CPU・メモリ・マザーボードなどのハードウェア情報表示 ツール
CPU-Z は フランスに拠点のあるソフトウェアベンダー CPUID が開発している ハードウェア検出アプリで、プロセッサのステッピング やリビジョンのほか メモリの CAS や RAS の情報なども確認できる。
システム要件
バージョン 2.0.5 現在
OS : Windows
ソフトの入手先

CPU-Z for Android の使い方
Android デバイス の システム情報を表示する 定番フリーソフト CPU-Z for Android は フランスに拠点のあるソフトウェアベンダー CPUID が開発している ハードウェア検出アプリで、デバイスの […]
CPU-Z のインストール
CPU-Z の インストーラーに アドウェア や スパイウェア は含まれていない。
CPU-Z のダウンロードページにある DOWNLOAD のメニューから「 SETUP・ENGLISH 」をクリック。
「 DOWNLOAD NOW! 」をクリックして インストーラーをダウンロード。
ダウンロードしたインストーラーを起動して、ユーザーアカウント制御 のダイアログが表示されたら「 はい 」で許可。
使用許諾書 に 問題がなければ I accept the agreement にチェックを入れて「 Next 」。
インストール先に こだわりがなければ デフォルト設定で「 Next 」。
スタートメニューの登録もデフォルトのまま「 Next 」。
デスクトップにシャートカットが不要ならチェックを外して「 Next 」。
インストールの準備が完了したので「 Install 」。
インストール完了。
日本語化
さよならストレス さんのサイトで 日本語化パッチが公開されているが、バージョン 1.94 で更新が止まっているため 最新バージョンの CPU-Z では利用不可。
ダウンロードした ZIPファイルを選択して コンテキストメニュー ( 右クリックメニュー ) から「 すべて展開 」で解凍。
使用している CPU-Z に合わせて 32bit もしくは x64 を、CPU-Z がインストールされているフォルダにコピーしてから ファイルを開く。
インストールは一瞬で完了する。
日本語化完了。
CPU-Z の使い方
CPU-Z は 起動すると ハードウェアの情報を 取得して表示する。
CPU
CPU タブでは PC が実装している CPU ( 中央演算処理装置 ) の仕様 や リアルタイムで CPUコアの 動作クロックを確認できる。
Processor
Name : 使用しているプロセッサの名称
Code Name : プロセッサ開発時のコードネーム
Max TDP : 熱設計電力 ( 発熱量の指標 )
Package : 対応しているソケット
Technology : 集積回路の線幅
Core Voltage : コア電圧
Specification : プロセッサの仕様
Family : プロセッサの世代
Model : プロセッサの設計情報
Stepping : コアのマイナーバージョンアップのステッピングナンバー
Revision : プロセッサの改訂番号
Instructions : 利用可能な拡張命令セット
Clocks
Core Speed : 現在の CPU コアの動作周波数
Multiplier : CPU のコアを何倍速で動作させているか
Bus Speed : バススピード
Cache
L1 Data : データを保存する レベル1 キャッシュ ( データキャッシュ )のサイズ
L1 Inst : プログラムを保存する レベル1 キャッシュ ( 命令キャッシュ ) のサイズ
Level 2 : レベル 2 キャッシュのサイズ
Level 3 : レベル 3 キャッシュのサイズ
Selection / Cores / Threads
Selection : 選択している CPU ソケット
Cores:プロセッサのコア数
Threads:同時に処理できるスレッド数
Motherboard
Motherboard タブは マザーボードに関する情報が表示される。
Motherboard
Manufacture : マザーボードの製造メーカー
Model : マザーボードの品名とリビジョン
BUS Specs : PCI バスの規格
Chipset : 採用しているチップセット
Southbridge : サウスブリッジの世代
LPCIO : ハードウェアのセンサーをモニタリングしているチップ
BIOS
Brand : Award や AMI などの BIOS メーカー
Version : BIOSのバージョン
Date:BIOS の最終更新日
Graphic Interface
Bus : グラフィックカードが使用している PCI-E
Current Link Width : 動作している リンク幅
Current Link Speed : 現在の リンク スピード
