PhotoScape X のインストールと使い方

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簡単操作で高度な加工ができる多機能の無料フォトレタッチソフト

PhotoScape X は 画像ビューア ・ 画像編集 ・ コラージュ ・ GIFアニメの作成 ・ RAW ファイルの一括変換 などの基本機能が無料で利用できる 日本語をサポートした PC ビギナーに優しい画像エディタ。
画像を装飾するフレームやステッカーなども用意されており、本格的なレタッチから オモシロ加工まで幅広く使用できる。

前バージョンの PhotoScape 3.7 からユーザーインターフェイスが大きく変更され、クリエイティブアプリで主流になっているダークモードがデフォルトになり、より直感的に操作できるようになっている。

有料の PhotoScape X Pro は利用できるステッカーやフレーム、フィルターなどが大幅に増加するが、基本機能はすべて無料で利用可能。

システム要件

バージョン3.0.3 現在

OS:Windows  10 ( 1709 以降 )
CPU:64ビットをサポートするプロセッサ

Windows XP ~ Windows 8.1 は PhotoScape 3.7 を利用

ソフトの入手先

PhotoScape X ダウンロードページlink



PhotoScape X のインストール

PhotoScape X は Microsoft ストア でのみ提供されているため、インストールする際は Microsoft ストア から行う。

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直接 Microsoft ストアで PhotoScape X を検索するか、 PhotoScape X の公式サイトから「 Download 」をクリック。

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ブラウザが開くのでPhotoScape Xを「 入手 」。

「 Microsoft Store を開きますか? 」というダイアログが表示されるので「 Microsoft Store を開く 」を選択。

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「 インストール 」をクリックすると自動的にプログラムのダウンロードとインストールが開始する。

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インストールが完了したら「 起動 」をクリック。

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PhotoScape Xが起動したらインストール完了。

PhotoScape X の使い方

PhotoScape X の主な機能は 「 ビューア 」「 レタッチ 」「 エディタ 」で、レタッチとエディタについては、ホーム画面でメニューの場所とチュートリアルを確認できる。

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「 ホーム 」は上部メニューバーにあるPhotoScape Xのアイコンをクリックすると表示される。

ホーム画面は左ペインがメニューリスト、右ペインでは該当機能の「 Location(場所) 」が表示されており、「 再生アイコン(▶) 」をクリックすると動画のチュートリアルが開く。

再生アイコンの部分に「 Get PRO version 」と表記されているものは有料機能のため、無料版では使用不可。

写真ビュアー

メニューでは「 写真ビュアー 」と表記されているが、PhotoScape Xは画像ファイルだけでなく、動画・音声ファイルも再生できる。

画像・動画・音声ともに主要なフォーマットはサポートしており、画像はデジカメの RAW ファイルの読み込みも可能。

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上部メニューバーから「 写真ビュアー 」を選択し、左ペインに表示されるファイルエクスプローラーで画像が保存されているフォルダを指定すると、右ペインにフォルダ内の画像がサムネイル表示される。

右ペインのサムネイル表示は、右上の「 グリット表示 」「 リスト表示 」「 ルーペ表示 」「 全体画面で見る 」のアイコンで切り替えが可能。

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画像ファイルが写真の場合は、選択している画像の EXIF情報が下部に表示され、スライドバーでは画像の表示倍率を変更することができる。

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サムネイル画像をダブルクリックすると「 ルーペ表示 」に切り替わる。

スライドバーで表示倍率を上げると右下に現在表示されている箇所が表示され、ドラッグすることで表示箇所を移動できる。

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スライドショーなどはコンテキストメニュー(右クリックメニュー)から実行可能で、スライドショーで表示されている画像をダブルクリックするか、右上にマウスオーバーで表示される「 X 」をクリックすると終了する。

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スライドショーの表示速度や切り替え時のエフェクトなどは下部のギアアイコンから設定できる。

