Chrome OS Flex の特徴
- Googleが開発している無料の ChromeOS
- 古いパソコンを Chromebook として無償でリユースできる
- Chromium OS ベースの オペレーティングシステム CloudReady の後継 OS
- Playストアは利用不可
- 代替えストア からダウンロードした APKもインストール不可
Chrome OS Flexは、使い勝手が微妙だった初期の Chromebookと同じで、Googleのサービスやブラウザで操作できるウェブアプリの利用には適しているが、Windowsや Mac、Linuxのような汎用性はない。
- 無料の Windows代替え OSは Zorin OS のインストールと設定 を参照。
開発元
- 開発元:Google LLC
- 開発元の拠点:米国
ダウンロード
chromeウェブストア – Chromebook リカバリ ユーティリティ
CloudReadyでサポートしていた ISOイメージファイルは提供されていない。
Chrome OS Flex for free のダウンロードページ からは Chrome OS Flex for free本体のダウンロードやインストールメディアは作成できない。
システム要件
バージョン 118.0 現在
- CPU:Intel/ AMD 64-bit
- RAM:4GB 以上
- ストレージ:16GB 以上の空き
Intel の GPU [ Intel GMA 500 / 600 / 3600 / 3650 ] はサポート外
インストールメディアの作成
Chromeウェブストア から Chromebook リカバリ ユーティリティ を「Chrome に追加」で 拡張機能を追加。
拡張機能 から Chromebookリカバリ ユーティリティをクリック。
Chromebookのリカバリメディアの作成 ウィザードが起動するので「始める」。
Chromebookの識別 になるので リストからモデルを選択 をクリック。
メーカーを選択 のリストから Google Chrome OS Flex、製品を選択 のリストから Chrome OS Flexを選択して「続行」。
8GB以上 の USBメモリをパソコンにセット。
デバイスに保存されているデータは消去されるので事前に確認しておく。
使用するデバイスを選択して「続行」。
「今すぐ作成」でリカバリメディアを作成。
プログラムをダウンロード後に解凍して USBメモリに書き込みを行う。
書込みを開始する際にユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら「はい」で許可。
「完了」をクリックすると Chromebook リカバリユーティリティ が閉じる。
書込みに失敗する場合の基本的な対処法
- 別のUSBメモリを使用する。
- 別のUSBコネクタを使用する。
- 別のパソコンを使用する。
- ブラウザを管理者モードで起動する。
- Google Chromeのデベロッパー版 Chrome Canary で試行してみる。
「このファイルは無効です」 と表示される場合
ChromeOS Flex installation guide にアクセスして Dowmload from Google にある ChromeOS Flex installer image のリンクから Zipファイルをダウンロード。
Chromebookリカバリユーティリティを起動し、右上の 設定 から ローカルイメージを使用 を選択してダウンロードした Zipファイルを指定。
8GB以上の USBメモリをパソコンにセットして書込みを実行。
ChromeOS Flex のインストール
ChromeOS Flexをインストールするパソコンに作成した USBドライブをセットし、起動時にブートメニューを呼び出して USBドライブから起動。
インストーラーが起動すると、ChromeOSに組み込まれているスクリーンリーダー ChromeVox に関するダイアログが表示されるので、読み上げが不要であれば「Close」。
ChromeOS Flexのウエルカム画面が表示されたら、日本語化するため English(United States) をクリックし、言語 と キーボード を日本語 に変更して「OK」。
日本語表示になったら「始める」。
Live USB での利用は 試してみる、ストレージをフォーマットして ChromeOS Flexをインストールする場合は ChromeOS Flexをインストールを選択して「次へ」。
既存OSとのデュアルブートは未サポート。
試してみる – Live USB
Wi-Fi環境の場合はネットワークの接続設定をしてから、利用者を選択して「次へ」。
Chromebook で Googleアカウントを使用する で「次へ」をクリックし、Googleアカウントにログイン。
自動的に再起動して ChromeOS Flexが起動する。
ChromeOS Flex のインストール
Live USBでセットアップした場合はログイン画面の「ChromeOS Flex をインストール」を選択。
ChromeOS Flex のインストール画面が開くので「ChromeOS Flex をインストール」。
ストレージのデータ抹消に関するダイアログが表示されるので「インストール」で実行。
正常にインストールされていれば再起動後に ChromeOSが起動する。
ChromeOS Flexの ウエルカム画面が表示されたら LiveUSBと同じ手順でセットアップ。
利用規約に問題なければ「同意して続行」。



同じ Googleアカウントを使用している Androidデバイスが同一ネットワーク内にあると検出するので、接続する場合は「同意して続行」。


ChromeOSが起動したらインストール完了。
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