Panda Dome – Free AntiVirus – のインストールと使い方

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無料のクラウド型アンチウイルスアプリの先駆け

Panda Dome(Free AntiVirus) は現在主流になっているクラウド型アンチウイルスの先駆けで、マルウェアのデータやスキャンエンジンをサーバ側に置くことにより、ほぼリアルタイムで最新のデータに対応するだけでなく、従来のウイルス対策ソフトのネックだったシステムリソースの占有率を大幅に軽減したのが特徴。

Panda Dome(Free Antivirus)を開発しているのはスペインで設立されたパンダセキュリティ社で、現在はアメリカとスペインに本社を構えている。

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パンダクラウドアンチウイルスが公開されたのは2010年。
当初は日本語に対応したページもあり、Panda Cloud AntiVirus自体も日本語に対応していたが、2014年以降にリリースされているPanda Free Antivirusは日本語には未対応。
また、2018年3月からPanda Free Antivirusは「Panda Dome」に名称が変更されている。

肝心の保護能力については、Panda Cloud AntiVirus2.3以前はお世辞にも優秀とは言い難いものの、2013年10月にリリースされたPanda Cloud AntiVirus3.0以降、Panda Free Antivirusになってからは、AV-TESTやAV-comparativesなどアンチウイルスソフトのテスト機関で比較的 高成績を収めている。
ただ、全体的に誤検出率が高い傾向にある。

システム要件

バージョン18.07.04現在

OS:Windows XP(SP3)以降 (32bit & 64bit)
CPU:Intel Pentium 300MHz以上のPC/AT互換機
RAM:64MB以上(128MB推奨)
HDD:200MB以上の空きスペース
※インターネット接続必須

ソフトの入手先

Panda Free AntiVirus  公式ダウンロードページlink



Panda Dome - Free AntiVirus - のインストール

Panda Free Antivirusはセットアップ時に「Yahooをホームページにする」「Yahooをデフォルトのサーチエンジンにする」「パンダツールバーをインストールする」という項目があるので要注意。

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公式サイトのダウンロードページにある「Download」をクリック後、広告が表示されるので「No,thank you」を選択すればCNETのダンロードページが表示される。

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CNETのダウンロードページにある「Download Now」をクリックしてインストーラーをダウンロードする。
ダウンロードが開始すると音声付きのCMが再生されたりするので要注意
インストーラーは瞬時にダウンロードされるので、ダウンロードが完了したらブラウザは閉じて問題ない。

また、右サイドバーやフッダーにも「無料ダンロード」と記されたバナーが表示されるが、これらにはミスリーディングアプリが含まれているので、ダウンロードしないように。

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インストーラー起動後にユーザーアカウント制御のメッセージが出たら「はい」で許可。
セットアップウィザードが開始したら「Next」。

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言語選択リストには日本語が含まれていないため「English」のままで、「Install Panda smart Shopping to secure your online shopping」のチェックを外す。

「Panda smart Shopping」はChromeブラウザ用の拡張機能で、サポートしているショッピングサイトで買い物をする際、他サイトでより低価格の出品を探す「買い物お助け機能」なのだが、日本語環境下のためかほとんど機能しない。

License agreement(使用許諾書)を確認して問題なければ「Accept and Install」をクリック。

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セットアップが完了したら「Open now」をクリック。

Pandaアカウントの作成

Panda Domeのインストールが完了したら、引き続きアカウントの作成を行う。

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インストールが完了すると「パンダアカウント」を作成するため、メールアドレスの入力を求められるので、任意のアドレスを入力。

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入力したメールアドレスに「Activate your Panda account」というタイトルのメールが送信されるので、メール本文の「Activate your Panda account」のボタンをクリック。

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不思議とここだけ日本語をサポートしたページが開くので、6文字以上で数字を任意のパスワードを入力して「アカウントを有効にする」をクリック。

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続いて個人情報の入力フォームが表示されるがすべて未入力でも問題はないので「後で」をクリックしてスキップ。

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パンダアカウントが作成されたら「Continue」をクリック。