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スライドショー実行中にクリックすると、表示画像の詳細なEXIF情報を確認できる。

写真編集

写真編集では レタッチ のほか、テキストや図形の挿入、ステッカー・フレーム装飾、サイズ変更、クロップ処理などができる。

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画像のレタッチなどを行うには、上部メニューバーの「 写真編集 」を選択して、左ペインのファイルエクスプローラーから任意のファイルを選択。
もしくは任意の画像ファイルをドラッグ・アンド・ドロップするか、下部メニューの「 開く 」からファイルを指定。

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レタッチや編集は右上のメニューから選択。

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下部にある操作メニューは「 編集 」メニュー共通。

復帰:適用したすべての処理を破棄して原本の状態に戻す

取り消し:直前の操作を取り消す

やり直す:直前に行った「 復帰 」「 取り消し 」の操作を無効にする

原本比較:クリックすると原本が表示される

比較:クリックすると直前に行った処理の前の画像が表示される

開く:新規 画像ファイルを開く

保存:画像ファイルを保存する

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「 保存 」をクリックすると上書き保存。

「 指定されたフォルダに保存 」はファイル名を変更せず、任意の場所へ保存する。

「 別名で保存 」はファイル名やファイル形式を変更して任意の場所に保存する。

「 原本の写真をバックアップします 」にチェックが入っていると、原本を上書き保存した際に ピクチャフォルダ内の PhotoScapeフォルダに原本が自動保存される。

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「 別名で保存 」で変更できるファイル形式は PNG / GIF / BMP / TIFF で、「 ファイルの種類 」で変更する。

編集

画像の回転・反転・角度修正・リサイズ・切り抜きのほか、各種フィルタの適用などが行える基本メニュー。

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上部のアイコンは、左90度・右90度・任意の角度に回転・角度補正・垂直反転・水平反転 。

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角度補正は斜めに写っている被写体や風景などを水平にすることができ、「 原本と写真のサイスの維持 」にチェックが入っていると、補正角度に応じて画像が拡大され、チェックを外すと補正角度に応じて画像サイズが縮小する。

補正処理は「 適用 」をクリックして確定。

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画像のリサイズや簡易色調補正は基本メニューから操作できる。

サイズ変更

「 サイズ変更 」では画像を任意の解像度に変更。

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単位は「 ピクセル 」「 インチ 」「 cm 」があり、インチと cm は解像度のリストが使用可能。
サイズは幅・高さの数値入力のほか、比率での指定もできる。

再サンプル(画像解像度のリサンプル)は「 基本 」のほかに「 シャープ 」「 ニアレストネイバー法 」があり、ニアレストネイバー法は拡大縮小時に補正が行われないため、画質優先で拡大する場合はデフォルトの「 基本 」、縮小する場合は「 基本 」もしくは「 シャープ 」を使用。

切り抜き

「 切り抜き 」は一般的な画像のクロップのほか「 遠近法切り抜き 」「 円形切り抜き 」がある。

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「 円形切り抜き 」では用意されたテンプレートを背景に設定することもできる。

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円形切り抜きで背景を透明化する場合は右端の市松模様を選択。

ミニチュア

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画像に ボケ味 を追加する場合は「 ミニチュア 」で焦点が合った範囲を指定。

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上が原本、下がミニチュア適用後の画像。

ターゲット範囲を中心に全体にボケ味が出る。

マジックカラー

マジックカラー は色調とコントラストを自動調整して「 鮮やかな 」画質にする色補正。

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マジックカラー を選択すると画像全体の色調とコントラストが調整される。

色調は「 マジックカラー 」のスライドバー、コントラストは「 マジックカラー (明るい) 」のスライドバーで調整する。

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部分的に マジックカラー を使用する場合は、 マジックカラー を適用する範囲に マスク を掛ける。

マジックカラー が画像全体に適用されている状態で「 マスク 」をクリックすると、画像全体への効果が解除され、 マスク の部分のみに効果が適用される。
また「 マスク を反転 」で選択範囲が逆転する。

