンクを開くと、LibreOfficeの総合メニューが表示されるので、左ナビゲーションから使用するアプリケーションを選択する。

MS Officeの「Word」はLibreOfficeで「Writer」、「Excel」が「Calc」、「PowerPoint」が「Impress」になり、それぞれMS OfficeのファイルをLibreOfficeで開くことができる。

また、MS Officeのデータベースソフト「Access」に該当するLibreOfficeの「Base」でAccessのファイルを直接開くことはできないが、適切なデータプロバイダがインストールされている環境ではBaseからAccessのファイルへ接続することは可能。

Writer

MS OfficeのWord自体が、日本語ワープロソフトとしてそれほど使いやすいわけではないので、LibreOfficeのWriterも実際に使用していると細かな点で微妙にストレスが溜まるものの、基本部分は抑えてあるので、後は慣れの問題。

見た目はMS Office2003のWordに似ており、アイコンの配置やメニューの並びに慣れれば、それなりに使えるはず。

使用する体裁が決まっているなら、各項目の書式を設定するか、オリジナルのスタイルとして登録すると便利。

新しくスタイルを登録するには、上部メニューの「スタイル」から「スタイルの新規作成」でスタイル名を登録。

上部メニューの「スタイル」から「スタイルの編集」でフォント、インデント、段落、行間などの書式を設定できる。

Calc

以前のバージョンでは絶対値が「F4」ではなかったり、Excelと操作方法が異なる部分があり、微妙に使いづらかったが、現バージョンではほぼExcelと同じ感覚で使用できる。
ただし、ExcelのVBA・マクロはそのまま実行すると一部でエラーが発生するため、Libre Basicに置き換えが必要。

条件付き書式、入力規則、オートフィルタ、シートをまたいだ串刺し算、ピボットテーブル、シートやブックの保護など、一般的な表計算の機能は実装している。

Impress

「Impress」はMS OfficeのPowerPointと互換性のあるプレゼンテーションソフト。

「Writer」や「Calc」と同様で、操作に慣れてしまえばPowerPointの代替として十分使用できる。

JA福岡市

MS Officeは今でこそOffice365により、少しは敷居が低くなったものの、それでも有償のソフトウェアであり、全てのPCに導入すると大幅なコストがかかる。
ましてや以前のMS Officeはバージョンアップする度に更新費用が必要で、しかも旧バージョンのサポートを打ち切るため、企業の負担は大きかった。

その頃に注目されたのが「国際標準規格」を使用し、しかも無償で提供されているLibreOfficeやApache OpenOfficeで、2010年前後に地方自治体などで導入が進んだものの、従来のExcelやWordに慣れた環境を一転させるのは難しく、元の木阿弥になるケースがほとんどの中、LibreOfficeへの移行を成功させた数少ない事例が「JA福岡市」。

MS Officeと比較した分かりやすいマニュアルも公開中。

JA福岡市 LibreOfficeのページ




;



Officeソフト

LibreOfficeのインストールと使い方

LibreOfficeはOpenOffice.org(現Apache OpenOffice)から派生した無料のオフィス統合ソフトで、国際標準化機構(ISO)にて認定されたODFという、マイクロソフトなど特定の企業に依存し … 続きを読む

Googleドキュメントの設定と使い方

Googleが提供するクラウドアプリケーションで、ワープロ、表計算、プレゼンテーションが無料で使用できるOfficeソフト。 Googleの無料オンラインストレージGoogle Driveと統合されており、Googleド … 続きを読む