スポンサーリンク

識別されていないネットワークの原因と対策

識別されていないネットワーク・デフォルトゲートウェイがない場合の対処法

PC ケースを換装した際にネットワーク設定でトラブルが発生した。
症状はポピュラーな「 識別されていないネットワーク 」で、タスクトレイのネットワークアイコンに「 ! 」が表示される。

No Network Access 001

Wi-Fi 接続だと発生する確率が高いのだが、デスクトップ PC は全て有線で静的 IP を使用しており、 DHCP で誤った IP アドレスが割り当てられることがないため、これまでルーターの不具合や天災による断線以外 通信エラーはほとんどない。

No Network Access 002

「 コントロールパネル 」の「 ネットワーク接続 」を開いても 「 識別されていないネットワーク 」と表示されている。

No Network Access 004

DHCP で IP アドレスを自動取得にしている場合、大抵は「 コントロールパネル 」の「 ネットワーク接続 」で「 ネットワークデバイスを無効 」にしてから再度「 有効 」にすれば解決する。

No Network Access 006

しかしながら静的 IP を割り当てているので デバイスを「 無効 」→「 有効 」にしても状況に変化はない。

No Network Access 007

状況が見えないので一旦、静的 IP を解除して自動取得にして「 イーサネットの状態 」から「 詳細 」を確認。

No Network Access 008

自動取得した IP アドレスが「 169.254.x.x 」の リンクローカルアドレス になっており デフォルトゲートウェイも空欄なので どうやらルーターを見失っているらしい。

リンクローカルアドレスは DHCP サーバが IP を割り当てているのではなく、 DHCP サーバが見当たらないため自己解決して 自分に IP アドレスを割り当てるもの。



1.構成の確認とデバイスの再起動

結論から先に言ってしまうと、今回の「 デフォルトゲートウェイが見つからない 」原因はマザーボードの LAN コネクタの不良だったのだが、マニュアル通りの対処法を行ったので 原因に辿り着くまではかなりの時間を要した。

ネットワークの構成は「 ルーター 」から「 WiFi ルーター 」をアクセスポイント設定で接続し、更に「 WiFi ルーター 」から「 LAN ハブ 」に接続し、問題の PC へは LAN ハブからのケーブルで接続、同じ LAN ハブに接続されている別の PC は問題なくネットワークに接続している。

2重ルーターの可能性はないのだが、念のために WiFi ルーターがアクセスポイントになっていることを確認し、パソコンからルーターへ遡るように「 PC 」→「 ハブ 」→「 アクセスポイント設定の WiFi ルーター 」→「 ルーター 」の順で各デバイスの電源を落としていく。
ルーターの電源を落としてから30秒ほど待ち、今度は「 ルーター 」から順に電源を入れていく。

No Network Access 009

最後に PC を起動してからネットワークデバイスを「 無効 」にしてから「 有効 」にして接続を確認。

2.トラブルシューティング

ルーターの電源を入れ直しても状況が改善されない場合は トラブルシューティングを試してみる。

No Network Access 010

「 コントロールパネル 」→「 ネットワークとインターネット 」→「 ネットワークの状況とタスクの表示 」→「 アダプタの設定変更 」を開き「 識別されていないネットワーク 」と表示されているデバイスを選択し、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)から「 診断 」。

No Network Access 011

診断結果と対処法が表示されるので、対応できる場合は実行してから「 問題が解決されたかどうかチェックする 」を選択。

LAN ケーブルが接続されているにも関わらず「 接続されていない 」という診断結果だったため、問題なくインターネットへアクセスしている PC の LAN ケーブルと差し替え。

No Network Access 012

別の PC ではインターネットに接続できているので ケーブルに問題がないのは明らかなのだが、診断は「 ケーブル未接続 」と「 デフォルトゲートウェイが使用できない 」という結果になった。

3.ドライバの削除

使用しているドライバに問題が生じている可能性を潰すため、一旦ドライバをアンインストールする。

No Network Access 013

「 スタート 」のコンテキストメニューを出して「 デバイスマネージャー 」を選択。

No Network Access 014

「 ネットワークアダプタ 」を展開して該当のアダプタを選択し コンテキストメニューから「 デバイスのアンインストール 」。

ドライバがアンインストールされたら PC を再起動すると削除したドライバが再インストールされるので状況を確認。

4. IP アドレスの開放と再取得

デバイスの再起動やトラブルシューティング , ドライバの削除 を行っても改善しない場合は 厄介な状況になってくる。

DHCP サーバによる IP アドレスの自動取得で 相変わらず「 169.254.x.x 」のリンクローカルアドレスを取得している場合は 取得している IP アドレスを開放して 再取得を試みる。

コマンドプロンプトを使用すると いかにもコンピュータっぽく 効果的な感じがするものの、やり方を変えているだけで「 ネットワークデバイスの無効  → 有効 」や 「ドライバの削除 」と大して変わりはない。