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初期状態では「パンダニュース」というものが頻繁にアピールしてくるので非表示設定を行う。

左上の「三」をクリックしてメニューを表示。

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「SETTINGS」を選択。

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「General」の一番下にある「Panda news」を2つとも「Off」にすればOK。

Panda Dome - Free AntiVirus - の使い方

Panda Dome(Free Antivirus)が実装している機能は「マルウェアに対するリアルタイム保護」「USBプロテクション」「レスキューキット作成」とオマケ程度の「VPN」で、Webフィルタリング、リンクチェッカー、WiFiセキュリティなどは有料機能になる。

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初期状態で「リアルタイム保護」「USBプロテクション」は有効になっているが、インストール後は一度フルスキャンの実行を推奨。

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メインメニューのはシールド(盾)アイコンをクリックすると詳細情報を確認できる。

Quarantine(検疫):Panda Free Antivirusが隔離したファイル数

Events:期間ごとの検出数と「Viruses and Spyware(ウイルス・スパイウエア)」「PUPs(怪しいプログラム)」「Other(その他)」「Suspicious item(疑わしいアイテム)」の検出数。

Last scan:スキャンを実行した最終日と実施したスキャンの内容
「Scan now」でスキャンの実行が可能

Schedule scan:スケジュールされたスキャンの実行履歴
「Add schedule scan」でスキャンのスケジュール設定が可能

スキャン

Panda Domeは常駐してPC上のアクションを監視(検疫)しているが、定期的なスキャンでの補完が推奨される。

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ウイルススキャンを実行するにはメインメニューの「Scan」をクリック。

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スキャンは「Critical areas(重要な箇所だけスキャン)」「Full Scan(全部スキャン)」「Custom scan(カスタムスキャン)」3択で、「Critical areas」が推奨されているが、初回のみFull Scanの実行を推奨。

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スキャン中は進捗状況のほかに、スキャンしたファイル数とDetected(検出された)ファイル数が表示され、右下の「Show details」をクリックするとスキャンエリアや現在のステータスを確認できる

フルスキャンで時間がかかる場合などは「Shut down computer upon completion」にチェックを入れておくと、スキャン終了後にパソコンをシャットダウンする。

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「Show details」で表示される情報はそれほど有益なものはなく、「View full report」で発生したイベントを確認できる。

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イベントレポートはPanda Dome(Free AntiVirus)のログのようなもので、最も多い「Synchronization」は「最新の脅威に対してクラウドと同期済み」という更新イベントで、「Computer vaccinated」は「コンピュータがワクチン接種済み」、つまりウイルスに対する保護機能の実行ログで、いずれも平常運転。

ウイルスが発見された場合は「Virus Detected (マルウェア名)」になっており、発見場所のパスが表示される。
また、マルウェア名をクリックするとPanda Securityのデータベースがブラウザで表示されるが、該当のマルウェアを検索すると、危険度などの詳細な情報を参照できるが、ページが重すぎて表示までに時間がかかるので、普通にググったほうが賢明かも。

スキャンのスケジュール設定

スケジュール設定をすることでスキャンを定期的に実行できるが、当然ながらPCが起動していることが前提なので、必ずPCを操作している時間帯か、PCの自動起動を設定する必要がある。

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スケジュールの設定は、メインメニューのシールドアイコン(Antivirus)をクリックして詳細画面の「Add schedule scan」をクリック。

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Name:設定するスケジュール名
Frequency:スキャンを実行する日時
Scan:My entry PC(Full Scan)・Critical areas・Other items(Custom Scan)から選択

「Exclusions」はスキャンから除外するファイルを指定、「Advanced」はスキャン時の高度な設定なので、特にこだわりがなければデフォルトのままでOK。

 USB自動実行の無効化

USBメモリから感染するマルウェアは、Windowsに備わっている「自動実行」を利用するので、Panda Dome(Free Antivirus) はデフォルトでUSB機器の自動実行を停止し、接続されたUSBメモリの検疫を行う。

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USBメモリをPCに接続すると、Panada Domeが検出してデバイスのスキャンを実行するか訊いてくるので「Yes」でスキャンの実行を推奨。

