VideoProcのインストールと使い方

VideoProcは中国のマルチメディアソフトウェアベンダー「Digiarty」が開発した多機能エンコードソフト。
日本語をサポートしており、ユーザーインターフェースもシンプルで分かりやすいため、PCビギナーでも問題なく使用できるはず。

最大の特徴は動画ファイルのエンコードだけでなく、動画編集、DVDのリッピング、動画サイトからの動画ダウンロード、デスクトップやWebカメラの映像を録画するキャプチャ機能まで実装している。
更にDVDのリッピングには保護解除機能もあって、まさに至れり尽くせり。

アプリケーションは無料でダウンロードとインストールは可能だが、ライセンスキーでアクティベートしないと保存ファイルに5分の上限や利用できない機能があるため、使用する場合はライセンスの購入が必須。
価格はライセンスコードに期限がないライフタイム版が、常時セール価格で5000円前後なのでコストパフォーマンスも抜群。

Caution
このアプリケーションはDVDに使用されているアクセスコントロールやプロテクトの解除機能を有しており、その機能を使用すると著作権法に定める「技術的保護手段の回避」に抵触するため、個人で作成したものなど、コピーガードのかかっていないDVD限定で使用してください。著作権法と違法行為

システム要件

バージョン3.2 現在

OS:Windows 7 / 8 / 8.1 /10 (32bit & 64bit)
CPU:Intel/AMD 1GHz以上
メモリ:512MB以上推奨
ビデオカード メモリ:256MB(512MB以上推奨)

※ハードウェアアクセレーション対応GPU
NVIDIA:GeForce GT 630以上
AMD:Radeon HD 7790(VCE 2.0)以上
Intel:HD Graphics 2000以上

ソフトの入手先

VideoProc公式ダウンロードページ



VideoProcのインストール

VideoProcは有料ソフトなのでアドウェアや無関係なサードパーティ製アプリのバンドルもなく、インストール作業は至ってシンプル。

公式サイトから「無料ダウンロード」をクリックしてインストーラーをダウンロードする。

ダウンロードしたインストーラーを起動して、ユーザーアカウント制御のメッセージが出たら「はい」で許可。

セットアップはウィザード形式ではなく1画面で完結する。
インストール先を変更する場合は「カスタマインストール」をクリック。

デスクトップにショートカットを作成、クイック起動バーにアイコンを追加する場合は、それぞれの項目にチェックを入れる。

ちなみにクイック起動バーはWindows7から非表示になっており、デフォルト設定では隠れているので、チェックを入れても意味がない。

「エンドユーザー使用許諾契約書」のリンクを開いて内容を確認。

設定ができたら「インストール」をクリック。

インストールが完了したら「今すぐ起動」をクリック。

ライセンスコードの入力画面になるので、取り敢えず「後で通知する」でスキップ。

使用しているパソコンのGPUがサポートしているコーデックの情報が表示される。

GPUで処理が可能な項目にチェックが入るので、ハードウェアアクセレーションを使用する場合は、そのまま「OK」をクリック。
ハードウェアアクセレーションを使用せず、CPUでエンコード・デコードの処理を行う場合はチェックを外しておく。

ハードウェアアクセレーションが利用できる環境であれば、動画の処理中にCPUにかかる負荷を低減できるため、特に理由がなければ有効にしておく。

セールの案内で「詳細を見る」をクリックするとブラウザが開いてVideoProcの購入ページが表示されるので、不要であれば「X」で閉じる。

使用方法

VideoProcは「ビデオ」「DVD」「ダウンロード」「録画」に4分類されており、動画の編集と変換は「ビデオ」、DVDのリッピングとコピーは「DVD」、動画サイトからの動画ダウンロードが「ダウンロード」、デスクトップのキャプチャやWebカメラの録画は「録画」で行う。

公式サイトのマニュアルも充実しているので要参照。
VideoProc 公式サイト マニュアルページ

設定は初期状態のままで問題ないが、ファイルの保存先やセットアップ時に設定したハードウェアアクセレーションを変更する場合は、右上の「ギア」アイコンから「設定」を選択。

ファイルの保存先はデフォルトで「ビデオ」「ピクチャ」などのフォルダになっているので、ペンアイコンをクリックして任意の場所を指定して変更する。

設定画面は下へスクロールして行くと「一般」から「録画」までの項目が表示される。

試していないが「録画」にはクロマキー合成を有効にする項目もあったりする。

各項目は変更した時点で設定が自動保存されているので、変更できたら右上の「X」でウインドウを閉じる。

ビデオ

ビデオでは動画ファイルのエンコード(トランスコード)のほか、エフェクト・トリミング・再生速度の変更・クロップ・回転/ミラー反転・字幕ファイルの追加などの編集が可能。

