IrfanViewのインストールと使い方


使いづらいWindows標準のフォトビューアーはWindows10から省かれ、Windows10では画像ファイルがDefaultでフォトというアプリで開くようになったが、これがWindowsフォトビューアー以上に使いづらい。

その使いづらいWindowsフォトビューアーの代替としては定番で、世界的に長年支持されてきたのがIrfanView(イルファンビュー)。
動作が軽いだけでなく、画像ファイルのほか、動画・音声ファイルにも対応しており、色調補正やフィルターなど簡易的なフォトレタッチやペイント機能も実装したマルチビューアーになっている。

最新のバージョン4.5からWindows9x系のサポートが終了。
32bitバージョンはWindowsストアからの入手も可能になっている。

システム要件

バージョン4.50現在

OS:Windows XP /  Vista / 7 /  8(8.1)/ 10

ソフトの入手先

IrfanView 公式ダウンロードページlink



IrfanViewのインストール

IrfanViewの公式サイトのトップページにあるダウンロードリンクはCNETのダウンロードページになっており、ダウンロードが開始すると問答無用で動画広告が音声付きで再生されるため、プラグインも同時にダウンロード可能な「FOSS HUB」の利用がオススメ。

セットアップは無関係なアプリなどのインストール項目もなくシンプルなのだが、日本語化するためのランゲージファイルを別途ダウンロードする必要がある。

左のメニューから「Download」をクリック。

ダウンロードサイト一覧が表示されるので「FOSSHUB」をクリック。

IrfanViewには32bit版と64bit版が提供されているが、公式サイトでは32bit版の使用を推奨しているので、32bit版のEXEファイルをクリックしてダウンロードする。

プラグインについてはIrfanViewに、BodyPaint 3DファイルやDXF・DWGファイル、GIMPのXCFファイルなどのファイル読み込み機能のほか、MP3の再生、Eメール機能などが追加される。
シンプルな画像ビュワーとして使用するなら必要ないが、マルチビューとして使用する場合は、使用するベースIrfanViewと同じアーキテクチャのプラグインをダウンロードする。

プラグインは実行ファイルとZIPファイルが提供されており、実行ファイル(EXE)はZIPファイルを解凍してIrfanViewのプラグインフォルダに、各プラグインのファイルをコピーする作業が自動化されたものなので、実行ファイルのほうがお手軽。

次にIrfanViewの公式サイトへ戻り、左のメニューから「IrfanView Languages」をクリックし、一覧の中から「Japanese」のInstallerもしくはZIPをクリックしてダウンロード。
プラグインと同様、Installerはランゲージファイルを所定の場所へ自動的にこぴーするもので、ZIPファイルだと解凍して手動で移動することになるので、こちらもInstallerを利用。

バージョンに関しては2017年11月末現在、日本語はバージョン4.42に対応しているが、4.5で使用しても特に問題はない。

ダウンロードしたIrfanView本体のインストーラーを起動。

ショートカットの作成と使用ユーザーを選択する。
IrfanView Thumbnailは、画像ビュワーではなく、ファイルエクスプローラーで画像をサムネイル表示するもので、IrfanViewから呼び出せるが、必要であればチェックを入れておく。

バージョン4.50についての説明が表示されるので「次へ」。

ファイルの関連付け。
※印のついているファイルはプラグインをインストールしないと読み込むことができないので、プラグインを導入するか要検討。

画像のみIrfanViewに関連付けする場合は「Images only」をクリックすればよいのだが、Windows10では規定アプリの設定が別に必要。

プログラムのインストール先はデフォルトのまま「次へ」をクリックするとインストールが開始。

日本語化

IrfanViewの本体のインストールが完了したら、続いてダウンロードした日本語ランゲージファイルのインストーラーを起動。

本体のインストール先がデフォルトのままなら、そのまま「Install」をクリック。

これで完了。

IrfanViewの上部メニューの「Options」から「Change Language」を選択。

表示されている言語から「Japanese」を選択して「OK」。

これで日本語化完了。

ZIPファイルの場合は、解凍したフォルダ内のファイルを、本体がインストールしてある「C:\Program Files (x86)\IrfanView\Languages」に移動するだけ。