マスク は円形、逆三角などがテンプレートで用意されており、ブラシで自由に マスク を掛けることができる。

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実際の色調は原本が実物に近いのだが、 マジックカラー を適用すると見栄えが良くなる。

ブルーム

ブルームは「 輝き 」を追加するフィルタ。

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ブルームも マジックカラー と同様、画像全体と マスク での部分適用が可能。

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簡単に指定した範囲を輝かせることができる。

HDR

HDR は 擬似的にハイダイナミックレンジ合成を適用するもので、画像の明暗差が広がり、はっきりとした画像になる。

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HDR も画像全体と マスク による部分適用が可能。

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明暗の差が拡大することでメリハリのある画質になる。

グレースケール・セピア・ネガ

グレースケールやセピア、ネガなどの効果はクリックするだけで適用され、効果は重複させたりミックスさせることが可能。

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無彩色・セピア・バンディクートをミックスさせることで、セピア単体の効果よりも明暗のある画像に仕上げたりできる。

調整

「 調整 」では自動カラー補正・自動レベル補正・自動コントラストのほか、シャープ・ぼかし・ノイズ・フィルムグレイン・ホワイトバランスなど、一般的なレタッチソフトに実装されているフィルタが選択可能。

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各フィルタは マジックカラー やブルームなどと同様、画像全体もしくは マスク を使用してフィルタを適用する。

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「 調整 」にはいわゆるデジタルファンデーションと呼ばれる「 きれいな肌 」というフィルタもあったりする。

マスク を使用して肌の部分のみに適用すると、すっぴんでも毛穴一つ無い絹のような肌が出来上がり。

効果

「 効果 」はモザイクやエンボス、すりガラスなどのフィルタで、使用方法は調整と同じ。

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モザイクなどは基本的に マスク を使用する。

変形

「 変形 」ではテキストの切り抜きや3D加工などが行える。

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背景を透明化すると素材として用途が広がったりする。

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「 文字 マスク 」を使用すると簡単に切り抜き文字が作成できる。

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「 変形 」の「 反射 」で生成された箇所に マスク を掛け、「 効果 」の「 水中 」でゆらぎを与え、原本の部分に マスク を掛けて HDR 、水面の下部分のみにブルームを適用して保存。
更に水面の部分に「 文字 マスク 」を使用して切り抜き文字を作成して、 HDR を適用後に別名で保存。
水面の画像を呼び出して「 挿入 」から切り抜き文字を重ねると上図のような感じの画像が作れたりする。

カラー

「 カラー 」では「 編集 」の HDR や 自動カラー補正、自動コントラストなどをより詳細に設定できる。

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自動補正も「 弱・中・強 」の3段階になっており、 マジックカラー ・ HDR の適用時も彩度や色温度などのほか、露光量やガンマ補正などの設定ができる。

フィルム調

「 フィルム調 」ではテンプレートから効果を選択すること簡単に「 フィルム写真 」のような加工が可能。

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各フィルタを合成させる場合は「 適用 」で効果を確定した後、別の効果を選択する。

「 光 」ではカメラで撮影した際に光が拡散して映り込む「 ライトリーク (光漏れ) 」のほか、レンズフレアやライト効果を付けることができる。

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ライトリーク は光がぼけて幻想的な雰囲気を醸し出す、クリスマスシーズンによく見る感じの効果。

フレーム

フレームは画像にフレームを追加したり、テンプレートの形に切り抜いたりする効果。

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シェイプではテンプレートの型に合わせて画像の切り抜きが行えるが、ハート型や星型など人気がある型は有料バージョンでのみ利用可能。

挿入

「 挿入 」では ステッカー・画像・図形・テキスト・モザイクなどが追加できる。

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SNSなどに投稿する際のお遊び系装飾が一通り可能になっている。