ファイルのエンコードは専門知識がなくても、プロファイルが用意されているので、変換するファイル形式を指定するだけで変換処理が実行できる。
また、エンコードの詳細設定も可能で、ビデオ・オーディオのコーデック、ビットレート、フレームレート、解像度などのほか、Bフレームまで指定できるものの、設定にはそれなりの専門知識が必要になるので、よく分からない時はデフォルト設定での使用を推奨。

動画ファイルまたは音声ファイルの取り込みは、上部の「ビデオ」「動画フォルダ」「音楽」のアイコンをクリックして指定する。
ただし、音声はフォルダの指定ができず、動画と音声を同時に取り込むこともできない。

動画はMP4・MKV・WMV・MOV・FLV・ASF・AVIなど主要フォーマットはサポートされている。

ファイルやフォルダの追加はドラッグ・アンド・ドロップに対応しており、ドラッグ・アンド・ドロップなら音声フォルダの読み込みも可能。

ファイル形式の変換は「出力」アイコンをクリックして任意のファイル形式を選択する。

動画の場合は「通常の動画プロファイル」にある「通常動画」を選択して、任意のファイル形式を指定。
音楽ファイルの場合も同様に「音楽」から任意のファイル形式を指定する。
また、動画ファイルを読み込んだ状態で、出力ファイルに音声ファイルを選択すると、動画から音声だけを抽出することもできる。

クオリティは「非常に低い(CRF35)~非常に高い(CRF8)」まで5段階で指定できる。
エンコードはソース(元ファイル)によって自動的にターゲットビットレートが設定されるが、エンコード結果と比較すると大きくずれている場合がある。

ビデオビットレートが4000kbps、解像度1920 x 864のMP4ファイルを、通常動画用 MP4(H.264)の各クオリティで出力すると次のような結果になる。
また、プロファイルの「HD動画」に登録されている「AVC HD動画(H.264)」を使用しても結果は同じだった。

  • 非常に高い(CRF8):10Mbps(5300kbps)
  • 高(CRF15):4500kbps(4700kbps)
  • 中等(CRF22):1500kbps(4000kbps)
  • 低(CRF31)280kbps(3300kbps)
  • 最も低い(CRF35):700kbps(2600kbps)
    ※()カッコ内のビットレートがターゲットビットレート
    ※「低」と「最も低い」の設定が入れ違えになっているので要注意。

ソースにもよるが「低」や「最も低い」は目に見えて画質が落ちるので、デフォルトの「中等」あたりのプロファイルがバランスが良い感じ。

選択したフォーマットは、タイトルの「Codecオプション」から、ビデオコーデックやビットレート、フレームレート、アスペクト比、解像度などを手動で変更できる

設定した内容は「名前を付けて保存」でオリジナルのプロファイルとして保存可能。

下部の「ビデオ」「デバイス」「音楽」タブに登録されているプロファイルから任意のファイル形式を選択することも可能。

ギアアイコンをクリックすると詳細設定画面が開くが、編集する場合は前述の「Codecオプション」から行う。

エンコード処理を行わないロスレスでの出力は「自動コピー」にチェックを入れる。

「自動コピー」はMP4からMKVなど、変換元のコーデックを変換先のコンテナファイルが格納できる場合に、設定しているクオリティに関係なく、動画・音声を無劣化で変換できる。
ただし、ファイルサイズはソースと同等になる。

「高品質エンジンを使う」にチェックを入れると、ブロックノイズなどエンコードの設定が一部変更になり、ビットレートがわずかに高くなる。

「ツールボックス」では特殊な出力プロファイルが選択可能で、任意のプロファイルを選択後、ギアアイコンをクリックして詳細設定を行う。

「トリミング」や「回転」など編集機能と重複しているフィルタもあるが、「ツールボックス」のプロファイルを使用した場合は、取り込んだタイトルすべてに適用され、ファイル形式は選択できずMP4で出力される。

設定したら「完了」で確定。

設定ができたら「出力フォルダ」の項目を確認して、必要であれば「参照」から保存先を変更後、「RUN」をクリックすると出力処理が開始する。

複数のタイトルを1つにまとめる場合は「結合」にチェックを入れる。
「ツールボックス」のプロファイルを使用していると「結合」は有効にできない。

エンコード処理は安定しており、動作も軽い。

動画編集

VideoProcでは動画のエフェクトやトリミング、クロップなどがプレビューで確認しながら編集できる。

取り込んだタイトルに表示されている編集項目を任意でクリック。

「効果」には「鮮明化」『グレースケール」「色反転」「ノイズ」「ビンテージ」などのほかに「ビネット」やレトロ感のある「テクニカラー」などいろいろと用意されている。
ただし、選択できる効果は1つのみ。

