Panda Dome free antivirus のインストールと使い方

Pand-Done-icon

Panda Dome free antivirus の特徴

  • システムパフォーマンスへの影響が少ない無料のクラウド型アンチウイルスアプリ
  • リアルタイム保護・脅威のスキャンと駆除など、マルウェア対策の基本機能を利用可能
  • レスキュードライブの作成もサポート
  • パンダアカウントに設定したメールアドレスは侵害状況のチェックできる

Panda Domeは現在主流になっているクラウド型ウイルス対策ソフトの先駆けで、2010年に無料のクラウド型ウイルス対策ソフト Panda Cloud AntiVirus をリリース。 
当初は日本語に対応したページもあり、Panda Cloud AntiVirus 自体も日本語をサポートしていたが、2014年以降にリリースされている Panda Free Antivirus から日本語は未サポート。

Panda Dome free antivirus 1

2018年 3月に アプリ名を Panda Free Antivirus から Panda Dome に変更。

開発元

  • 開発元:Panda Security
  • 開発元の拠点:スペイン

ダウンロード

システム要件

  • バージョン:22.02
  • OS:Windows XP(SP3)以降
  • CPU:Intel Pentium 300MHz 以上のPC/AT互換機
  • RAM:64 MB以上(128MB推奨)
  • HDD:200MB以上の空きスペース

インストール

Panda-Dome-002

公式サイト の「Download」をクリックしてインストーラーをダウンロード。

Everything-051

ダウンロードしたインストーラーを起動し、ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。

Panda Dome free antivirus 041

セットアップウィザードが開始するので「Next」。

Panda-Dome-006

使用許諾書に問題なければ「Accept and Install」をクリック。

言語選択リストに日本語は含まれていないため「English」で設定。

panda-dome-free-autivirus-004

Operaブラウザをインストールする設定になっているので「Install Opera browser for free」のチェックを外す。

Install ~ のチェックを外すと「Next」ボタンが有効になる。

Panda Dome free antivirus 043

セットアップが完了したら「Open now」をクリック。

Panda-Dome-007

初期スキャンが開始する。

Panda-Dome-053

初期スキャンが完了すると パンダアカウント の入力を求められるが、無料版を使用する場合は「Close」で閉じても問題ない。

Panda ニュースの非表示設定

初期状態では「パンダニュース」が頻繁に表示されるため非表示にする。

Panda Dome free antivirus 049

左上の ハンバーガーボタンから SETTINGS を選択。

Panda Dome free antivirus 048

General の一番下にある Panda news を2つとも オフ にする。

Panda Dome free antivirus の使い方

Panda Dome free antivirus 046

初期状態で リアルタイム保護USBプロテクション は有効になっている。

Panda Dome free antivirus 057

ホーム画面にある ツールアイコンの シールド  をクリックすると 詳細情報を確認できる。

  • Last scan
    スキャンを実行した最終日と実施したスキャンの内容
  • Scan now
    スキャンを実行。
  • Schedule scan
    スケジュールされたスキャンの実行履歴。
  • Quarantine (検疫)
    Panda Done Free Antivirus が隔離したファイル数。
  • Events
    期間ごとの検出数 と Viruses and Spyware(ウイルス・スパイウエア), PUPs(怪しいプログラム), Other(その他), Suspicious item(疑わしいアイテム)の検出数。
  • Add schedule scan
    スキャンのスケジュール設定が可能。

スキャン

Panda Dome free antivirus 053

ウイルススキャンを実行する場合は ホームの Scan をクリック。

Panda Dome は常駐してパソコン上のアクションを監視(検疫)しているが、定期的なスキャンでの補完が推奨される。

Panda Dome free antivirus 054

スキャンは Critical areas(重要な箇所のみ)・Full Scan(完全)・Custom scan(カスタム)の 3択。

通常は Critical areas が 推奨されている。

Panda Dome free antivirus 055

スキャン中は 進捗状況のほかにスキャンしたファイル数 と Detected(検出された)ファイル数が表示され、右下の Show details をクリックすると スキャンエリアや現在のステータスを確認できる

