Windows 10/ Windows 11 で 自動設定されるユーザーフォルダ名の変更方法
Windows 10 Home はバージョン 1809 からローカルアカウントが使用できなくなり、ユーザーフォルダ名は Microsoft アカウントから自動生成され、Windows 11 Home でもユーザーフォルダ名は同じように自動生成される。
ユーザーフォルダ名に使用されるのは Windows のセットアップ時に 登録した Microsoft アカウントの メールアカウント部分 の 先頭 5 文字で、システムフォルダのため フォルダ名は変更できない。
ユーザーフォルダ名の変更
中途半端なフォルダ名になっている ユーザーフォルダを 任意のフォルダ名に変更するには ローカルアカウントを追加し、新規アカウントに管理者権限を付与してから 既存の Microsoft アカウント を削除する。
既存データのバックアップ
ユーザーフォルダ のデータは Windows 10/ 11 が実装している バックアップ機能 を使用して バックアップできる。
バックアップの設定は コントロールパネル の システムとセキュリティ から バックアップと復元 ( Windows 7 ) を選択して バックアップの設定 をクリック。
バックアップファイルの保存先を指定。
バックアップの対象を指定するため 自分で選択する に変更。
デフォルトで ユーザーフォルダ がバックアップの対象になっている。
システムイメージ のバックアップ も 有効になっているので チェックを外して「 次へ 」。
「 設定を保存してバックアップを実行 」でバックアップ処理が開始する。
バックアップについての詳細は下記参照

Windows の バックアップ設定と復元方法
Windows が実装している バックアップ機能の違いと設定方法 Windows は 不測の事態に備え、システム や ユーザーファイルをロールバックできる 実用的なバックアップ機能 と 不具合を解消する 修復 や 初期化 […]
ローカルアカウントの追加
Windows にローカルアカウントを追加する。
スタート から 設定 を開き アカウント から 家族とその他のユーザー を選択。
他のユーザー で「 アカウントの追加 」をクリック。
サインインを求められるので このユーザーのサインイン情報がありません をクリック。
Microsoft アカウントを持たないユーザーを追加する を選択。
この PC を使うのはだれですか? のテキストボックスに ユーザーフォルダ名に使用する アカウント名を入力。
他のユーザー にアカウントが追加されたことを確認。
アカウントの種類の変更
追加した ローカルアカウントに 管理者権限 を付与する。
追加したアカウントをクリックして アカウントの種類の変更 を開き、アカウントの種類を 管理者 に変更。
ローカルアカウントが 管理者 になっていることを確認。
新規アカウントのセットアップ
作成したローカルアカウントにサインインしてセットアップを行う。
スタート の 電源メニュー から ログオフ を選択して 追加したローカルアカウントでサインイン。
プライバシー設定をして「 次へ 」。
Windows が起動したら C ドライブ の ユーザーフォルダ 内に ローカルアカウントの ユーザーフォルダが作成されている。
オンラインアカウントに変更
作成したローカルアカウントを オンラインアカウントに切り替えると、ローカルアカウント名の ユーザーフォルダ で Microsoft アカウントが利用可能になる。
設定 の アカウント から ユーザーの情報 を開き Microsoft アカウントでのサインインに切り替える をクリック。
Microsoft アカウントの情報を入力してサインインすると オンラインアカウントに切り替わる。
バックアップの復元 と アカウントの削除
ユーザーフォルダをバックアップしている場合は 新規アカウント でサインインした状態で ファイルの復元 を実行する。
バックアップと復元を使って Windows 7 PC からファイルを移動する
ユーザーデータの復元は コントロールパネル の システムとセキュリティ から バックアップと復元 ( Windows 7 ) を選択して 復元 の「 ファイルの復元 」をクリック。
「 フォルダを参照 」から 復元する フォルダを指定して「 次へ 」。
次の場所 で 任意の場所を指定して バックアップファイルを展開。
展開したバックアップフォルダを開くと ダイアログが表示されるので「 続行 」。
バックアップファイル内のフォルダを ユーザーフォルダ内にある 新規アカウント名のユーザーフォルダに上書きコピー。
アカウントの削除
バックアップデータを復元し Microsoft アカウントの ユーザーフォルダが不要になった場合は アカウントを削除する。
コントロールパネル から ユーザーアカウント を開き 別のアカウントの管理 を選択。
削除するアカウントを選択して アカウントの削除 をクリック。
アカウントとユーザー名フォルダを完全に削除するには「 ファイルの削除 」をクリックし、最終確認のダイアログが表示されたら「 アカウントの削除 」で実行。
アカウントが削除され、ユーザーフォルダ内には ローカルアカウントのユーザー名フォルダと パブリックフォルダ のみになる。
関連記事

Windows10/ Windows11 の Wake On Lan (WOL)設定
遠隔操作で Windows を起動させるための Wake On LAN 設定 Wake On LAN (WOL)は ネットワークアダプタ ( NIC ) が実装している機能で、マジックパケットと呼ばれる信号を NIC に […]

Windows 11 のカスタマイズ
変更された Windows 11 の UI を使い慣れた クラシックスタイルに カスタマイズ Microsoft は Windows 8 で総スカンを食らった UI の大幅な変更を Windows 11 で再び実施した。 […]

Windows 10/ 11 の クイック起動の表示方法
Windows 7 から 非表示になった クイック起動 ( クイックランチ ) の表示方法 クイック起動 ( クイックランチ ) は Windows Vista まで タスクバーに表示できた Windows が実装してい […]

Windows 10/ 11 のライセンス移行
Windows 10/ 11 搭載パソコンのハードウェア換装後の ライセンス認証 Windows 7/ 8 から 無償アップグレードした Windows 10 は 汎用プロダクトキー が使用され、アップグレード時に パソ […]

Windows 10 / 11 の セーフモード 起動方法
Windows 10 / 11 のセーフモード起動方法 と アクセス拒否で削除できないフォルダの削除 Windows 8 から 高速起動が導入されたため 従来の起動時に F8 キーの連打では セーフモード の選択画面は表 […]