選択した「効果」は動画を再生すると反映されたものがプレビューで確認できる。

動画の一部分を抜き出したい場合は「トリミング」のシークバーで範囲を指定。
「トリミング」ボタンをクリックすると選択範囲が適用される。

「クロップ」は映像を切り取って任意のサイズに変更するフィルタで、「クロップを有効にする」にチェックを入れ、「元ビデオ」に表示されるバウンディングボックスを変形させて、切り取る範囲を指定する。

クロップのプリセットはデフォルトで「スケーリング(拡大)」になっているが、リストから「レターボックス検知」などが選択できる。

「透かし」は映像にウォーターマークを入れるもので、「透かしを有効にする」にチェックを入れ、任意の文字を入力する場合は「テキスト」にチェック、画像を指定する場合は「画像」にチェックを入れて、挿入する画像ファイルを指定する。

「ビデオ&オーディオ」では回転・反転・再生速度の変更のほか、オーディオトラックの遅延設定が行えるので、音ズレしているファイルの修正も可能。

「字幕」はASSやSSA、SRTの字幕ファイルを動画に挿入するフィルタで、予めSubtitle Editなどで字幕ファイルを作成する必要がある。

編集の「効果」「トリミング」「字幕」「クロップ」「透かし」は同時に利用できるので、必要なフィルタを全て設定してから「完了」で確定する。

DVD

DVDではDVDディスクやISOイメージファイル、DVDフォルダのリッピングやコピーが可能で、基本操作は「ビデオ」と同じ。

「ビデオ」と同様、上部の「ディスク」「フォルダ」「ISO」のアイコンからオブジェクトを指定するか、ドラッグ・アンド・ドロップで追加する。
※DVDディスクもドラッグ・アンド・ドロップで追加可能

アダルトDVDをリッピングする場合のみ、「DVDディスク」のアイコンをクリック後、デフォルトの「自動検出」から「強制ISO」に変更。
※FANZA独占のアイポケやSIなどもリッピング可能

通常のDVDであればデフォルトのままで問題ないが、アダルトDVDでは「強制ISO」に変更にしないと変換実行時にエラーになる。

DVDをリッピング(動画ファイルへ出力)する場合は、リッピングするタイトルを選択後、「出力」からファイル形式やクオリティを指定。

通常のリッピングは「ビデオ」と同様に「通常ビデオプロファイル」の「通常動画」から任意のフォーマットを選択。

エフェクトやトリミング、クロップなどの編集や、指定した字幕や音声のみの収録、外部字幕の挿入などを行う場合は、「通常動画」でリッピングを行う。

出力ファイルを選択すると音声や字幕などの選択が可能になるので、ファイルに格納する音声と字幕を指定。
MP4やMKVであれば多重音声・複数の字幕を格納できる。
※バックアップ選択時は選択不可

DVDの出力プロファイルには「バックアップ」が用意されており、「メインムービー」と「フルタイトル」を「コピー」「クローン」「バックアップ」の3タイプで出力できる。

「コピー」には出力ファイルがMPEG-PSとMKVがあり、「メインムービーをコピー」「フルタイトルをコピー」は、コーデックにMPEG2を使用したMPEG-PSファイルとして出力され、ビデオビットレートは最大9000kbpsの可変ビットレート(VBR)でエンコードされる。
「タイトルをMKVへ丸ごとコピー」ではDVD-Videoのコンテンツを無劣化でコピーするもので、ファイルサイズはソースと同じになる。

「クローン」は「DVDフォルダ」もしくは「ISOイメージファイル」としてDVDを無劣化で複製する。

「バックアップ」はビデオコーデックにH.264を使用してMKVファイルにリッピングする。

いずれもDVDに収録されている音声・字幕はすべて含まれ、エフェクトなどの編集は不可。
無劣化で出力できるのは「ISOへのクローン」「DVD_TSフォルダへのクローン」「MKVへ丸ごとコピー」になる。

出力するファイル形式と設定が完了したら「RUN」で出力処理が開始する。

保護されているDVDの場合は、プログレスバーが1%になるまでしばらく時間がかかるので、少し我慢が必要かも。

ダウンロード

ダウンロードはサポートしている動画サイトから動画をダウンロードするもので、ウェブブラウザで動画のURLをコピーして使用する。
You Tube・Vimeo・Fecebook・Instagramなどのほか、ニコニコ動画やFC2動画、Pornhub・Xvideosのようなアダルトサイトもサポートしている。
ただ、DMMなど掲載されていてもダウンロードできないものもある。