フルスキャンで時間がかかる場合などは Shut down computer upon completion にチェックを入れておくと、スキャン終了後にパソコンをシャットダウンする。

Panda Dome free antivirus 056

Show details で表示される情報は それほど有益なものはなく、View full report で発生したイベントを確認できる。

Panda Dome free antivirus 017

イベントレポートで 最も多い Synchronization は 最新の脅威に対してクラウドと同期済み、Computer vaccinated は  コンピュータがワクチン接種済み のログなので 問題はない。

ウイルスが発見された場合は Virus Detected(マルウェア名) になり、発見場所のパスが表示される。

スキャンのスケジュール設定

panda-free058

スケジュールの設定は ホームの Antivirus(シールド)アイコン をクリックして、詳細画面の「Add schedule scan」をクリック。

panda-free059

  • Name:設定するスケジュール名
  • Frequency:スキャンを実行する日時
  • Scan:My entry PC(Full Scan)・Critical areas・Other items(Custom Scan)から選択
Exclusions は スキャンから除外するファイルを指定、Advanced は スキャン時の高度な設定。

 USB Protection – USB自動実行の無効化

USBメモリから感染するマルウェアは Windows の 自動実行 を利用するので、Panda Dome は デフォルトで USB機器の自動実行を停止し、接続されたUSBメモリの検疫を行う。

Panda-Dome-010

USBメモリをPC に接続すると Panada Dome が検出して デバイスのスキャンを実行するか訊いてくるので「Yes」で スキャンを実行。

panda-free061

スキャンが実行され 問題なければ「Close」で閉じる。

panda-free062

ホームの USB protection を開くと USB drive vaccination(予防接種)の画面が開き、中央の Vaccination drive を実行すると 対象の USBデバイスの自動実行が無効化される。

USBドライブのスキャン実行時にVaccination drive を自動実行したい時は Automatically vaccinate every USB drive inserted into the PC の項目をオンにする。

プロセスモニター

panda-free063

プロセスモニターは 実行中のプログラムをリアルタイムで表示する機能で、危険度レベルが中~高のものや、ブロックしたものなどが確認できる。

panda-free064

View detailed report をクリックすると プロセス別の確認が可能。

レスキューUSBドライブの作成

無料で使用できる Rescue Kit は 事前に作成しておくものではなく、PC がマルウェアに感染して起動できない場合などに別の PC で作成する 抗ウイルス薬

panda-free065

レスキューUSBドライブを作成するには ホームの Rescue Kit から Create rescue USB drive をクリック。

Panda-Doom-21-004

ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。

panda-free066

ウィザードが開始するので USBメモリをPC にセットして「Start」。

panda-free067

USBドライブを認識するので「Install」をクリックすると、自動的にデータをダウンロードして Boot 用の USBドライブ を作成する。

panda-free035

作成に失敗した場合「Try again」で再実行すれば作成に成功することもあるが、失敗を繰り返すするようならUSBメモリを替える。

作成した USBメモリをウイルス感染でロックされていると思われる PC にセットして PC を起動すると、クリーナーウイザードが展開される。

ウイザードが開始せずにPC が起動する場合は、BIOS / UEFI でブートデバイスの順序を変更する必要がある。

Dark Web Scanner

Dark Web Scanner は Pandaアカウント に使用したメールアドレスの侵害状況を検査する機能で、Pandaアカウントの管理画面にログインして利用する。

Panda-Doom-21-003

Dark Web Scanner を選択して「Open Dark Web Scanner」をクリック。

Panda-Doom-21-001

ブラウザが開くので アカウント情報を入力し、ダイアログが表示されたら「OK」。

Panda-Doom-21-002

表示されているアカウントの「Scan email address」で実行。

VPN

panda-free069

Panda Dome の 新機能として Hotspot Shield の VPNが利用できるが、利用可能な容量は 150 MBで、接続先のロケーションも選択できない。

関連記事
Kaspersky-Free-21-icon

Kaspersky Free のインストールと使い方

Index Kaspersky Free の特徴開発元ダウンロードシステム要件保護される主な項目インストールKaspersky Free の使い方 Kaspersky Free の特徴 マルウェアから…