Autoruns for Windows の使い方

Autoruns icon

Autoruns for Windows の特徴

  • システム起動時・ログイン時に実行するプログラムとサービスを表示
  • Microsoft謹製のユーティリティアプリ
  • 1クリックでエントリの有効/ 無効の切り替えが可能
  • スタートアップやサービスのほか、スケジュールされたタスクなども確認できる
  • Virus Totalでのスキャンをサポート

開発元

  • 開発者:Sysinternals(Microsoft)
  • 開発者の拠点:米国

ダウンロード

システム要件

  • バージョン:14.10
  • OS:Windows

インストール

Autoruns 001

公式サイト から Autoruns と Autorunsc のダウンロード のリンクをクリックして Zipファイルをダウンロード。

Autoruns 002

ダウンロードした Zipファイルを選択し、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)の すべて展開 で解凍後、生成された Autoruns フォルダを任意の場所に保存。

Autoruns 003

保存したフォルダを開き、64-bitの Windowsは Autoruns64 を、32-bitは Autoruns を起動。

Autoruns 005

使用許諾書に問題なければ「Agree」をクリック。

設定

Autoruns 012

Autoruns 013

Virus Totalと連携するため Options から Scan Options を選択。

Autoruns 014

Check VirusTotal.comSubmit Unknown Images を有効にして「Rescan」

Autoruns 015

ブラウザで VirusTotalの利用規約が開くので、問題なければダイアログの「はい」を選択。

Autoruns の使い方

Autoruns 003[1]

Autoruns を起動すると、すべてのカテゴリーを一覧表示する Everything タグが表示される。

Autoruns 011

デフォルトで 空の場所Windowsのエントリ は非表示にっているので、安全のためデフォルト設定での利用を推奨。

Autoruns 004

カテゴリー別に表示する場合はタブを選択。

  • Everything
    すべてのカテゴリーを表示。
  • Logon
    スタートアップ時に実行されるプログラム。
  • Explorer
    ファイルエクスプローラのプロセスに関連して起動するプログラム。
  • Internet Explorer
    Internet Explorerの起動時に実行されるプログラム。
  • Scheduled Tasks
    タスクスケジューラに登録されているプログラム。
  • Services
    起動時にサービスとして自動起動するプログラム。
  • Drivers
    起動時にドライバとして自動起動するプログラム。
  • Codecs
    マルチメディアプレーヤーなどが利用するコーデック。
  • Boot Execute
    起動時にセッションマネージャーに関連して起動するプログラム。
  • Image Hijacks
    ハイジャックされた可能性のあるプログラムを表示。
    Internet Explorerがエントリされているのは問題ない。
  • AppInit
    アプリケーション実行時にロードされる DLL。
  • Known DLLs
    複数のプロセスで共有される DLL。
  • Winlogon
    Windowsログオンのプロセスに関連して起動するプログラム。
  • Winsock Providers
    Winsock(TCP/ IPを制御するプロトコル)の拡張機能を表示。
  • Print Monitors
    印刷モニタ​​ーとして自動的に起動するプログラム。
  • LSA Providers
    Windowsのセキュリティ保護システム LSA(Local Security Authority)を提供するプログラムを表示。
  • Network Providers
    ネットワークプロバイダーとして自動起動するプログラム。
  • WMI
    WMI(Windows Management Instrumentation)関連のエントリ。
  • Office
    Microsoft Officeに関連して起動するプログラム。

Autoruns 008

Autoruns 009

赤色で表示されているエントリはデジタル署名がないプログラムで、黄色はファイルが見つからないエントリ。

ファイルが存在していても黄色で表示されることがある。

Autoruns 016

VirusTotal のスキャンを有効にすると、VirusTotal の項目でスキャン結果を確認できる。

VirusTotal での個別スキャン

Autoruns 017

VirusTotalの結果がエラーになっているエントリは、エントリを選択してコンテキストメニュー(右クリックメニュー)の Submit File to VirusTotal でスキャン個別にスキャンできる。

エントリの無効化

Autoruns 006

Autoruns 007

操作に管理者権限が必要なエントリがあるため、File から Run As Administrator を選択し、ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。

Autoruns 010

無効にするエントリのチェックボックのチェックを外す。

無効にしたチェックボックスをチェックするとエントリが有効になる。

Autorunsを利用してマルウェアなどの不審なプログラムを検出するのは難易度が高く、VirusTotalの結果も目安でしかないため、エントリの無効化は処理を把握できているプログラム限定にする。

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