ダウンロードをサポートしている動画サイトは「対応する動画サイト」から確認できるが、掲載されているサイトの中にはすでに閉鎖しているものや、リンク先がマルウェアに感染しているケースもあるので注意が必要。

動画のダウンロードはウェブブラウザでダウンロードする動画を再生し、アドレスバーに表示されるURLをコピー(Ctrl+C)する。

VideoProcの上部メニューから、動画をダウンロードする場合は「ビデオを追加」、動画から音声のみを抽出する場合は「音楽追加」をクリック。

「URL貼付け&分析」をクリック。

分析が正常に完了するとダウンロード可能なファイル形式が表示されるので、任意のファイルを選択する。

プレイリストも同じ要領で分析可能だが、一部のタイトルを認識しないことが多いので、タイトル単体での分析を推奨。

分析に失敗すると再分析を実行しても認識される可能性は低い。

ダウンロードするファイルを選択したら「選ばれた動画をダウンロードする」をクリック。

メイン画面に戻るので「Download now」をクリックすると、指定されている保存先へファイルが保存される。

録画

録画ではデスクトップキャプチャとウェブカメラの映像を録画できる。
編集はクロップと図形と文字の挿入ができるだけで、画質の調整などはできないが、操作がシンプルなのでミスをする心配もない。

録画はデスクトップキャプチャが「画面録画」、ウェブカメラの録画が「カメラ録画」、「画面録画&カメラ録画」は画面録画もしくはカメラ録画をワイプ(小窓画面)で表示して同時録画するもので、任意のメニューを選択する。

デスクトップキャプチャでは、ツインモニターなど複数のモニターを使用している場合は録画対象のモニターをクリックして選択する。

デスクトップキャプチャの場合、スピーカーから出力される音声も録音したい時は「スピーカー」アイコンにチェックを入れる。
同様に、Webカメラなど接続しているマイクの音声を録音する場合は、「マイクアイコン」にチェックを入れ、録音するデバイスを選択する。

録画の開始は「REC」をクリック。
クロップで範囲を指定していない場合は、録画対象モニターの全画面録画になる。

録画開始は「5秒後」。

「Ctrl+Alt+Shift+T」で作図ツール表示され、録画している画面に図形や文字を書き込みことができるが、作図ツールを「X」で閉じなければ録画を停止できないので要注意。

「クロップ」をクリックすると録画対象のモニターに青枠が表示されるので、四辺を移動させて録画する範囲を指定する。

クロップは「ESC」キーで解除、クロップ中央のチェックマークをクリックすると確定。

選択した範囲が録画の対象になる。

Webカメラの録画はクロップができないだけで、デスクトップキャプチャと同じ。

「画面録画&カメラ録画」はメインになる対象をリストから選択。

ワイプの大きさ表示場所は自由に変更でき、デスクトップキャプチャの画面はメインでもワイプでもクロップが可能。

購入の流れ

VideoProcの決済は「2Checkout(旧Avangate)」というeコマース全般のシステムを提供している企業に委託しており、購入したライセンスコードは2Checkoutからメールで送信される。

VideoProc 永久ライセンス(Win版)購入ページ

1年間有効のライセンスとライフタイム(無期限)ライセンスの価格差がほとんどないため、永久ライセンスがお得。

氏名・メールアドレスのほか支払い情報を入力する。
支払いはクレジットカードのほか、銀行振込とコンビニ決済が可能だが、ライセンスコードの発行は入金確認後になる。

注文情報を確認。

特にメールアドレスはライセンスコードが送られてくるので間違いがないよう注意する。

注文内容に誤りが無ければ「ご注文を確定する」をクリック。

注文が確定すると注文番号が表示されるので、メールが正しく受信されているか確認するまでブラウザを閉じずに置いておくか、スクショを取るなどして注文番号を保存しておく。

受信するメールは合計3通。(2019年4月現在)

2通の送信元は「2Checkout / Digiarty Software」で、メールのタイトルは
「www.winxdvd.com : ご注文確認」と「ユーザー登録完了www.winxdvd.com:ライセンスコード発行のお知らせ」。
1通は「2Checkout サポート」からでメールのタイトルは「www.winxdvd.comについてのお客様のご注文:お支払いを受領いたしました」。