プラグインの追加

敢えてIrfanViewを使用して開く必要があるのか疑問は残るが、CADのファイルなど手元にソフトがなく、ファイルを確認するる必要がある場合などには便利かも。

プラグインもインストーラーを起動して「次へ」をクリックするだけ。
プラグイン用のファイルが本体のプラグインフォルダへ追加されて完了。

ZIPファイルの場合は、解凍したフォルダ内のファイルを
C:\Program Files (x86)\IrfanView\Pluginsに移動する。

使用方法

セットアップ時にファイルの関連付けを行った場合、Windows7では画像ファイルをクリックするとIrfanViewが開くが、Windows10では規定のアプリに設定が必要。

Windows10ではIrfanViewをインストールしたらPCを再起動し、「スタートメニュー」→「設定」→「アプリ」→「規定のアプリ」を開き、「フォトビューアー」の箇所をクリックして一覧からIrfanViewを選択。

これでフォトビュアーとしてIrfanViewが規定のアプリになる。

規定のアプリに設定さえすれば、画像ファイルをクリックするとIrfanViewで開くので、画像ビューアーとしてシンプルに利用できる。

プラグインがインストールされた環境なら、DXFファイルも開くことが可能。

メニューアイコンは「開く」「スライドショー」「保存」「印刷」「削除」「選択範囲の切取り」「コピー」「貼付け」「元に戻す」「情報」「倍率」「拡大」「縮小」「前へ」「次へ」「前のページ」「次のページ」「基本設定」と、使用頻度の高い操作がコンパクトにまとめられている。

複数の画像ファイルがある場合、「前へ」「次へ」のアイコン操作のほか、マウスのホイールでも画像を移動することが可能で、拡大縮小はキーボードの「+」および「-」、ズームの固定は「Shift + L」、その他のカット・アンド・ペースト、印刷など一般的なショートカットキーのほか、多くのショートカットキーが用意されている。

画像の回転や反転(ミラー)などはメニューの「画像」から選択可能だが、左回転「L」、右回転「R」はショートカットキーが便利。

新規画像

IrfanViewはビューアーなのだが、新規画像の作成にも対応している。

メニューの「画像」から「新規作成」を選択するか、「Shift + N」のキーを押す。

画像のサイズなどを指定するウインドウが開くので任意に設定して「OK」。
画像の幅・高さに関しては、貼り付けるデータサイズに自動的に調整されるので適当で問題ない。

指定した背景色の画像が作成されるので、クリップボードにコピーしたデータを貼り付けるなどの編集が可能。
ただし、この状態では画像は保存されていないため、編集後は「上書き保存」もしくは「名前を付けて保存」の操作が必要。

切り取りと切り出し(トリミング)

IrfanViewでは、選択範囲の切り出し(トリミング)と、選択範囲の切り取り(カット)編集ができる。

画像をトリミングする場合は、カーソルで切り出しする範囲をドラッグすると範囲選択のラインが表示される。

上部メニューの「編集」から「選択範囲を切り出す」を選択するか、「Ctrl + Y」のキーを押す。

トリミングが実行される。
この時点では元画像が変更されているわけではなく、「上書き保存」もしくは「名前を付けて保存」の操作が必要。

画像のサイズを変更せず選択範囲以外を削除する場合は、範囲選択後にメニューの「編集」から「選択範囲以外を削除」。

選択範囲を切り取るには、範囲選択後にメニューの「編集」から「範囲選択の切り取り」を選択するか、「Ctrl + X」のキーを押すと、切り取った部分がクリップボードへコピーされるので、新規画像を作成して貼り付けることもできる。

