Android x86 のインストールと設定

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Android-x86は x86系のパソコンやタブレットにインストールできる Android OS。

Android-x86は 2022年にリリースされた Android 9.0(Pie)をベースにしたものを最後に開発が止まっている。

Android-x86の代替え OS
  • Bliss OS
    現在は Android 11 – 13ベースの OSをサポートしている。
  • PrimeOS
    Android 11をベースにした OSで、UIが ChromeOSに似ており操作しやすい。

Android-x86 の特徴

  • 古いパソコンを Androidデバイスとしてリユース
  • Playストアが利用可能
  • オープンソースで開発

開発元

  • 開発元:Android-x86 Open Source Project
  • 開発元も拠点:台湾

Android-x86 Open Source Project は Chih-Wei Huang 氏 と Yi Sun 氏が設立。

システム要件

  • CPU:Intel/ AMD
  • RAM:2GB 以上
  • GPU:Intel / AMD / NVIDIA
  • ストレージ:4GB 以上

Android x86は検証用のパソコンに ASUSの Eee PCを使用しており、ローエンドPC でも動作する。

ダウンロード

起動ディスクの作成

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SourceForge から Android x86をインストールするパソコンのアーキテクチャに合わせ、ISOファイルの Android-x86 をダウンロード。

Relesse 7.1は Android 7.1(Nougat)、Relese 9.0は Android 9.0(Pie)がベース。
64bitの ISOファイルに k…が付いているのは、Android x86の最新のカーネル(OSの中枢)を実装したベータ版で、新しいデバイスもサポートしている。
.rpm は Linux で使用するパッケージファイルで i686 が 32bit。

Playストアのアプリはシステム要件が Androd 8.0以降のものが増えてきているので、インストールするなら 8.1か 9.0を推奨。

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ダウンロードした Android x86の ISOファイルは、Rufus で USBメモリに書き込んで起動ディスクを作成。

1GB以上の USBメモリが必要。

Live USB での起動

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パソコンに作成した USBメモリをセットした状態で Boot メニューBIOS/ UEFI を呼び出し、Android x86の USBメモリから起動。

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Android-x86 のブートメニューが開くので、一番上にある Run Android-x86 Without installation を選択して Enter キー。

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データのロードに少し時間はかかるが、android と表示された後に  Android のセットアップウィザードが開始する。

Android x86 のインストール

Zorin OS 010

パソコンに作成した USBメモリをセットした状態で Boot メニューBIOS/ UEFI を呼び出し、Android x86の USBメモリから起動。

  • クリーンインストール
    パーティションの作成などを自動で実行するオートインストールを使用できるが、ドライブをフォーマットするため既存のデータは抹消される。
  • Windowsとのデュアルブート
    Windowsがインストールされている Cドライブに Android x86フォルダを作成してインストール。

Windowsとのデュアルブートは Android x86の起動ディスクからインストールすると、Android x86 が不要になった場合に元の環境に戻しにくいため、Windowsから直接 Android x86をインストールでき、ブートローダーのアンインストールも可能な Advanced Android-x86 Installer For Windows の利用を推奨。

クリーンインストール

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Android x86 の起動ディスクを読み込んだら Advanced options… を選択して Enter

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Auto_Installation – Auto Install to supecified harddisk を選択。

インストールする ドライブの選択画面が表示されたらインストールするドライブを選択。

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ストレージのデータを消去して Android x86をインストールすることの確認が表示されるので「Yes」。

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既存のパーティションが削除され、新たに Android x86用のパーティション作成と、Android x86のインストールが自動実行される。

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インストールが完了したら Reboot を選択して「OK」。

画面が黒くなったら USBメモリを抜いておく。

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Android が起動したらインストール完了。

Windowsとのデュアルブート

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Instalation – Install Android x86 to hard disk を選択して Enter

