PrivadoVPN Freeは月間 10GBまでデータ転送が可能なフリーミアムの VPNアプリ。
PrivadoVPN Free の特徴
- トンネリングと暗号化により通信を保護
- プライバシー保護のためノーログポリシーを採用
- P2P接続をサポート
- 12カ国のロケーションにアクセス
VPNについては VPN サービスの安全性と利用のメリット を参照。
安全性
自社サイトのプライバシーポリシーでノーログを保証。
開発元
- 開発元:Privado Networks AG
- 開発元の拠点:スイス
Privado Networks AG の拠点がある スイスは EU で施行された 一般データ保護規則(GDPR)の適用地域ではなく、GDPR に準拠して改定された スイス連邦データ保護法(FADP/ DPA)によって 個人情報が保護されている。
ダウンロード
Androidアプリ
プランの比較
Free | Premium | |
データ転送量 | 月間 10GB | 無制限 |
通信の暗号化 | ◯ | ◯ |
ゼロログポリシー | ◯ | ◯ |
キルスイッチ | ◯ | ◯ |
スプリットトンネリング | ◯ | ◯ |
同時接続の上限 | 1 | 10 |
ロケーション | 12カ国 | 49カ国 |
P2P 接続 | ◯ | ◯ |
Onionドメイン への接続 | ◯ | ◯ |
ストリーミングサービス | △ | △ |
SOCKS5プロキシ | ✕ | ◯ |
脅威のあるサイトへのアクセスと悪質な広告のブロック機能 | ✕ | ◯ |
- 無料版でアクセスできるロケーション
アルゼンチン、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、メキシコ、オランダ、スイス、英国、米国
※メキシコは仮想サーバ - ストリーミングサービス
日本国内の Amazon Prime Videoや Hulu、Disney+などは利用不可
Premium
システム要件
- バージョン:3.10.0
- OS:Windows 10/ 11
インストールと設定
公式サイト から「Download Now」をクリックしてインストーラーをダウンロード。
ダウンロードしたインストーラーを起動し、セットアップウィザードが開いたら「Install」。
ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。
インストールは自動実行されるので、完了したら「Launch」で PrivadoVPNを起動。
「Sign Up」を選択。
アカウントに使用するメールアドレスを入力して「Get Free VPN」。
登録したメールアドレスに確認メールが送信されるので、受信したメッセージの「Verify Now」をクリックし、ユーザー名とパスワードがブラウザで表示されたら内容を保存し、「Log In Now」でブラウザのダイアログをから PrivadoVPNを開く。
メールアドレスの認証は PrivadoVPNアプリがインストールされているパソコンから実行する。
PrivadoVPNアプリにユーザー名とパスワードが入力されるので「Log In」。
ウエルカム画面が表示されたら「Use The App」。
PrivadoVPNが利用可能になる。
設定
左サイドパネルの VPN で Auto Connect を有効にすると PrivadoVPN起動にサーバに自動接続する。
- Recommended country
サーバの距離やサーバの負荷などを基準に最適なサーバに接続。 - Connect to last selected
前回接続していたサーバに接続。 - Random
ランダムに接続。 - Random from favorites
お気に入りにマークしたサーバからランダムに接続。
Windows起動時の自動起動は Application の Auto Start で設定し、デフォルトで有効になっている。
DNSリーク対策として機能するキルスイッチは左サイドパネルの Kill Switch で有効にする。
キルスイッチはVPN 接続が何らかの原因で切断された場合にシステムがオンライン状態を維持するため暗号化されていない DNS サーバへ接続するのを遮断する機能。
Allows local network, including shares and printers を有効にするとネットワーク遮断時でもローカルネットワークの共有ファイルやネットワークプリンタにアクセスできる。
接続する際のプロトコル(通信規約)は自動設定されるが、左サイドパネルの VPN Protocols で Automatic を無効にすると IKEv2・WireGuard・OpenVPN が選択できる。
- IKEv2
OpenVPNよりも軽く高速なプロトコル。 - WireGuard
OpenVPNや IPSecと比較してソースコードが少なく、最新の暗号化技術を使用した通信プロトコル。
Auto利用時のデフォルトプロトコル。 - OpenVPN
安定性に優れた TCP(Transmission Control Protocol)、 通信速度が速い UDP(User Datagram Protocol)が利用でる。
WireGuard は高速でセキュアな反面 匿名性が不十分だと言われている。
SmartRoute は指定したアプリを VPN接続から除外/ 適用する機能(スプリットトンネリング)で、 Bypass か Tunnel を選択し「Add apps」からアプリの実行ファイルを追加する。
- Bypass
特定のアプリを VPN接続から除外する - Tunnel
特定のアプリのみ VPN接続を使用する
PrivadoVPN Free の使い方
PrivadoVPN は鍵アイコンか「Click to Connect」をクリックするとサーバの距離やサーバの負荷などを基準に最適なサーバに接続する。
Auto Connectを有効にした場合は起動時に VPN接続が確立されるので操作は不要。
ロケーションは SELECT LOCATIN を開き、接続先のサーバをクリック。
通信状況がアンテナアイコンで表示されているが、「バリ3」でもサーバまで距離があるため、日本国内からのアクセスは不安定になることが多い。
星マークをクリックすると「お気に入り」に登録され、ロケーション選択時に「Favorites」から選択できる。
DNS漏れの確認
VPN接続時に IPアドレスが匿名化されているか確認するため、スプリットトンネルを有効にしている場合はテスト前に無効にしてから VPN接続を確立して ipleak.net へアクセス。
Your IP address に接続先のサーバ情報のみが表示されるか、接続先サーバと DNSサーバに同じ国が表示されていれば匿名化されている。
仮想サーバ接続時は「Your IP addess」に接続先とは異なる国が表示される。
備考
月間 10GBまで利用できるフリーミアムの VPNサービスで、DNS漏れもなく VPNに求められる機能は実装しているが、第三者機関の監査を受けておらず、日本には無料で利用できるサーバがないなど、拠点がスイスという以外に特筆すべきものがない。
無料で利用できる VPNであれば通信制限がなく、日本にサーバのある ProtonVPN を推奨。
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