支払い受領のメールに記載されているが、取引明細書の店名には「2CO.com windvd.com」と記載される。

タイトルが「ユーザー登録完了www.winxdvd.com:ライセンスコード発行のお知らせ」のメールにライセンスコードが記載されている。

VideoProcの起動時に表示されるライセンスコードの入力画面で、購入時に入力したメールアドレスとライセンスコードを入力して「登録」。

これでVideoProcを製品版として利用できる。





エンコーダー

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DVDFab11 Video Converter(動画変換)のインストールと使い方

DVDFab11 動画変換(DVDFab Video Converter)は、動画ファイルを任意のファイル形式に変換できるエンコーダーアプリ。

強力な保護解除機能を実装したDVD / Blu-ray/ 4K UHD BDのリッピング統合ソフト「DVDFab11オールインワン」に含まれているアプリで、操作や設定が簡素化されており、DVDFab11 DVDコピーDVDFab11 Blu-rayコピーDVDリッピングなどを使用している場合は、操作方法が同じなので使いやすいはず。

ただ、トリミングや画像ファイルやBGM、文字の追加、コントラストや明るさの調整など簡易な編集機能も実装しているものの未だ試験的な段階で、コントラストや明るさの変更がサムネイルへ反映しなかったり、クロッピングの枠がフリーズしたり、変換後のファイルが再生できなかったりと問題が多く、随時アップデートで修正は行われているが、今のところはエンコード専用アプリとして利用したほうが良いかも。

システム要件

バージョン11.0.1.4

OS:Windows Vista / 7 / 8 / 8.1 /10
CPU:Pentium II 500 MHz(PC/AT互換 1GHz以上)
RAM:512MB(2GB以上)
HDD:20GB以上の空き容量

※公式記載のシステム要件は上記のとおりだが、OSのシステム要件を下回っているので、使用するOSの推奨最小要件(カッコ内のスペック)を満たしている必要がある。

ソフトの入手先

DVDFab 公式ダウンロードページ



DVDFab11 Video Converterのインストール

DVDFab Video ConverterはDVDFab11の一機能になるため、DVDFab11をインストールして該当機能だけを使用することになる。

DVDFab11 オールインワンのインストールと使い方

「DVDFab オールインワン」は強力な保護技術解除機能を実装したDVD / Blu-rayのリッピング統合ソフトで、D … “DVDFab11 オールインワンのインストールと使い方” の続きを読む

※インストールの手順は「DVDFab11 オールインワンのインストールと使い方」を参照

使用方法

基本操作は変換するファイルを追加し、任意のファイル形式を選択後に変換を実行するだけ。

サポートしている入力フォーマットは「AVI、FLV、M2TS、MOV、MP4、M4V、MPEG、DAT、MKV、3GP、ASF、RMVB、RM、TS、VOB、WMV」など主要な動画ファイルは網羅されており、出力は「AVI、MP4、MKV、M2TS、TS、WMV」と汎用性の高いファイル形式がラインナップされている。

上部メニューにある「変換」がDVDFab Video Converter。

ファイルの追加はソース(変換元のファイル)をドラッグ・アンド・ドロップ。

上部メニューの下にある「+追加」または「+モバイル機器から追加」でもファイルを追加できる。

「+モバイル機器から追加」はDVDFab RemoteがAndroidデバイスもしくはiOSデバイスにインストールされている環境で利用可能で、モバイルデバイス側でDVDFab Remoteが起動し、PCのDVDFab11と接続している状態であれば、「+モバイル機器から追加」をクリックすると対象のモバイルデバイス名が表示され、端末内の動画ファイルが選択可能になる。

追加するファイルを選択し「インポート」をクリックするとモバイルデバイスからPCのDVDFab一時フォルダに対象のファイルが転送される。

正常に読み込まれるとファイル名が表示され、ファイル名の下に現在選択されている出力形式の情報が表示される。

デフォルトでは汎用性のある「MP4」に設定されており、ビデオコーデックは「H.264」、解像度はソースと同じで、サウンドコーデックは「AAC」になる。

解像度に関してはスマホなどで「1080 x 1920」の縦長で撮影されたものは、1920 x 1080の「HD」ではなく「4K」として認識されるが、出力はソースと同じ「1080 x 1920」になる。

画質に関しては「高速・標準・高品質」の3択が用意されており、ドロップダウンリストから選択する。

画質には好みがあり、ソースの品質によっても異なってくるため一概には言えないが、ビデオビットレートが4300kbpsのソースを「MP4」の「高速」でエンコードしても、出力ファイルのビデオビットレートは3000kbpsあり、「高速=低画質」というわけではない。