ディスク内のパーティションが表示されるので Windows がインストールされているドライブを選択。

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Do not re-format を選択して「OK」。

「Do not re-format」以外を選択するとフォーマットされて Windows が消失する。

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GRUB(ブートローダー)の インストールは「Yes」。

ブートローダーをインストールしないと起動時に Windowsと Androidの選択ができない。

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インストーラーが Windowsを検出して Windowsのブートアイテムの作成を訊いてくるので「Yes」を選択。

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システムディレクトリを読み込み・書き込み可能にするかの選択。

通常の使用では不要なので No を選択して Enter

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ユーザーデータを保存するイメージ領域を作成するので「Yes」。

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イメージ領域 の推奨サイズはバージョンによって異なっているので任意のサイズを入力。

Android 7.1 は 512MBと少ないため最低でも 2048MB は確保する。

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インストールが完了したら Reboot を選択して「OK」。

画面が黒くなったら USBメモリを抜いておく。

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パソコンの起動時にブートローダーが表示され、Android x86と Windowsの選択が可能になる。

ブートローダーは選択項目を移動させなければ 5秒後にAndroid x86を起動する。

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StreamFab 800x120-25323

セットアップ

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言語リストから 日本語 を選択して「開始」。

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Wi-Fi に接続。android-x86-028

データの引き継ぎを選択後 ログイン情報を入力。

101/102 にキー配列になっているため、Googleアカウントの入力時の「@」は Shift + 2 。

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ホームアプリは Launcher3Taskbar が用意されている。

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Taskbar はマウスカーソルでの操作に適した ホームアプリで、Remix OS のように Androidを PCライクに使用できる。

日本語 IMEのインストール

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日本語の物理キーボードがあるパソコンは  アプリ一覧 から Play ストア を選択。

オープンソースの日本語IMEは F-Droid から Mozc for Android をインストール。

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検索バーに nihongo と入力して 日本語キーボード アプリを検索してインストール。

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インストールした日本語キーボードを有効にする。

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設定言語と入力 にある 物理キーボードAndroid キーボード とインストールした日本語キーボードを日本語 109A に設定。

アップデート/ アップグレード

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Android x86 は  OTA(Over The Air)によるセキュリティパッチの配信がなく、リリースされた最新版へのアップデートや新バージョンへのアップグレードは手動で更新が必要なため、SourceForge から  ISOファイルをダウンロードし、Rufusで起動ディスクを作成。

Android-x86は 2022年以降開発が停止しているためアップグレードは不要。

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Android x86の USBメモリから起動し、Advanced options… を選択。

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Auto_Update – Auto update Android-x86 を選択すると自動的にアップグレードされる。

デュアルブート環境では自動アップデートは利用不可。

デュアルブート環境のアップデート

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ブートメニューから Installation – Install Android-x86 to harddisk を選択。

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インストール先のドライブを選択。

デュアルブートの場合は Windows がインストールされているドライブを選択。

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Do not re-format を選択して「OK」。

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GRUB(ブートローダー)の インストールは「Yes」。

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インストーラーが Windowsを検出して Windowsのブートアイテムの作成を訊いてくるので「Yes」を選択。

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選択したドライブに旧バージョンの Android x86 が検出されるとアップグレードするか訊いてくるので「Yes」。

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インストールが完了したら「Reboot」を選択して「OK」。

備考

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マウス操作のみだと使い勝手が悪く、ライブ壁紙やゲームなど起動しないアプリや、正常に動作しないアプリがあるほか、インストールするパソコンによって スリープから復帰しないなど固有の症状も発生するが、ウィジェットも配置でき、ウェブサイトの閲覧程度であれば 十分に活用できる。

実際に Android x86をインストールしたモデル
  • ASUS VivoBook X202E
  • HP Pavilion x2 10-j021
  • ASUS  X301
  • VirtualBox

VirtualBox に Android x86 を新規インストールする際は、OS をLinux 2.6 / 3.x /4.x で登録して メモリは 2GB 以上、ディスプレイ の グラフィックコントローラー をVBoxVGA に変更する。

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