No Network Access 016

「 スタート 」→「 Windows システムツール 」から「 コマンドプロンプト 」を選択して コンテキストメニューの「 管理者として実行 」。

network-error019

”C:¥ Windows ¥System32>”の後に” IP config”と入力してエンターキーで 現在の状況を再確認。

network-error018

デフォルトゲートウェイに ping を飛ばしてみる。

”C:¥ Windows ¥System32>”の後に”ping”と入力して デフォルトゲートウェイの IP アドレスを入力。

エラーが返される場合 デフォルトゲートウェイに通信が到達していない。

network-error020

IP config /release と入力して 現在取得している IP アドレスを開放する。

「 IP config 」と「 /release 」の間は半角スペースを入れる。

network-error021

IP アドレスが開放されたら ” IP config /renew ” と入力して IP アドレスを再取得。

デフォルトゲートウェイへ ping が飛ばない時点で IP アドレスの再取得は難しいが、正しくデフォルトゲートウェイを認識した状態で リンクローカルアドレスを取得しているような場合は  IP アドレスの開放 と 再取得で 正しいアドレスを取得する可能性がある。

5.静的 IP を割り当てる

DHCP サーバによる IP アドレスの自動取得 に設定している場合は 静的 IP を割当てることで接続できる可能性もある。

network-error023

「 識別されていないネットワーク 」になっているデバイスのコンテキストメニューから「 プロパティ 」を選択。

network-error024

「 インターネットプロトコル バージョン 4 ( TCP/ IP v4 ) 」を選択して「 プロパティ 」をクリック。

network-error025

「 次の IP アドレスを使う 」にチェックを入れ 他のデバイスで使用されていない IP アドレス , サブネットマスク「 255.255.255.0 」, デフォルトゲートウェイには使用しているルーターの IP アドレスを入力し、DNS は「 優先 DNS サーバ 」のみ デフォルトゲートウェイと同じアドレス ( ISP の DNSサーバ ) か パブリックDNS を入力。

以上の方法を全て試しても「 識別されていないネットワーク 」のままであれば ハードウェアに問題がある可能性が高い。

network-error026

ネットの情報には「 スタート 」→「 設定 」→「 ネットワークとインターネット 」の「 接続プロパティの変更 」で「 パブリック 」から「 プライベート 」に変更する方法が紹介されているが、デフォルトゲートウェイが見つからない状態では「 接続プロパティの変更 」で上図のような「 ネットワークプロファイル 」は表示されない。

6.ハードウェア

PC 側の設定が行き詰まったら ハードウェアに原因があると仮定して問題の切り分けを行う。

不具合の可能性があるのは「 PC の LANカード や Wi-Fi の受信機 」「 LANケーブル 」「 ルーター 」「 モデム 」なので、LAN ハブを取り外して アクセスポイントから直接接続したり、新しい LAN ケーブルでルーターから直接 PC へ接続したり、可能であれば 別の PC や スマホなどで インターネットに接続できるかテストする。

同じ環境下で他のデバイスならインターネットに接続できる場合 ルーターなどのデバイスに問題が発生している可能性は低いため 真っ先に疑うべきは PC の LAN コネクタ。

PC の LAN コネクタ は 例え 昨日まで接続できていたとしても ケーブルを抜き差ししただけで 破損する可能性があるので、有線接続の場合は 新たな LAN カード や USB の LAN コネクタを用意してテストしてみる。

network-error027

LANカードなどの不具合が原因の場合は LAN カード  や 無線LAN 子機  を増設するだけで あっさりと問題が解決する。



関連記事

protonmail-icon

ProtonMail Bridge for Windows のインストールと設定

メールクライアントアプリ で ProtonMail の送受信を可能にする 機能拡張ツール ProtonMail Bridge for Windows は ProtonMail の 有料プランを契約しているユーザーに提供さ […]

google-icon

Google の 個人情報収集 と 脱Google の手引き

LineageOS で Google アプリをインストールせず にセットアップ 「 De-Google 活動 」は「 Google をネットライフから排除する 」ことを掲げた 草の根運動 で Google からの脱却と […]

Infect-icon

マルウェアの種類と概要

悪意のあるソフトウェア「 マルウェア 」の形態と種類について Malware ( マルウェア ) は Malicious softwere ( 悪意のあるソフトウェア ) の 混成語。 一般的に使用されている 広義での「 […]

protonmail-icon

ProtonMail インポートツールの使い方

Gmail や Outlook ほか IMAPプロトコル が利用可能なプロバイダから ProtonMail  へ メールをインポート 「 ProtonMail インポート アシスタント 」 は Gmail / Yhaoo […]

protonmail-icon

ProtonMail 独自ドメインの追加

ProtonMail で 独自ドメイン のメールを送受信する  ProtonMail は「 Plus 」以上の 有料プランで 独自ドメインを追加でき 暗号化される ProtonMail のメールサーバ で 独自ドメインの […]





タイトルとURLをコピーしました