上図の左が「高速」、右は「標準」でエンコードしたものだが、画質の差はほとんど感じられなかった。

ソースが多重音声の場合は出力する音声の選択が可能で、MP4やMKVなど多重音声を格納できるフォーマットでは複数の音声を選択できる。

字幕についてはデフォルトでレンダリング(焼付)になるので要注意。
ファイルへ格納するにはエンコードの詳細設定で変更が必要

設定ができたら「保存先」でフォルダアイコンをクリックしてファイルの出力先を指定。

エンコード処理を実行する前は、必ず「タスクリスト」を確認し、不要なタスクが登録されている場合はチェックボックスをクリックし「削除」しておく。

削除したタスクは「ゴミ箱」をクリックすると下ペインにリストが表示され、タスクの右端にカーソルを合わせて出現する矢印をクリックすると復元できる。

タスクは削除だけでなく、「アーカイブ(保存)」することも可能で、後から同じタスクを実行する場合などには便利かも。

「アーカイブ」したタスクは「アーカイブタスク」で確認でき、タスクの右端にある矢印アイコンをクリックするか、チェックを入れてから下部にある「再読込み」をクリックすると、タスクの再読込みが実行され、該当のタスクが「現在のタスク」へ移動する。

「アーカイブタスク」のアクセス時に説明が表示されるとおり、「アーカイブタスク」にはユーザーがアーカイブしたタスクのほかに、コピー処理実行時にエラーやクラッシュになったタスクも追加されるので、必要に応じて「再読込み」もしくは「削除」しておく。
ちなみに「レポート」はバグ報告の送信ウインドウが開く。

全ての設定が終了したら「タスクリスト」または「変換」の画面で「開始」をクリック。

出力フォーマットの選択

出力するファイル形式はデフォルトで、ビデオコーデックに「H.264」を使用した「MP4」が設定されており、特段のこだわりがなければ変更する必要はない。

力するファイル形式を指定する場合は、上図赤枠部分をクリックしてメニューを表示。

「フォーマット」には「一般」と「フィルター」があり、「フィルター」は「3D・パススルー・4K・H.265・10ビット」から選択可能。

動画の再生環境が決まっている場合は、「デバイス」から使用する機種のメーカー名を左ナビゲートバーから選択し、右ペインで使用機種を選択すると、指定したデバイスの解像度に合わせた設定に変更されるが、設定に微妙な違いがあるものの、デフォルトのMP4と大差はない。

ビデオコーデックに「H.265」を使用する場合は、フィルターで「H.265」にチェックを入れると、利用可能なファイルフォーマットが表示されるので任意で選択する。

上図は720×480のDVD画質をDVDFabリッピングで出力した(上)ものと、それをDVDFab Video Converterの「MP4 4K」で出力した(下)もの。

アップスケーリングは行われるものの、画質の劣化は避けられず、ファイルサイズが肥大化するため、メリットはほとんどない。

色深度を表す「10bit」も同様で、従来の8ビットが約1677万色表示なのに対して、10ビットは約10億7374色の表示が可能になるが、10ビットを表示するには、10ビット出力に対応したグラフィック機能とモニタが必要。

「4K」や「10bit」などはソースがBlu-ray 相当以上の画質であれば有効だが、解像度が1920 x 1080のHD画質以下であれば、フォーマットは「一般」の「MP4」や「MKV」の使用を推奨。

「Web最適化」は通常の動画ファイルがファイルを全てダウンロードしてから再生するのに対し、ネットワーク上ですぐに再生できるようになり、フォーマット名が「YouTube」になっている通り、YouTubeにアップロードする際の「説明・タグ・カテゴリー・公開設定」などを事前に登録することができる。

フォーマットに「Web最適化」の「YouTube.MP4」や「YouTube.MP4.4K」を選択すると、追加したタイトルのメニューに「YouTube」が表示される。

「YouTube」をクリックするとタイトル他、YouTubeにアップロードした際に入力する項目の設定ができる。

「Web最適化」と「ビデオ」の大きな違いは「YouTubeの情報入力」の可否で、「ネットワーク上ですぐに再生できる」ようになる設定は、「ビデオ」の各フォーマットでもエンコードの詳細設定で可能になっている。
また、YouTubeへのアップロードは「保存先」での設定が必要で、「ビデオ」のMP4やMKVで出力したファイルもアップロードが可能。

「オーディオ」で「AAC・FLAC・M4A・MP3・WAV・WMA」のほか、エンコードせずにソースから音声のみを抽出する「Copy」が選択でき、動画ファイルから音声のみを出力する際に使用する。

YouTubeへのアップロード

動画サイトへのアップロードは現バージョン(11.0.1.5)では、YouTubeのみサポートしており、「Vemo」「Facebook」もサポートされる予定。
YouTubeへのアップロードには事前にチャンネル作成が必要

