Audacity – Audio software のインストールと使い方

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音声ファイルの編集・エンコード・エフェクトなどが可能な波形編集タイプの多機能ソフト

Audacity は オープンソースで開発されている 日本語をサポートした 波形編集タイプの多機能 オーディオソフトで、インターフェイスもわかりやすく 細かい編集作業も可能になっており、お手軽なビギナー向けアプリ以上、プロ仕様アプリ未満の編集作業に最適。

システム要件

バージョン 2. 3. 3 現在

OS:Windows 7 / 8 ( 8.1 ) / 10 ( 32 & 64bit )
CPU:Intel / AMD 1 GHz 以上の PC / AT 互換機 ( 推奨 2 GHz 以上 )  ※ SSE2のサポート
RAM:2 GB 以上 ( 推奨 4GB 以上 )

※ SSE2 は CPU が実装してる「 拡張命令セット 」で  2003年以降にリリースされた CPU でサポートされている。

ソフトの入手先

Audacity  公式サイトlink

FOSSHUB Audacity ダウンロードページlink

Audacity 用 FFmpeg / LAME のダウンロードページlink



Audacity のインストール

Audacity は FOSSHUB で公開されており、公式サイトのダウンロードリンクも FOSSHUB に飛ぶので、直接 FOSSHUB からインストーラーをダウンロードする。

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ダウンロードページにある「 Audacity Windows Installer 」をクリックしてインストーラーをダウンロード。

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ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら「 はい 」で許可。

 

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言語選択は「 日本語 」のまま「 OK 」。

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セットアップウィザードが開始するので「 次へ 」。

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「 Audacity は オープンソースのフリーソフトで GNU 一般公衆利用許諾契約書 ( GPL ) のバージョン 2 の条件に基づいて使用許諾されています。」という内容の事が書かれてあるので「 次へ 」。

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インストール先の指定。
特にこだわりがなければデフォルトのまま「 次へ 」。

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デスクトップにアイコンを作成したくない時はチェックを外して「 次へ 」。

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設定を確認して「 インストール 」。

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使用許諾書 や 旧バージョンからの変更点などが「 情報 」として表示されるので 確認して「 次へ 」。

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セットアップが終了したら「 完了 」。

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Audacity が起動して ウエルカム画面が開くので、次回起動時からウエルカム画面をスキップする場合は「 次回からは起動時に表示しない 」にチェックを入れて「 OK 」。

FFMpeg のインストール

取り込み可能なファイルフォーマットを拡張するため FFMpeg をインストールする。

高音質で定評のある MP3 エンコーダー LAME は 現バージョン ( 2. 3. 3 ) では Audacity にビルトインされている。

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Audacity を起動して 上部メニューバーの「 編集 」から「 環境設定 」を選択。

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左ナビゲーションメニューの「 ライブラリ 」を選択して「 FFmpeg 取り込み / 書き込み ライブラリ 」の項目を確認。

「 FFmpeg ライブラリが見つかりません 」と表示されている場合は Audacity を終了した後、 下記の 「 FFmpeg for Windows and latest Audacity versions ダウンロードページ 」からFFmpeg のインストーラーをダウンロードする。

FFmpeg for Windows and latest Audacity versions ダウンロードページ link

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「 FFmpeg for Windows and latest Audacity versions  」にある 「ffmpeg-win-x.x.x.exe」のリンクをクリックしてインストーラーをダウンロードする。

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ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら「 はい 」で許可。

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言語選択は「 日本語 」が選択されているので「 OK 」。

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セットアップウィザードが開始するので「 次へ 」。

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使用許諾契約書 が表示されるので 確認して問題無ければ「 次へ 」。

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インストール先の指定。
特にこだわりがなければデフォルトのまま「 次へ 」。

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「 インストール 」をクリック。

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FFmpeg のセットアップが完了。

Audacity の使い方

音声の波形は 縦軸が振幅、横軸は時間 になっており、波動の振動(振幅)を時間の変化で表すグラフになる。
この波形を全体もしくは部分的に編集することで音声データを加工していく。

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Audacity の波形は 薄いブルーと濃いブルーで表示され、薄いブルーは「 平均値」, 濃いブルーは「 最大値 」を表しており、波形が赤くなっている部分は「クリップ ( 限界値超過による歪み )」、いわゆる「音割れ」している箇所になる。

Audacity の初期設定で使用されている単位は db ( デシベル ) 。
デシベルは比較するために用いられる単位で 0 dbは1倍 , 20 db が 10 倍 , 40 db が 100 倍 といった比率になり、基準値を決めることでその基準値に対して何倍なのかを表す。