Memory
Memory タブでは メモリの種類 や 容量 のほか キャスレイテンシ などの情報が確認できる。
General (全般情報)
Type : メモリの種類
Channels : 動作チャンネル
Size : メモリの容量
DC Mode : メモリアクセスの状態
Uncore Frequency : CPUのコアから離れたプロセッサの動作周波数 ( 旧ノースブリッジ関連のクロック )
DDR4 は 1つの DIMM が 64bit で動作するのに対し、DDR5 は 1つのDIMM に 2 つの 32bit チャンネルがあるため CPU-Z での表記は 4 x 32 bit ( Quad ) になるが、一般的に DDR5 では 4 x 32 bit の状態が Dual Channel。
Timing (メモりタイミング)
DRAM Frequency : メモリの動作周波数
FSB:DRAM : FSB と DRAM のクロック比率
CAS #Latency : CAS レイテンシ
RAS # to CAS #Delay : RAS が送信されてから CAS が送信されるまでのクロック差
RAS #Precharge : RAS 送信終了から次に RAS 送信を開始できるようになるまでの時間
Cycle Time : RAS 送信開始から送信終了までの時間
Bank Cycle Time : RAS 送信から次の RAS 送信までに必要な時間
SPD
SPD タブでは メモリスロット毎 の メモリ容量 や メーカーなどが表示され、Memory Slot Selection のドロップダウンリスト から 表示するスロットを選択する。
Memory Slot Selection
Slot : 選択したメモリスロットのメモリ規格
Module Size : メモリモジュールのサイズ
Max Bandwidth : 最大バンド幅 ( データ転送レート )
Module Manuf : メモリモジュールの製造メーカー
DRAM Manuf : DRAM の製造メーカー
Part Number : メモリの型番
Serial Number : シリアルナンバー
Graphics
Graphicsタブでは 搭載している グラフィックカード の情報を表示する。
Display Device Selection
Display Device Selection : ディスプレイデバイスの選択 ( デバイスが1つの場合はグレーアウト )
GPU ( Graphics Processing Unit )
Name : 使用しているビデオチップの名前
Board Manuf : グラフィックボードの製造メーカー
Code Name : ビデオチップのコードネーム
Technology : プロセスルール
TDP : 熱設計電力 ( 発熱量の指標 )
Clocks
Core : GPU コアの動作周波数
Memory : GPU に搭載されているメモリの動作周波数
Memory
Size : GPU に搭載されているメモリ容量
Type : GPU に搭載されているメモリの規格
Vender : メモリの製造元
Bus Width : バス幅
Bench
Bench は Ver 1.73 から実装された機能で、参考値 Reference から 比較対象とする CPU を選択後「 Bench CPU 」で 現在のマシンと Reference で選択した CPU の数値が表示される。
テストは シングルスレッド と マルチスレッド で行われる。
シングルスレッド・マルチスレッドの項目にある Reference のチェックボックスにチェックを入れると、チェックした 参考値を 100 とした場合の指数を表示。
「 Stress CPU 」は CPU に負荷をかけるテスト。
「 Submit and Comprate 」は ベンチマークの結果を匿名で ベンチマークの検証サイト CPU-Z VALIDATOR へ登録する機能。
登録は 1回のみで 可能で、送信すると CPU-Z に ID が表示されるようになる。
https://valid.x86.fr/ 自分のID
About
About タブには 各タブで表示されている情報を テキスト や HTML で保存するツールなどがある。
Save Report
テキスト形式で保存する際は .TXT 、HTML形式で保存する場合は .HTML を選択。
Driver Update
Driver Cloud というPCのドライバを検証するサイトが表示される。
Validation
CPU-Z の結果を公開登録する機能で、 オーバークロッカーのとんでもない数値が掲載されている。
Clocks
CPU の各コアのリアルタイムのクロックスピードを表示。
Timer
システムのタイマーチェック機能。
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