「保存先」の項目でフィルだではなく、ネットワークアイコンをクリックしてYouTubeの「サインイン」をクリック。

YouTubeへのログイン情報を入力。

DVDFabのアクセスを「許可」。

許可したらメッセージがでるので「OK」。

アップロードが開始する。

アップロードが完了してから実際にYouTubeで再生可能になるまで数分間のタイムラグがあるものの、アップロードが正常に終了すれば問題なく視聴できる。

エンコードの詳細設定

DVDFab Video Converter(動画変換)では、基本設定でも普通にエンコードできるが、ネットワーク上での再生や字幕のファイル格納、より高画質なエンコードを実行する2パスなどは、「詳細設定」での指定が必要になる。

「詳細設定」は追加したタイトルに表示される「スパナ」アイコンをクリック。

詳細設定では使用するコーデックやビットレート、フレームレートの指定や解像度の変更や、出力サイズの設定によるビットレートなどの調整が行えるが、基本的に変更する必要はない。

出力フォーマットに「MP4」を選択した場合のみ、ネットワーク上での再生がスムーズに行える「Web最適化」が可能なので、ファイルをNASなどに保存してネットワーク経由で再生する場合にはチェックを入れておく。

ソースが複数の字幕をサポートしている場合は、「MP4」と「MKV」のみ字幕のモードを「ファイルに追加する」に変更することで全て格納可能になる。

単にファイル形式だけを変更する場合は、エンコードせず「ビデオコピー」と「オーディオコピー」にチェックを入れると無劣化で出力が可能。

ただし、出力するファイル形式が、ソースのビデオコーデックとオーディオコーデックを格納できるコンテナであることが前提なので、WMVやFLVでは使用不可。

動画編集

DVDFab Video Converterは編集機能も実装しており、タイムラインでの簡易編集が可能だが、現状ではエラーやフリーズ、DVDFabの強制終了のほか、動画編集の画面を開いている際に高確率でSTOPエラー「IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL」が発生しているので、既知の問題が修正されるまで使用は避けたほうが賢明かも。

編集作業を行う前に、プレビュー時のデコーダ設定を確認するため、メイン画面の右上にあるメニューリストから「共通設定」を選択。

「一般」の「プレビュー」を開き、「デコーダ」が「内部」になっていることを確認。
「DirectShow」になっている場合は「内部」に変更する。

編集を行うには追加したタイトルに表示される「ペン」アイコンをクリック。

編集画面が開く。

「クレジットタイトル」では動画の開始前にタイトル、終了後にクレジットのテンプレートの挿入が可能で、「資料ライブラリ」から任意のデザインをクリックすると追加される。

「テキスト」では動画に直接タイトルを挿入したり、ウォーターマークを入れることができる。

BGMや画像の追加も可能。

「フイルム」アイコンをクリックすると「明るさ」「コントラスト」「彩度」の調整が可能になるが、変更した状態がプレビューに反映されないため使用は困難。

「クロップ」はプレビュー上にクロッピングする範囲が表示され、任意で範囲の変更が可能になり、指定した範囲はプレビュー上のチェックマークをクリックして確定する。
クロッピングの枠にマウスオーバーでカーソルが変化するのだが、この機能も不完全で、カーソルが変化しなかったり、範囲の編集が途中でできなくなったりする。

「トリム」は指定した範囲をカット(削除)する機能で、タイムライン上に表示されるトリムの始点と終点を移動させるか、直接「開始時間」「終了時間」を入力する。

指定した範囲のみを出力範囲にする場合は「トリムを反転」をクリック。

購入手順

購入ページから「DVDFab Video Converter」を選択し、クレジットカードまたはビットコインで支払い後、DVDFabの会員登録を行い、登録したメールアドレスとパスワードで製品をアクティブ化する。

購入方法とメンバー登録やライセンス認証など購入後の流れ、最新のセール情報は下記ページを参照。

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WonderFox DVD Video Converterのインストールと使い方

WonderFox DVD Video ConverterはWonderFoxがリリースしているDVDリッピングソフト「DVD Ripper Pro」とエンコーダーソフト「HD Video Converter Factory Pro」を統合したようなアプリで、DVDのリッピングと動画・音声ファイルのエンコードが行える。

WonderFoxの製品はエンコードのクオリティが高く、ビギナーでも簡単に操作できるのが特徴。

アプリケーションは無料でダウンロードとインストールは可能だが、ライセンスキーでアクティベートしないと保存ファイルに5分の上限や変換速度の制限があるため、使用する場合はライセンスの購入が必須。

