古いパソコンをリユースできる 無料の ChromeOS
Chrome OS Flex は 米国のソフトウェアベンダー Neverware ( 2020年12月に Google が買収 ) が開発した Chromium OS ベースの オペレーティングシステム CloudReady の後継で、古いパソコンを Chromebook として無償でリユースできる。
Chrome OS Flex で Playストア は利用不可。
CloudReady では 仮想環境用のイメージファイが提供されていたが Chrome OS Flex は未サポート。
システム要件
Chrome OS Flex をインストールする際には、 8 GB以上の USB フラッシュメモリ のほか、インストールメディアを作成するパソコン、Chrome OS Flex をインストールする 64-bit アーキテクチャのパソコンが必要。
Chrome OS Flex
バージョン 108. 0 現在
CPU : Intel/ AMD 64-bit
RAM:4GB 以上
ストレージ:16GB 以上の空き
Intel の GPU [ Intel GMA 500 / 600 / 3600 / 3650 ] はサポート外
ソフトの入手先
chrome ウェブストア Chromebook リカバリ ユーティリティ
Chrome OS Flex for free のダウンロードページ からは インストールガイド を確認できるが、Chrome OS Flex for free 本体のダウンロード や インストールメディアは作成できない。
インストールメディアの作成
Chromebook のリカバリーメディアを作成する ブラウザ拡張機能 Chromebook リカバリ ユーティリティ を使用して インストールメディアを作成する。
Chromeウェブストア から Chromebook リカバリ ユーティリティ を「 Chrome に追加 」で 拡張機能を追加。
拡張機能 から Chromebook リカバリ ユーティリティをクリック。
Chromebook のリカバリ メディアの作成 ウィザードが起動するので「 始める 」。
Chromebook の識別 になるので リストからモデルを選択 をクリック。
メーカーを選択 のリストから Google Chrome OS Flex、製品を選択 のリストから Chrome OS Flexを選択して「 続行 」。
8GB 以上 の USBメモリを パソコンにセット。
使用するデバイスを選択して「 続行 」。
「 今すぐ作成 」でリカバリメディアを作成。
プログラムをダウンロード後に 解凍して USB メモリに書き込みを行う。
書込みを開始する際に ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら「 はい 」で許可。
「 完了 」をクリックすると Chromebook リカバリユーティリティ が閉じる。
書込みに失敗する場合の基本的な対処法
- 別のUSBメモリを使用する。
- 別のUSBコネクタを使用する。
- 別のパソコンを使用する。
- ブラウザを管理者モードで起動する。
- Google Chromeのデベロッパー版 Chrome Canary で試行してみる。
「このファイルは無効です」 と表示される場合
Chromebook リカバリ ユーティリティがダウンロードしたイメージファイルを認識しない場合は ChromeOS Flex インストーラーイメージ を直接ダウンロードする。
ChromeOS Flex installation guide にアクセスして Dowmload from Google にある ChromeOS Flex installer image のリンクをクリックして Zipファイルをダウンロード。
Chromebook リカバリ ユーティリティを起動して 右上の 設定 から ローカルイメージを使用 を選択して ダウンロードした Zipファイルを指定。
8GB 以上 の USBメモリを パソコンにセットして 書込みを実行。
ChromeOS Flex のインストール
ChromeOS Flex をインストールするパソコンで UEFI/ BIOS を起動し、ブート設定で USBディスクを 1st Boot に設定。
USB メディアが読み込まれると ChromeOS に組み込まれている スクリーンリーダー ChromeVox に関するダイアログが表示されるので、読み上げが不要であれば「 No, continue 」。
ChromeOS Flexの ウエルカム画面が表示されたら、日本語化するため English ( United States ) をクリック。
言語 と キーボード を 日本語 に変更して「 OK 」。
日本語表示になったら「 始める 」。
Live USB で利用する場合は 試してみる、ストレージをフォーマットして ChromeOS Flex をインストールする場合は ChromeOS Flex をインストールを選択して「 次へ 」。
Live USB
試してみるを選択すると ネットワーク や Google アシスタントの設定後 に ChromeOS が起動する。
ネットワークの接続設定。
利用者を選択して「 次へ 」。
Googleアカウント でログイン。
利用規約に問題がなければ「 同意して続行 」。
デバイスの同期 に同意。
ハードウェアのデータ収集を拒否する場合は チェックを外して「 同意して続行 」。
Google アシスタント を利用する場合は 設定。
設定した Google アカウントを使用している Androidデバイス が 同一ネットワーク内にあると デバイスを検出するので、接続する場合は「 同意して続行 」。
テーマを選択。
セットアップが完了したら「 始める 」。
ChromeOS が起動する。
ChromeOS Flex のインストール
デバイスに ChromeOS Flex をインストールすると 起動時間の短縮などが期待でき、公式でも ストレージへのインストールが推奨されている。
Live USB でセットアップした場合は ログイン画面の「 ChromeOS Flex をインストール 」をクリック。
ChromeOS Flex のインストール画面が開くので「 ChromeOS Flex をインストール 」。
ストレージのデータ抹消に関するダイアログが表示されるので「 インストール 」で実行。
正常にインストールされていれば 再起動後に ChromeOS が起動する。
ChromeOS Flexの ウエルカム画面が表示されたらセットアップ。
デバイスの同期 や ハードウェアのデータ収集 の設定。
Google アシスタントの設定。
設定した Google アカウントを使用している Androidデバイス が 同一ネットワーク内にあると デバイスを検出するので、接続する場合は「 同意して続行 」。
テーマを選択。
セットアップが完了したら「 始める 」。
ChromeOS が起動する。
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