この操作も保存しない限り元画像は変更されない。

サムネイル表示

IrfanViewにはビューアーとは別に、ファイルをサムネイル表示するエクスプローラー機能を実装しており、メニューの「ファイル」から「サムネイル」を選択するか、キーボードの「T」でサムネイルを呼び出せる。

画像ファイルのサムネイル表示であればWindowsの標準エクスプローラーでも可能だが、IrfanViewのサムネイルは次項目のスライドショーやファイル形式の変換など、複数のファイルを選択する際に便利。

スライドショー

IrfanViewのスライドショーは、ファイルをリストに追加してスライドショーを実行するタイプと、現在表示されているファイルが格納されているフォルダ内のファイルでスライドショーを実行するタイプがある。

表示しているファイルが格納されているフォルダ内のファイルでスライドショーを開始するには、メニューの「ファイル」から「現在のファイルリストでスライドショーを実行」を選択するか、「Ctrl + W」のキーを押す。

スライドショーを停止する場合は「ESC」キーを押す。

スライドショーの表示時間などの設定は、上部メニューの「ファイル」から「スライドショー」で設定画面が開く。

スライドショーの設定画面では、スライドショーのリストが作成でき、上部のエクスプローラーでファイルを選択して、「追加」「除外」などのボタンを使用して作成する。

IrfanViewサムネイルでも、画像を選択してコンテキストメニュー(右クリックメニュー)でスライドショーのリストに追加が可能。

リサイズ

画像のサイズを任意に変換(リサイズ)することも可能だが、一括変換や複数のファイルを選択しての変換はできない。

画像を表示した状態で上部メニューの「画像」から「リサイズ/リサンプル」を選択するか、「Ctrl + R」キーを押す。

リサイズの設定画面が開くので任意のサイズを指定して「OK」。

複数の画像をリサイズする場合は、Ralphaのほうが使い勝手が良いかも。

ファイル形式・ファイル名の一括変換

IrfanViewではファイル形式やファイル名の一括変換が可能で、上部メニューの「ファイル」から「形式/名前の一括変換」で設定画面を呼び出せる。

設定画面はスライドショーと同様で、右ペインで変換するファイルを追加し、左ペインで変換設定を行う。

変換できるフォーマットはBMPやGIF、JPG、PNG、PDFなどで、出力するファイル形式をドロップダウンリストから選択する。

保存先を指定して「実行」をクリックすると、指定の保存先へファイルが変換される。

ファイルのリネームを実行する場合は、「ファイル名の一括変換」にチェックを入れ、「名前の形式」の「設定」を開く。

元のファイル名の一部を修正する場合は、「名前の形式」に「$N」と入力し、置換文字列を指定する。
新たなファイル名と連番をつける場合は、ファイル名を入力した後に「#」を桁数分追加する。

設定が完了したら「OK」をクリック。

変換を実行する前に、変換テストを行うことができるので、設定後に「ファイル名の変更をテスト」をクリック。

変換状態を見て問題なければ「実行」。

ファイルの追加もスライドショーと同じで、IrfanViewサムネイルから実行可能。

フォトレタッチ・ペイント

レタッチ機能としてはグレースケール、自動色調補正や赤目軽減、シャープなど手軽な画像補正のほか、任意の数値を指定できる色調補正も可能。
ペイント機能は多機能ではないものの、矢印や文字の書き込みが行える。

レタッチは上部メニューの「画像」から選択。

ペイントツールは上部メニューの「編集」から「ペイントツールを表示」を選択するか、「F12」キーを押す。

ペイントツールが表示される。

使用している日本語のランゲージファイルがバージョン4.50に対応していないため、ツールの起動時にエラーメッセージが出るが、機能そのものに支障はない。

この他にも「テキストの挿入」や、任意の画像を指定したウォーターマーク(透かし)の挿入、スキャナーからの画像取り込みなど、豊富な機能を備えている。






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