道具

「 道具 」では画像への書き込みや、画像の消去のほか、赤目補正や汚れ除去などがあり、中でも 不要なものを消すことができる「 スポット修正ブラシ 」が優秀。

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「 道具 」から「 スポット修正ブラシ 」を選択。

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消したい部分に マスク を掛ける。

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マスク の部分が消えてなくなる。

ただ、この処理は周囲の画像を認識して マスク 部分に補完しているため、画像によっては上手く消せなかったり、スポット修正ブラシの処理を繰り返す必要がある。

カットアウト

カットアウトでは画像の一部分を任意の切り取ることができ、背景を消したいときなどに使用する。

カットアウトの方法は「 マジック消しゴム 」「 なげなわ 」「 ブラシ 」の3種。

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マジック消しゴム はクリックした部分のドットと同じか、近い色が自動的に選択される。
近い色の範囲は「 許容値 」で調整。

マジック消しゴム はクロマキー合成のように被写体と背景がはっきりを分かれている画像であれば有効だが、背景と被写体に含まれる色が似ていると使いづらい。

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背景の消去で最も確実なのは「 パス切り 」で、 PhotoScape X では「 なげなわ 」の「 パスを閉じる 」のチェックを外して無効化することで、パス切りと似たような処理が可能になる。

ただし、一般的なパスのようにベジェ曲線ではなく、あくまで「 なげなわ 」なので切り取る範囲をドラッグで囲んでいく。

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始点と終点を重ねると マスク が掛かる。

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マスク を反転させると「 なげなわ 」で囲んだ部分が切り抜かれるので、PNGやGIFなど透明化をサポートしたファイル形式で保存。

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「 ブラシ 」はダイレクトに マスク を掛けていくツールで、大雑把に切り抜く時は便利だが、マウス操作では「 なげなわ 」のように境界を縁取りしていくのは難しい。

一括編集

一括編集は「 切り抜き 」「 サイズ変更 」「 色調補正 」「 フィルター 」などの効果を一括して適用する。

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一括編集では同じ処理を行う画像を複数追加できる。

コラージュ

「 コラージュ 」は2枚~10枚の画像をテンプレートに合わせて合成が可能。

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使用する画像枚数に合ったテンプレートを選択し、それぞれの枠に画像をドラッグして追加していく。

連結

「 連結 」は複数の画像を1つの画像としてまとめるもので、コラージュに似ているが、並びが「 水平 」「 垂直 」「 タイル 」の3種で、画像サイズも「 幅の指定 」「 原本サイズ 」などの設定が可能。

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「 水平 」「 垂直 」「 タイル 」から任意のタイプを選択し、画像を追加していく。

GIFアニメ

「 GIFアニメ 」は複数の画像を結合してアニメーションを作成する機能。

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アニメーションに使用する画像を追加し、表示時間やトランザクション(画像切り替え時のエフェクト)、出力する画像解像度を設定。

表示時間やトランザクションは画像単体でも設定でき、常に表示されるテキストの挿入も可能。
画像解像度はリスト以外に直接入力もできる。

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簡易スライドショーの他、びっくり画像などにも使えたりする。

道具

「 道具 」は直訳されているが、スクリーンショットや色検出、ファイルのリネームなどのツールで、画像エディタとは直接関係のない機能。

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「 道具 」から使用する機能を選択。

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画面キャプチャー(スクリーンショット)は、Windows が実装している Snipping Tool とほぼ同じ機能があり、全画面・指定ウインドウ・範囲指定のほか、タイマーが使用できる。

タイマーキャプチャーは10秒後に「 画面キャプチャー 」のウインドウが表示されている画面がフルスクリーンでキャプチャされる。

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「 色検出 」はマウスカーソルがある部分の色を RGB や CMYK などのカラーコードで確認できる。

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原本のファイル名に連番を付けたり、「 固定のファイル名+連番 」にする場合などは「 詳細設定 」で行う。





画像エディタ

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