音声ファイルの取り込み

Audacity がデフォルトで取り込み可能な音声ファイルは WAV , AIFF , Ogg Vorbis , FLAC , MP2 , MP3。
FFmpeg をインストールしていれば AC3 , M4A , MP4 , WMA の他、AVI や MP4 などのビデオファイルからの音声取り込みも可能になる。

ただし CD 音源を直接取り込むことはできないため、CD 音源を編集する場合は Music Bee  などで MP3 や WAV ファイルに CD 音源を変換し、変換したファイルを Audacity を使用して編集することになる。

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ファイルの取り込みは Audacity に ファイルを ドラッグ・アンド・ドロップ するか、上部メニューバーの「ファイル」→「取り込み」→「オーディオの取り込み」で取り込む音声ファイルを指定する。

同時に複数の音声ファイルを取り込むことも可能。

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ファイルが ステレオの場合は波形が 2 つ表示され、上が左チャンネル , 下が右チャンネルになる。

録音

Audacity を起動すると接続されている スピーカー とマイクを自動認識するので、使用するデバイスをドロップダウンリストから選択する。

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MME は Multi Media Extension のことで Windows に搭載されている 音声・動画 を取り扱うドライバ。
Windows Directsound は DirectX の音声の入出力を扱う部分。
WASAPI は Vista から実装されたオーディオ API。

デフォルトでは MME は すべてのオーディオデバイスと互換性があるので 最も無難な選択肢になる。
Directsound は MME よりレイテンシが低く、WSAPI はループバック録音に適している。

レイテンシとは要求に対して返答が来るまでの遅延時間のことで、レイテンシが低いほど処理が早い。

ループバック録音とは PC で再生している音声を録音することで、メディアプレイヤーで再生している音声や YouTube など動画再生時の音声を録音する際に使用する。

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マイクを接続して 使用するドライバとデバイス、録音チャンネルを選択したら、右上にあるマイク アイコンの「モニタを開始」をクリック。

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マイクが正常に動作していれば録音レベルが確認できる。

録音は 0 db が最大レベルになっており、録音時の信号レベルが 0 db を超えるとクリップ(音割れ)するため、信号レベルの最大値が 0 db 以下に収まるよう調整が必要。

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マイク入力のボリュームはマイクアイコンのスライダーを移動して調整。

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録音ボタンを押すと録音が開始する。

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後からカット編集が可能なので、録音ボタンを押して録音を開始してから 録音する音源を再生する。

録音中は波形が再生した音源に合わせて表示されていく。

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録音が完了したらの停止ボタンを押し、部分選択する場合は波形上で選択範囲をドラッグする。
選択範囲を解除する際は 波形状でクリック。

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ファイルへの出力は「ファイル」→「書き出し」から「 選択した音声の書き出し」を選択。

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「 ファイルの種類 」で出力するファイルフォーマットを選択。

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選択したファイルフォーマットに応じた設定項目が表示されるので ビットレートなどの設定を行ってから名前を付けて「 保存 」。

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部分選択せずに音声全体を書き出す場合は「ファイル」→「書き出し」で ファイル形式を MP3 , WAV , OGG から選択するか「 音声の書き出し 」を選択。

「 音声の書き出し 」は「 選択した音声の書き出し」と同様、出力するファイル形式を選択してから設定を行い「保存」する。

ループバック録音

Windows Vista 以降の OS ならドライバで「 Windows WASAPI 」が使用可能で デバイス からマイクの他に スピーカーなどが選択可能になる。

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再生している YouTube などの音声を録音する場合は「スピーカー」を選択。

録音する音声を再生してデバイスを変更し、マイクモニタが動作するデバイスなら録音が可能。

無音ファイルの作成

Audacityでは無音ファイルが簡単に作成できる。

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上部メニューの「ジェネレーター」から「無音」を選択。

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作成する無音ファイルの時間を設定して「OK」。

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任意のファイルフォーマットで出力する。

編集

Audacity での編集は波形で行い、基本操作は「 ドラッグで 選択 」と「カットアンドペースト」。

波形の拡大

波形は拡大 もしくは表示領域を大きくすることが可能。

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波形の時間軸を拡大縮小は「 表示 」→「 拡大 」 または「 縮小 」を選択。

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初期表示は 1目盛 25秒になっているが 拡大することで 1目盛を 0.5 秒以下にすることも可能。

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振幅の表示の拡大縮小は、振幅の目盛り部分でコンテキストメニュー ( 右クリックメニュー ) を展開して「 拡大 」もしくは「 縮小 」を選択。

