ロシアの MP3 激安サイト Golden MP3
国内で販売されている MP3 は何故か CD とほとんど同じ価格。
同じデジタルでも CD は無圧縮のリニア PCM 音源 なのに比べ、当初販売されていた MP3 は 198 kbps ~ 256 kbps が主流の圧縮音源で、中には 128kbps と音質が微妙なものもあったりした。
Amazon を見てみると国内と海外では同じアルバムでも価格設定が異なり、国内で 1曲 250円 のものが 米国では 1.29ドル。
レートにもよるが半額まではいかないものの 2 曲分の価格で 3曲 ダウンロードできる感じ。
解説書 も 和訳した歌詞カード もないのに ダウンロードする場所が異なるだけで 同じファイ ルの価格が跳ね上がる。
米国 Amazon から 直接 MP3 をダウンロード購入することはできず、ダウンロードするためには IP アドレス や 地域の偽装が必要で 非常に面倒。
JA◯◯ACがいい仕事をしているためか、海外と比較すると MP3 のみならず 国内の楽曲は異常なほど高い。
そんな理不尽さを感じていた時に見つけたのが海外激安サイト。
邦楽は調べたことがないので分からないが 洋楽 であれば国内の販売サイトよりもラインナップが豊富で、HR / HM に関して言えば 国内の販売サイトとは比較にならないほど楽曲が多い。
更に ダウンロードしたファイルには DRM ( デジタル著作権管理 ) が付いていないため 無制限にコピーが可能だったりする。
この手のダウンロードサイトは 予め指定した金額をチャージして、チャージした金額分だけファイルをダウンロードできるという仕組みになっており、チャージする金額が多いほどボーナスが加算され ダウンロードできるファイル数が増加する。
クオリティの高い Golden MP3
もともとロシアのサイトで「 GoMusicNow 」と「 Legal Sounds 」をメインに利用していたのだが「 Legal Sounds 」は 2009年 に閉鎖 , 「 GoMusicNow 」も 2013年 に閉鎖した。
在りし日の GoMusicNow。
サイトの閉鎖は突然やってくる。
「 GoMusicNow 」も「 Legal Sounds 」も MP3 のクオリティは特に問題なく 普通に利用していたのだが、サイトが閉鎖した際には チャージしていた分の残金を損失。
ただ 閉鎖までにダウンロードしたファイルを国内サイトで購入したと考えれば 不思議と腹も立たなかったりする。
「 GoMusicNow 」のサーバが突然ダウンした際には 全世界のユーザーがざわついて、掲示板などに悲痛な書き込みが溢れたのだが、その中に「 Go Music Now は Golden MP3 として再起している 」という情報があった。
早速確認してみると サイトのデザインは異なるものの 何となく似ている気もする。
GoMusicNow と大きく異なるのは ほとんどの MP3 のビットレートが 320 kbps になっていること。
支払いには PayPal も利用できるので比較的安心。
MP3 のダウンロードサイトでは老舗の「 MP3 EAGLE.COM 」のほか「 MP3 VA.com 」や「 MP3 Fiesta.com 」などあるが、この3サイトは見た目こそ違うものの 共通点が多く見受けられるので 元は同じなのかも。
「 MP3 EAGLE.COM 」では ビットレートが 198 kbps を下回るものもあれば、曲が終わっても無録音部分が1分程度続いたり、アルバムと無関係の曲が続けて入っていたり、曲にノイズが入っていたり と、しばしば残念な感じのファイルを掴まされたが、その点 Golden MP3 のクオリティは非常に高い。
ニューアルバムのアップも比較的早く メタルに関してはデビューしたばかりのバンドまでアップされているので、いわゆる「 ジャケ買い 」で新しいバンドを発掘する楽しみもある。
1枚 2000円 ほどのアルバムならジャケ買いも慎重になるが 1枚 200円 以下 なら 気になるバンドを臆すること無くダウンロードできたりする。
ただ「 Golden mp3 」が今後も安全だという保証はどこにもなく 実際にアクセスした際に「 502 Bad Gateway 」と表示されることもある。
「 502 Bad Gateway 」は サーバ間のネットワークエラーで ユーザーは回復を祈ることしか出来ない。
サイトの利用は合法か違法か
GoMusicNow と同様、Golden MP3 もロシアのサイトで 合法性 は 現在でも議論されている。
サイトは「 ロシア国内であれば合法 」という建前で運営されており、ロシア国外からのアクセスについては触れていない。
「 国内向けの合法サービスを提供していたら 海外から勝手にやってきて利用するユーザーがいる 」というのが表向きの主張らしい。
利用する場合はリスクが高いことを認識の上 自己責任でどうぞ。
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