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スキャンが実行され、問題なければそのまま「Close」で閉じるだけ。

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メインメニューの「USB protection」を開くと「USB drive vaccination(予防接種)」の画面が開く。

上部にある「USB protection」のスイッチをオフにすると「USB protection」が無効になる。

中央にある「vaccination drive」を実行すると、対象のUSBデバイスの自動実行が無効化される。
USBドライブのスキャン実行時に「vaccination drive」を自動実行したい時は「Automatically vaccinate every USB drive・・・」の項目をオンにする。

プロセスモニター

プロセスモニターは実行中のプログラムをリアルタイムで表示する機能。

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Panda Free Antivirusが危険度レベルが中~高のものや、ブロックしたものなどが確認できる。

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「View detailed report」をクリックするとプロセス別の確認が可能。

レスキューUSBドライブの作成

無料で使用できるRescue Kitは事前に作成しておくものではなく、PCがマルウェアに感染して起動できない場合などに、別のPCで作成する「抗ウイルス薬」。

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レスキューUSBドライブを作成するには「Create rescue USB drive」をクリック。

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ユーザーアカウント制御のメッセージが出たら「はい」で許可すると、ウィザードが開始する。

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USBメモリを挿入後、「Start」をクリックするとドライブを認識するので、「Install」をクリック。
自動的にデータをダウンロードして、Boot用のUSBドライブを作成する。

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もし作成に失敗しても「Try again」で再実行すれば作成に成功することもある。
何度も失敗するようならUSBメモリを替えて再実行。

作成したUSBメモリをウイルス感染でロックされていると思われるPCに挿入し、PCを起動するとクリーナーウイザードが展開される。
ウイザードが開始せずに通常通りPCが起動するようなら、BIOSでブートデバイスの順序を変更する必要がある。

このRescue USBドライブの実行で、運が良ければウイルスが駆除されてPCのロックが解除できるが、100%駆除できるわけではないので念のため。

Panda Cloud Cleaner

Panda Cloud Cleanerは、Panda Dome(Free Antivirus)など、通常のウイルス対策ソフトでは検出できないようなマルウェアに対して、集合知に基づいたディープスキャンを行い駆除するツール。

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「Do you think this PC is infected?(このPCが感染していると思いますか?)」というタイトルで、「Detect advanced viruses(高度なウイルス検出)」というボタンがあるので、実行するならクリックする。

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ユーザーアカウント制御のメッセージが出たら「はい」で許可すると「Cloud Cleaner」がインストールされる。

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更にユーザーアカウント制御のメッセージが出るので「はい」で許可すると「Cloud Cleaner」がインストールされる。が起動する。

スキャンを実行する場合は、License Agreement(使用許諾書)を確認して「Accept and scan」をクリック。

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スキャンの進捗がプログレスバーで表示される。

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スキャンが完了すると「マルウェアと怪しいプログラム」「不明ファイルと疑わしいファイル」「システムクリーニング」の3項目で結果が表示され、より詳細な情報を確認する場合は「>」をクリック。

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検出されたファイルを削除する場合は「Clean」をクリックして完了。

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ファイルが削除されて完了。

VPN

Panda Dome(Free Antivirus)の新機能として「Hotspot Shield 」のVPNが利用可能になっている。
ただし利用可能な容量は150MBと「お試し」にもならないデータ容量になっている。

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Panda Dome(Free Antivirus)では接続先が選択できないため、メインメニューの「VPN」を開き、「Virtual Server」を「Automatic」のまま「Connect」をクリックすると最寄りのサーバへ接続する。

「Hotspot Shield 」は2017年にスマホ用のアプリ「Hotspot Shield Free VPN」が、ユーザートラフィックを広告ネットワークへルーティングしていることが話題になり、一時は信用が失墜したものの、2018年6月にプライバシーポリシーが改定され、プライバシー保護が強化されているものの、ProtonVPNなど信頼のおける無料VPNサービスは他にあるので、Panda Dome(Free Antivirus)のVPNサービスを利用するメリットはないかも。





セキュリティソフト

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