無料で利用可能な パーソナルファイアウォール
ZoneAlarm Firewall は イスラエルのネットワーク・セキュリティ ベンダー Check Point Software Technologies Ltd が開発している ファイアウォールで、安全でない Wi-Fi 接続からの保護・トラフィックの監視によるスパイウェアからの保護・ルートキットからの保護などが有効になる。
ファイアウォール
ファイアウォール ( 防火壁 ) は プライベートネットワーク を 外部のネットワークから保護する シールドで、インターネット など 別のネットワークと通信を監視し 不要なトラフィック や 脅威をブロックする。
システム要件
バージョン 15.8 現在
OS:Windows 7/ 10
CPU : 2GHz 以上
RAM : 2GB 以上
ストレージ : 1.5 GB 以上の空き
.NET Framework : 3.5 以上
ソフトの入手先
ZoneAlarm Firewall のインストール
ZoneAlarm Free Firewall のインストーラーに アドウェア や スパイウェアは含まれていない。
ZoneAlarm Firewall を 他のソフトウェア ファイアウォール と同時に使用すると、競合して トラフィックの監視が ランダムに実行されるだけでなく、セキュリティレベルの低下を招く可能性がある。
ZoneAlarm Free Firewall のダウンロードページにある「 DOWMLOAD FREE 」をクリックしてインストーラーをダウンロード。
ダウンロードしたインストーラーを起動し、ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら「 はい 」で許可。
セットアップウィザードが開いたら プライバシーポリシーを確認後 Custom Install をクリック。
使用許諾書に 問題がなければ「 Agree 」。
コントロールモードは デフォルトの Set Application Control to AUTO-LEARN mode( 自動学習モード ) を選択して「 Next 」。
最大セキュリティモード :各アプリごとに手動で設定が可能。
Google Chrome がインストールされている環境では Chrome 拡張機能 のインストール画面が表示されるので、追加する場合は「 Add to Chrome 」、不要であれば「 Skip 」を選択。
Google Chrome がインストールされていなければ スキップされ、ZoneAlarm Firewall のインストールが開始する。
更新情報 や セキュリティのヒント などを メールで受け取りたい場合は メールアドレスを入力、不要な場合は 未入力で「 FINISH 」。
インストールが完了すると 自動的に Windows ファイアウォール から ZoneAlarm Free Firewall に置き換わる。
ZoneAlarm Firewall の使い方
ZoneAlarm Firewall は AUTO-LEARN mode でインストールすると 要求されたアクセスを ZoneAlarm のデータベースに照合して処理を行う Smart Defense Advisor が自動実行され、セキュリティ と 利便性 のバランスが取れた 汎用的な設定になるため 操作は不要。
ZoneAlarm Firewall をインストールすると FIREWALL と MOBILITY が有効になっているが MOBILITY の Identity Protection ( 個人情報保護 ) は サービスの提供が 米国のみのため利用できず、 Identity Protection の設定も オフになっている。
ファイアウォールの設定を確認する場合は FIREWALL の「 View Details 」をクリック。
ファイアウォールを無効にする場合は Basic Firewall の スライダーをオフにする。
セキュリティレベルの設定
パブリックネットワーク ( Public Zone ) のセキュリティレベルは High ( 高 ) 、信頼できるネットワーク ( Trusted Zone ) は Med ( 中 ) に設定されている。
ネットワーク上の他のコンピュータ や プリンタなどの共有ができず ネットワーク上にある他のデバイスからの アクセスもブロックされる。
Med :
ネットワーク上にある 他のコンピュータ や プリンタとリソースを共有でき、自動学習により使用頻度の高いプログラムを学習して 通知を最小限に抑えて 利便性を向上させる。
セキュリティレベルは Basic Firewall の ON / OFF スライダー下にある Settigs で設定を変更できる。
アプリケーション コントロール
アプリケーションコントロールでは アクセスを要求してくるアプリに対しての処理を設定する。
デフォルト設定では アラートを抑えるため プログラムのスクリーニングが完全ではない Med が選択されている。
スクリーニングの設定を Max にすると 全てのプログラムをスクリーニングするため 安全性が高くなる反面、 Smart Defense Advisor で照合できなかった アクセス要求に対して Allow ( 許可 ) / Deny ( 拒否 ) の選択を求める通知が増加する。
View Program ではアクセス許可を求めている プログラム や プロセスに対して 個別設定が可能で、必要であれば 該当項目の箇所でコンテキストメニュー ( 右クリックメニュー ) を展開して 設定を変更する。
ZoneAlarm Firewall にはプログラムが Windows や Internet Explorer の設定変更を検知する OS Firewall という機能を実装しているが、フル機能を利用する場合は ZoneAlarm Free AntiVirus のインストールが必要になる。
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