Android x86 よりも ARMアプリとの互換性が高く、セキュリティアップデートも提供される Android OS
Bliss OS for PC はモバイル用の Android を x86 系のコンピュータで使用できるようにした オペレーティングシステムで、Windows / Linux 搭載の パソコン で動作し、開発中のビルドに関しては 最新のセキュリティアップデートが提供される。
システム要件
過去 4 年間にリリースされた x86 / x64 互換 PC。
サポートしているCPU
Chromebook で x86 / x64 の CPU を実装し、USB ブートが可能なモデルも利用可能。
ソフトの入手先
Bliss OS for PC の インストール
Bliss OS には Google Play ストア がセットされた GMS、Aurora Store がセットされた FOSS、最小限のアプリのみをセットした Stock が提供されている。
安定版 としてリリースされている Bliss OS 11の Standard Version から FOSS または GMS の 「 SourceForge 」 をクリックして ISO ファイルをダウンロード。
USB 起動ドライブ の作成
ダウンロードした Bliss OS 11 の ISO イメージファイル を Rufus を使用して 起動ディスクを 作成するため、2 GB 以上の フォーマット可能な USBメモリ を用意する。
Rufus の使用方法は 下記参照

Rufus Create bootable USB のダウンロードと使い方
USB メモリ の 起動メディア を作成するフリーソフト Rufus ( ルーファス ) は オープンソースで開発されている 日本語をサポートした USB メモリ用の ライティングソフトで、OS のディスクイメージファイ […]
ダウンロードした Bliss OS 11 の ISO ファイルを USB メモリに書き込んで起動ディスクを作成する。
ISOHybrid のダイアログが表示されたら ISO イメージモードで書き込む を選択して「 OK 」。
Bliss OS の インストール 目次
- Live USB での起動
インストールせずに USBメモリから Bliss OS を起動 - Windows とのデュアルブート
Windows のPC に Bliss OS を追加して PC 起動時に選択できるようにする - Bliss OS の オートインストール
PC のストレージをフォーマットして Android x86 を単体でインストール - Bliss OS のセットアップ
Bliss OS の初期設定
Live USB での起動
作成した 起動ドライブを Live USB で起動して Bliss OS の動作確認を行う。
OS が起動する前に Del または F2 などのキーを押して BIOS / UEFI を呼び出し、Boot メニューで UEFI:~ の USB メモリを 1st Boot デバイスに設定後 保存して再起動。
ブートメニュー は Android x86 と同じで、一番上にある Run Bliss-OS without installation を選択して Enter キー。
デバイスによって異なるが、初回起動時は 数分 ~ 10 分程度かかる。
Windows とのデュアルブート
Windows がインストールされている PC に Bliss OS を追加して デュアルブート環境にする場合は、Advanced Android-x86 Installer For Windows の利用を推奨。

Advanced Android-x86 Installer For Windows の使い方
Android x86 や Bliss OS を Windows から インストールできる インストーラー Advanced Android-x86 Installer For Windows は Supreme-Gam […]
Bliss OS の Live USB から インストールして Windows とデュアルブートにする場合は、Android x86 の Windows とのデュアルブート を参照。
Bliss OS の オートインストール
Bliss OS をインストールする PC のデータをすべて消去して Android デバイスにする場合は、パーティションの作成からインストールまで すべて自動で実行する AUTO 機能 が利用できる。
OS が起動する前に Del または F2 などのキーを押して BIOS / UEFI を呼び出し、Boot メニューでUEFI:~ の USB メモリを 1st Boot デバイスに設定後 保存して再起動。
Bliss OS の起動ディスクを読み込んだら Advanced options… を選択して Enter 。
Auto_Installation – Auto Install to supecified harddisk を選択。
ストレージのデータを消去して Bliss OS をインストールすることの確認が表示されるので「 Yes 」。
既存のパーティションが削除され、新たに Bliss OS 用のパーティション作成と Bliss OS のインストールが実行される。
インストールが完了したら Reboot を選択して「 OK 」。
Bliss OS が起動したらインストール完了。
Bliss OS の設定
Bliss OS は 初回起動時のセットアップがなく、Wi-Fi や 言語 などが未設定の状態で起動する。
Bliss OS が起動すると ロック画面になるので、タッチパネルの場合は上にスワイプ、カーソルで操作する場合は上にドラッグして ロックを解除。
Desktop Mode では デバイスによって 設定画面 の操作がしずらいため、Lawnchair を選択して「 ALWAYS 」。
ホームアプリのアクセス許可を求められるので「 ALLOW 」で許可。
基本操作は Android デバイスと同じで、ホーム画面を上にスワイプ ( ドラッグ ) して アプリ一覧を表示させる。
Settings を選択。
Settings のメニュー System を選択。
Languages & input を選択。
Languagesを選択。
Add a language から 日本語 を追加。
追加した 日本語 を上にドラッグして メイン言語に設定。
時刻が正しくない場合は システム の 日付と時刻 にある タイムゾーンの選択 で 地域 を 日本、タイムゾーン で 東京 を選択。
ネットワークとインターネット で Wi-Fi を設定。
Network & internet を選択して Wi-Fi を設定。
オンラインになったら Aurora Store を開く。
Aurora Store は 初回起動時に セットアップウィザードが開くので 利用規約に同意し、インストーラー は デフォルトの Session installer を選択して「 次へ 」。
テーマ や アクセント を選択後、承認 をタップ ( クリック ) して ストレージへのアクセス許可 と 不明なアプリのインストール を許可して「 完了 」。
ログイン方法は 匿名 を使用。
Aurora Store から アプリのダウンロードが可能になる。
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