Avast Free AntiVirusのインストールと使い方


AVASTはチェコ共和国の企業で、2016年には「avast!」と同様の無料ウイルス対策ソフトを提供していたオランダのAVG Technologiesを買収し、avast!のバージョン17.1.2286からAVGの技術が取り入れられ、ウイルス対策ソフトの生命線である巨大なセンサーデータの取得を実現している。
また、2017年7月にはフリーの不要ファイルやレジストリ削除ツール「CCleaner」を提供しているイギリスのPiriformも買収しており、企業規模が拡大している。

気になる検出率や偽陽性率(誤検出率)は、同じ無料のウイルス対策ソフト「Avira」や「AVG」、「Panda Free AntiVirus」など、いずれも有料のアンチウイルスソフトに引けを取らない数値で、ずば抜けて優れているわけでも、劣っているわけでもない。
ただ、アバストは他の無料アンチウイルスソフトよりも使用できる機能が豊富で、日本語にも対応しており、インターフェイスもシンプルでわかりやすいため国内でも人気が高い。

システム要件

バージョン17.6.3625.0現在

OS:Windows XP(SP3)以降  Windows10対応(32bit & 64bit)
RAM:256MB以上
HDD:1.5GB以上の空きスペース

ソフトの入手先

アバスト 公式サイト ダウンロードページlink



アバストのインストール

セットアップはシンプルだが、デフォルト設定だと不要な機能までインストールすることになるので、カスタマイズでインストールする機能の選択を推奨。

アバストのダウンロードサイトから「無料ダウンロード」をクリックすると、インストーラーがダウンロードされる。

インストーラーを起動したら「インストール」ボタンの下にある「カスタマイズ」をクリック。

インストール先のフォルダほか、インストールする機能選択の画面になる。

「おすすめのセキュリティ」は全機能のインストール。
「最小構成」だとウイルス対策機能のみのインストール。

「プライバシー」や「パフォーマンス」は直接ウイルス対策とは関係なく、ユーティリティソフトのような便利機能。

「?」をクリックするとフランクでわかりやすい説明が表示されるので、「セキュリティ」項目も含め、不要と思う機能のチェックを外して「インストール」をクリック。

インストールが完了しても続きがるので「続ける」をクリック。

「読み飛ばすな」と記載がある通り、情報の収集について書かれてある。

一通り目を通したら「続ける」。

取り敢えず、PCだけのインストールなので「いいえ、Androidスマートフォンを保護しません」をクリック。

アバストが起動してインストール完了。

使用方法

アバストの保護はシールドと呼ばれており、ウイルスに感染したファイルのブロックのほか、ブラウジングでのフィッシング詐欺や危険サイトのブロックなど、一般的なウイルス対策のほか、WiFiのセキュリティチェック、PCの最適化などの機能がある。

一般的なウイルス対策機能はバックグラウンドで自動的に動作するので、特に必要な操作はないが、インストール直後は一通りのスキャン実行を推奨。

ネットワークスキャン

ネットワークに属しているデバイスを検査して、脆弱性を検出する機能。

アバストが起動すると、はじめにネットワークを検出するので、そのまま「ネットワークをスキャン」をクリック。

ネットワークのスキャンを実行。

検出されるのはPC・ルーター・NAS等で、パスワード未設定のようなセキュリティに問題があるデバイスが検出される。

ファイルスキャン

パソコン内のファイルをスキャンして、マルウェア、疑わしいファイル(suspicious)、怪しいプログラム(PUP)を検出する。

スキャンは左ナビゲートメニューの「プロテクション」から「アンチウイルス」を選択。

ファイルスキャンには主要なファイルのみをスキャンする「スマートスキャン」と全てのファイルをスキャンする「フルスキャン」、スキャンする項目をカスタマイズできる「その他のスキャン」がある。

また、ファイルやブラウジングを保護するシールドの設定もアンチウイルスの項目で行うようになっている。

インストール後はフルスキャンを推奨。

フルスキャン実行後、保存していた「sTab Launcher」のインストーラーにトロイの木馬が検出された。
いままで検出されたことがなかったので、該当ファイルを「Virustotal」で再検査したのが上図。

アバストとAVGはプラットフォームが同じなので、同様にトロイの木馬を検出しているが、ESETは「Babylon Toolbar」、ほか2つはアドウェアと、マルウェアが隠れているという結果で、マルウェアを検出したのは58のプログラムのうち5つだけ。

「sTab Launcher」にはESETが検出したように、セットアップ時に悪名高い「Babylon」のインストール選択項目があるものの、「sTab Launcher」自体はマルウェアではなく、さすがにトロイの木馬の検出は偽陽性の可能性が高い。
ただ、Babylonがアドウェアというよりマルウェアに近いのは事実で、当時も多くのビギナーがBabylonに悩まされていたことを考えると、仮に誤検出だとしてもビギナーにとっては安全なのかもしれない。

プライバシー

プライバシーではアバストの目玉機能の1つ「パスワードマネージャー」の設定ができる。
アバスト パスワードはWindowsではGoogle ChromeとFirefox、アバストのオリジナルブラウザ「アバストセーフゾーン」で利用可能。

「プライバシー」から「パスワード」を選択。

アバストのパスワードマネージャーを利用する場合は「今すぐ開始」をクリック。

ChromeとFirefoxで「有効化」のボタンを任意でクリック。
有効化しない時はスキップ。

「インストール」をクリックすると、Chromeの場合は「機能拡張」、Firefoxは「アドオン」が追加される。

ブラウザに保存されていたパスワードがアバストへインポートされ、「パスワード解析」をクリックすると、弱いパスワードが表示される。

アバストのパスワードマネージャーが有効になると、ブラウザのパスワード入力ボックスに鍵のアイコンが表示されるようになる。

パフォーマンス

検出結果を個別に選択できないので使い勝手が微妙だが、CCleanerのPiriformを買収したことで、今後のバージョンアップに期待できる。

「パフォーマンス」から「クリーンアップ」を選択。

「PCをチェック」をクリック。

検出結果は、「すべて解決」か「何もしない」の二択なので、スタートアップに登録されているプログラムなどで、使用したいものを除外できないのが不便。

設定

「設定」は基本的にデフォルトで問題ないが、インストール時に表示された情報送信や、デフォルトで有効になっているメールへの署名などは見直したほうが良いかも。

「一般」の最下部にある「プライバシー」が、インストール時に「読み飛ばさないで」と表示されていた箇所。
初期設定で「アバストコミュニティに参加する」と「データ共有に参加」にチェックが入っているので、データ共有を望まない場合はチェックを外しておく。
ただし、チェックを外しても「第三者とのデータ共有」がオプトアウトされるだけで、データ送信そのものが停止するわけではない。

デフォルトで有効になっている「一般」の「アバストEメール署名を有効にする」は、Thunderbirdなどのメーラーを使用してメールを送信した場合、送信メールの最下部にアバストの署名が挿入される。

「アバスト使っているんだ。。」とメールの受信者が分かる程度で実害はないものの、あまりスマートではないのでチェックは外しておいたほうが良いかも。

ただ、Gmailのようにブラウザから送信するウェブメールには署名が挿入されない。






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