エンドツーエンドの自動暗号化機能で メールを保護する 無料メールサービス
Tutanota ( トゥータノータ ) は ドイツの Tutao GmbH が提供している オープンソースの セキュアな匿名メールサービスで、エンドツーエンド ( E2E ) でメールを暗号化するだけでなく、ログの保存や トラッキングを行わないなど セキュリティ と プライバシー保護 が強化されている。
システム要件
バージョン 3. 108.10 現在
OS:対応ブラウザがサポートしているバージョン
Tutanota がサポートしているブラウザ
Mozilla Firefox/ Opera/ Chrome/ Safari/ Microsoft Edge
アカウントの登録 / ソフトの入手先
Tutanota の 新規登録
Tutanota は アカウント作成後 アカウントが承認されるまで 48時間の待機時間が必要なため、作成後すぐには利用できない。
Tutanota の公式サイトにアクセスして「 新規登録 」をクリック。
無料で利用する場合は プライベート の Free を選択。
無料アカウントのダイアログを確認し、問題なければチェックを入れて「 OK 」。
アカウント名 と パスワードを設定後、契約条件・プライバシーポリシー・年齢に 問題がなければ チェックして「 次へ 」。
表示されている時刻を hh:mm の形式で入力して「 OK 」。
パスワード や 二段階認証 を失念した場合に ログインできる リカバリーコードが表示されるので 保存して「 OK 」。
パスワードを入力して「 ログイン 」。
新規作成した アカウントは 48時間後に自動承認され、承認されるまではメールの送受信など利用できない。
IP アドレスのブロック
VPN 接続の場合 不正と見做され ブロックされる場合がある。
ブロックされた場合は VPN を切断するか サーバを変更して 再登録する。
Tutanota デスクトップクライアント のインストール
Tutanota は 一般的な メールサービスで使用されている通信プロトコル IMAP/ POP3 を使用していないため、Thunderbird や Windows Mail などのメールクライアントは使用できないが、オープンソース の デスクトップアプリが提供されている。
デスクトップアプリを使用する場合は Tutanota 公式サイト のトップページを 下にスクロールし、Windows アイコンをクリックして インストーラーをダウンロード。
ダウンロードしたインストーラーを起動し、Tutanota デスクトップクライアントを使用するユーザーを選択して「 次へ 」。
インストール先に こだわりがなければ デフォルト設定で「 インストール 」。
「 完了 」でセットアップが完了。
ブラウザでアクセスした時と同じ画面が表示されるので、ログイン情報を入力して「 ログイン 」。
レスポンシブデザインの メールクライアントが起動したら インストール完了。
Tutanota の設定
設定では 表示名・署名・書式 の編集を行う。
署名の変更
Tutanota はデフォルトで 安全で広告なしのメールボックスのTutanotaにより送信されました:という 署名が 設定されているので 任意で変更する。
署名の変更は 左下の 設定 アイコンをクリック。
左サイドバーから メール を選択して 送信メール設定 にある メールの署名 の編集アイコン から編集する。
Tutanotaにより安全に送信されました。
カスタム
ユーザーが自由に設定。
なし
署名なし
送信者名の設定
メール送信先に表示される 送信者名 は デフォルトで メールアドレスになっている。
送信者名 の 編集アイコン をクリックして 表示する 送信者名を設定。
メールフォーマットの指定
Tutanota はデフォルトで HTML 形式 になっているので、必要に応じて プレーンテキスト に変更する。
送信メール設定 にある 書式設定 のリストから 選択。
Tutanota の使い方
Tutanota は Gmail や Outlook など 一般的な ウェブメールのように ブラウザからアクセスするか、 Tutanota のメールクライアントを使用する。
メールクライアント も ブラウザ と同じ レスポンシブデザイン になっており、ウインドウの横幅に応じて メニュー や 本文表示 の体裁が変化する。
メールの送信
メールの暗号化は アイコンをクリックするだけで 有効/ 無効 を切り替えることができる。
ブラウザ や メールクライアントの 横幅 が 1140px 以上の場合は 左ナビゲートメニュー の上部に「 新規メール 」のボタンが表示される。
横幅 が 1140px 未満の場合は に 右上に 新規メール作成の アイコンが表示される。
新規メールの作成画面が開くので 送信先 に 相手のメールアドレス を入力。
CC や BCC は 送信先 の右にある 表示 ボタン をクリックすると 入力ボックス が展開する。
送信先 に入力したアドレスを 削除する場合は アドレスをクリックし、表示されるメニューから 削除 を選択。
Tutanota はデフォルトで メール本文 と 添付ファイルの暗号化が有効になっており、送信先 を入力すると パスワード の設定項目が表示され、 件名 に表示されている 南京錠のアイコン をクリックして 暗号化の 有効/ 無効 を切り替える。
Tutanota で 暗号化された メールの送受信では 受信側が 付与されたパスワードを使用して Tutanota のメールサーバへアクセスが必要で、通常のメールよりも 本文を見るまでのステップが多く 受信側に作業負担を強いることになるため、メールへアクセスするパスワードを固定することで 受信者の負担が軽減される。
件名 と 本文 を入力。
メールフォーマットが HTML の場合は フォーマットツール アイコンをクリックすると 画像の挿入・箇条書き・太文字 ・ハイパーリンク などのツールアイコンが表示される。
添付ファイルは クリップアイコンをクリックして 添付するファイルを指定。
メールが作成できたら 右上の 送信する で メールを送信。
メールが送信される。
受信メール
受信メール は フォルダ で管理する。
フォルダは あなたのフォルダ の箇所にある「 + 」をクリックして追加。
受信メールを開き 右上に表示される ツールメニューの フォルダ アイコンで振り分けができるほか、メールのタイトル一覧から フォルダへ ドラッグ でも移動可能。
受信側の暗号化メール
Tutanota で暗号化されたメールを Tutanota 以外の メーラーで受信した場合、Tutanota のサーバにアクセスが必要になる。
暗号化された メールを受信すると メールへアクセスするための URL が記載された 定型文 がTutanota から送信される。
暗号化されたメールを表示する をクリックするとブラウザが開いて パスワードの入力を求められる。
Tutanota のメールサーバにアクセスして 暗号化された メールを閲覧できる。
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