「 拡大をリセット 」でデフォルト表示に戻る。

選択範囲の削除とトリミング

不要な部分を削除する場合は 削除する範囲を選択し「 編集 」→「 削除 」または「 Ctrl+K 」で削除する。

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削除すると選択範囲がカットされ尺が短くなる。

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尺を短くせずに選択範囲を削除する場合は「 編集 」→「 特殊な削除・切り取り」から「 分割して削除 」を選択。

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選択範囲を 無音にする場合は「 編集 」→「 特殊な削除・切り取り」から「 無音化 」を選択。

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「 トリミング 」は選択範囲を以外を削除する。

音量を上げる

録音レベルの低い音声ファイルの音量を上げるには「 ノーマライズ 」や「 増幅 」などエフェクトの使用や ゲインの調整で行う。

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「 ノーマライズ 」は波形の振りが全体的に小さい場合に有効。

ただし、一部分でも振りが大きな箇所があれば、その部分が最大値に設定されるため 正規化を行なっても思ったように音量を上げることはできない。

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初期値が「-1.0db」になっているので 取り敢えず「 -2.0 db 」に設定して「 OK 」。

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「 増幅 」は「 ノーマライズ 」と異なり 指定した範囲の振りを増大させるだけでなく 減少させることも可能。

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「クリッピングを可能にする」にチェックを入れることで 音割れを許容した増幅も可能になる。

一部分に振りの大きな箇所がある波形の場合、その箇所を選択して増幅のスライドをマイナス調整し、他の部分と同程度の振りになるよう調整し、その上で「 ノーマライズ 」を実行すると全体的に増幅され、結果として音量を上げることもできる。

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ノーマライズ や 増幅 での調整で期待通りに音量が上がらない場合はゲインの調整を行う。

音声データを再生して 波形の左にあるゲイン調整のスライダーを動かし、パラメーターを確認しながら調整する。
ただし、ここでのゲイン調整はクリップ ( 音割れ ) を起こしやすいので要注意。

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ゲイン調整のスライダをダブルクリックすると別ウインドウで微調整が行える。

エンベローブ

エンベロープは波形の最大値を結んだ曲線で 波形を任意に変化させることができる。

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メニューアイコンから「 エンベロープ 」をクリックすると 波形をドラッグで変化させることが可能になる。
また、カーソルを波形の任意の箇所でクリックすることで、一つのポイントを作ることができ 波形を部分的に変化させることもできる。

ステレオトラックの分離

ステレオのオーディオファイルを取り込んだ場合、範囲選択やエフェクトなど左右同時編集になるが、左右個別に編集する場合は ファイルのタイトルが表示されている部分をクリックし「ステレオトラックを分離」を選択する。

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ステレオのファイルをモノラルにする場合は「ステレオからモノラルへ」を選択。

分離したトラックの片方だけを削除する場合は、削除するトラックをクリックし「 トラック 」→「 トラックの削除 」。

フェードイン・フェードアウト

フェードイン・フェードアウトはフェードする範囲を指定し、エフェクトから「フェードイン」または「フェードアウト」を選択する。

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フェードの長さは選択範囲で調整。

ノイズの除去

ノイズの入っている区間を Audacity に認識させることで 同様のノイズを除去できる。
ボイスレコーダーなどで入ってしまうノイズを消すときなどに便利。

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ボイスレコーダーの音声データでは無録音部分を選択して「 エフェクト 」→「 ノイズの低減 」を選択。

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「 ノイズの低減 」のウインドウが開くので「 ノイズプロファイルの取得 」をクリックするとウインドウが閉じる。

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再度「 エフェクト 」から「 ノイズの低減 」を選択すると、グレーアウトしていた「 OK 」ボタンが選択可能になっているのでクリックして「実行」。

数値に関してはデフォルトでテストして、納得できる仕上がりになるまでは任意で数値を変更して模索することになる。

ちなみにライブアルバムの楽曲を Audacity で読み込み、オーディエンスの歓声部分をノイズとして選択後に除去を実行すると、曲の後ろで聞こえていた歓声が除去できる。
ただし、演奏の一部も失われていたので全体的にこもった音になった。このあたりは追求していけば上手く除去できるのかもしれない。

ノイズ低減とは別に ボーカル部分を除去してカラオケにできるエフェクトも実装している。

編集途中のプロジェクトを保存

通常の保存は音声データの書き出しではなく、編集中の作業状態を保存する。

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Audacity はエフェクトなど元データを編集する作業が多く、編集結果によっては幾度もやり直しが必要になるため、編集が成功した時点でこまめに保存したほうが良いかも。





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