Proton Mail Bridge のインストールと設定

Proton Mail Bridge icon

Proton Mail Bridgeは  Proton Mailを IMAP/ SMTPをサポートしたメールクライアントで送受信を可能にする機能拡張ツール。

Proton Mail Bridge の概要

  • Proton Mailの有料プランを契約しているユーザーに提供
  • Gmailや Outlookなど Proton Mail以外のメールサービスを併用している際にメールクライアントで一元管理が可能
  • Proton Mailのフォルダやラベルはメールクライアントにフォルダとして登録され、フィルタも反映
  • メールクライアントを利用した場合でも Proton Mailユーザー間はエンドツーエンドで暗号化

開発元

  • 開発元:Proton AG
  • 開発元の拠点:スイス

システム要件

  • バージョン:3.14.0
  • OS:Windows 10/ 11

ダウンロード

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インストール

Proton-Mail-Bridge-3.0.20-002

公式サイト の「 Download for Windows 」をクリックしてインストーラーをダウンロード。

Proton Mailの 設定 にある IMAP / SMTP からもダウンロード可能。

バージョン3.0以前の Proton Mail Bridgeを使用している場合はシステムトレイに常駐している Proton Mail Bridgeを終了させてからインストールする。

ProtonMail-Bridge-001-2

ダウンロードしたインストーラーを起動し、セットアップウィザードが開いたら「Next」。

ProtonMail-Bridge-002-1

インストール先を確認して「Next」。

Proton Mail Bridge 3.6 003

ショートカットを作成する場所にチェックを入れて「Next」。

ProtonMail-Bridge-004-1

「Install」でインストールを実行。

Proton Mail Bridge 3.6 004

ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。

ProtonMail-Bridge-007

インストールが完了したら「Finish」。

Proton Mail Bridge 3.6 005

ウエルカム画面が表示されたら「Start setup」。

Proton Mail Bridge 3.6 006

Proton Mail のログイン情報を入力してサインイン。

Proton Mail Bridge 3.6 007

使用するメールクライアントを選択。

Proton Mail Bridge 3.6 008

Proton Mail Bridge 3.6 010

メールの設定に必要な情報が表示されたら「Continue」。

Proton Mail Bridge 3.6 011

「Done」でセットアップ完了。

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アドレスモードの設定

Proton Mail Bridge 3.6 012

Proton Mail Bridgeには アドレス結合モードアドレス分割モード があり、アドレス分割モード を使用する場合は Split addresses を有効にする。

  • Combined address - アドレス結合モード
    アカウントに複数のメールアドレスを登録している場合に、すべてのメッセージを同じメールボックスで受信する。
  • Split addresses - アドレス分割モード
    アカウントに複数のメールアドレスを登録している場合に、メールアドレス毎にメッセージを受信する。

メールクライアントに Proton Mailを設定後 アドレスモードを変更する場合は、メールクライアントに登録したアカウントを削除してから再登録が必要になる。

Proton Mail Bridgeはデフォルト設定でパソコン起動時に自動起動してバックグラウンドで動作するため、設定後は メールクライアントアプリだけで Proton Mailの操作が可能になる。

Mozilla Thunderbird の設定

Proton Mail Bridge 3.6 013

Proton Mail Bridge 3.6 014

デフォルトのアドレス結合モードを利用する場合は「Configure email client」から「Mozilla Thunderbird」を選択。

Proton Mail Bridge 3.6 015

Proton Mail Bridge 3.6 014

アドレス分割モードを使用する場合はアドレスのリストボックスが表示されるので、設定するメールアドレスを選択して「Configure email client」から「Mozilla Thunderbird」を選択。

Proton Mail Bridge 3.6 008

Proton Mail Bridge 3.6 016

メールクライアントの設定情報が表示されたら Mozilla Thunderbird を開き、別のアカウントをセットアップメール を選択。

Proton Mail Bridge 3.6 017

Proton Mail Bridge 3.6 018

既存のメールアドレスのセットアップ の各項目を入力して 手動設定 をクリック。

  • あなたのお名前
    メッセージの受信者に表示される名前を任意で入力。
  • メールアドレス
    Proton Mailのメールアドレス。
  • パスワード
    Proton Mail Bridgeに表示されているパスワード を入力。

Proton Mail Bridge 3.6 019

Proton Mail Bridge 3.6 020

受信サーバ(IMAP)/ 送信サーバ(SMTP) の ホスト名ポート番号ユーザー名 を Proton Mail Bridgeで取得した値に書き換えて「再テスト」をクリック。

Proton Mail Bridge 3.6 021

Proton Mail Bridge 3.6 022

次のアカウント設定が、指定されたサーバー調べることにより見つかりました と表示されたら「完了」をクリック。

Thunderbird 115.1 003

Proton Mail Bridgeの証明書は自己署名されているため「セキュリティ例外を承認」で登録。

Proton Mail Bridge 3.6 023

Thunderbirdで Proton Mailの送受信が可能になる。

Windows Mail の設定

Proton Mail Bridge 3.6 013

Proton Mail Bridge 3.6 024

デフォルトのアドレス結合モードを利用する場合は「Configure email client」から「Microsoft Outlook」を選択。

Proton Mail Bridge 3.6 015

Proton Mail Bridge 3.6 024

アドレス分割モードを使用する場合はアドレスのリストボックスが表示されるので、設定するメールアドレスを選択して「Configure email client」から「Microsoft Outlook」を選択。

Proton Mail Bridge 3.6 008

Proton Mail Bridge 3.6 034

Proton Mail Bridge 3.6 035

メールクライアントの設定情報が表示されたら Windows Mail を開き、アカウントの追加 から 詳細設定インターネットメール を選択。

現在 Windowsアプリに追加された新しい Outlook for Windows での利用は不可。

Proton Mail Bridge 3.6 036

インターネットメールアカウント の各項目を入力。

  • メールアドレス
    Proton Mailのメールアドレス。
  • ユーザー名
    Proton Mail Bridgeに表示されているユーザー名
  • パスワード
    Proton Mail Bridgeに表示されているパスワード を入力。
  • アカウント名
    Proton Mail Bridgeに表示されているユーザー名
  • この名前を使用してメッセージを送信
    メッセージの受信者に表示される名前を任意で入力。

Proton Mail Bridge 3.6 037

ポート番号はサーバー情報に入力する。

  • 受信メールサーバー
    Proton Mail Bridgeに表示されている IMAPのホスト名とポート番号(hostname:port)
  • アカウントの種類
    IMAP4
  • メール送信サーバー
    Proton Mail Bridgeに表示されている SMTPのホスト名とポート番号(hostname:port)

Proton Mail Bridge 3.6 038

Proton Mail Bridge 3.6 039

Proton Mail Bridge 3.6 040

チェック項目はすべて有効にして「サインイン」をクリックし、「完了」で設定画面を閉じる。

Proton Mail Bridge 3.6 041

Proton Mail Bridge 3.6 042

Proton Mail Bridge 3.6 043

証明書の問題でアカウントにアクセスできないので、左サイドパネルから追加したアカウントを選択し、中央ペインでエラーになっている「同期」ボタンをクリック。

Proton Mail Bridge 3.6 045

Proton Mail Bridge 3.6 046

証明書に関するダイアログが表示されたら「続行」。

Proton Mail Bridge 3.6 047

Windows Mailで Proton Mailの送受信が可能になる。

備考

Proton Mailユーザー以外へのメール送信とメールクライアントがローカルに保存するメールは平文になり、Proton Mailの特徴でもある機密性が失われるので、使用の際は利便性とのトレードオフになる。

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