Caution
このアプリケーションはDVDに使用されているアクセスコントロールやプロテクトの解除機能を有しており、その機能を使用すると著作権法に定める「技術的保護手段の回避」に抵触するため、個人で作成したものなど、コピーガードのかかっていないDVD限定で使用してください。

著作権法と違法行為

システム要件

バージョン17.0現在

OS:Windows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 /10
CPU:Inter・AMD 1GHz以上
RAM:512MB以上
HDD:50MB以上の空き容量

ソフトの入手先

WonderFox DVD Video Converter 公式ダウンロードページ



WonderFox DVD Ripper Proのインストール

有料ソフトなのでアドウェア等の心配もなく、セットアップも至ってシンプル。

ダウンロードページにある「ダウンロード」ボタンをクリックしてインストーラーをダウンロードする。

ダウンロードしたインストーラーを起動し、ユーザーアカウント制御のメッセージが出たら「はい」で許可。
言語選択のウインドウが表示されたら「日本語」のまま「OK」をクリック。

日本語のセットアップウィザードが開始するので「次へ」。

EULA(使用許諾書)が表示されるので確認して問題なければ「同意する」をクリック。

インストール先の指定。
特にこだわりがなければデフォルトのまま「インストール」。

「完了」でセットアップ終了。

使用方法

メイン画面に示されている操作手順の通り、基本的な手順は「ファイルを追加」→「出力形式を選択」→「変換」の3ステップになる。
この操作手順はDVDのリッピングもファイルのエンコードも同じ。

ファイルをエンコードする場合は「ファイルの追加」、DVDをリッピングする場合は「DVDローディング」をクリック。
ちなみに動画ファイルとDVDの同時編集はできない。

ファイルやフォルダはドラッグ・アンド・ドロップでの追加の可。
ただし、ISOイメージファイルは直接読み込むと全編を認識しない不具合があるため、Virtual CloneDriveやDVDFab Virtual CloneDriveを利用してマウントする必要がある。

DVDディスクはドライブに挿れても自動認識しないので、「DVDローディング」の部分をクリック。

ドライブの選択画面になるので対象のリッピングするディスクを選択する。

DVDフォルダを読み込む場合は、「DVDローディング」の横になるドロップダウンリストから「DVDフォルダーをローディング」を選択し、読み込むDVDフォルダを指定する。

ISOファイルのローディングには不具合があるため、仮想ドライブでマウントしてDVDディスクとして認識させる。

ディスクを認識すると本編が選択された状態で収録されているタイトルが表示される。

複数のファイルを取り扱う場合は、ファイル名の前にあるチェックボックでアクティブ・非アクティブの切り替えが可能で、非アクティブにすると変換対象から外される。

DVDの場合、メインタイトル以外のタイトルにチェックを入れるとメッセージがでるが、それほど気にする必要はない。

ソースが複数の音源を格納している場合は、「スピーカー」アイコンのリストから使用する音源を選択。
字幕を格納している場合は、エンコード時に焼き付ける字幕を「T」アイコンのリストから選択する。

変換後のファイル形式にMP4やMKVを選択しても、ソースの音源や字幕を複数格納することはできない。

各タイトルの「編集」をクリックするとエフェクトやトリミングが可能。

エフェクトは手動での調整ができないが、ハイライトやグレースケール、モザイク、シャープ、セピアなどがあり、任意のエフェクトを選択すると「出力後」にイメージ画像が表示される。

その他、水平反転、上下反転、回転、トリミングが可能で、編集した場合は「OK」をクリックして編集内容を反映させる。

出力するファイル形式を選択するため、「形式」のドロップダウンリストをクリック。

「1:1 Quick Copy」では無圧縮(ロスレス)出力ができる。

DVD-Videoで使用されているのは「MPEG2」なので、「Main Movie」を選択するとMPEG2のファイルが生成される。
その他はDVDの形式をそのまま維持する「ISOイメージファイル」と「DVDフォルダ」。

「Video」は一般的な動画ファイルでMP4やMKV、AVIなど現在主流の動画フォーマットのほか、WMVやM2TSなども選択できる。

ファイル形式については汎用性の高い「MP4」を推奨。

SD画質(720 x 480)のDVDをHD画質へアップコンバートする場合は、「HD/4K」のメニューからファイル形式を選択。

WanderFoxのアップコンバート技術は優れているものの、さすがに720×480のものを1920 x 1080まで引き伸ばすと画質が甘くなるので、アップコンバート時の解像度は1280 x 780がおオススメ。 

エンコードの設定を確認するため「設定」をクリック。

「MP4」の設定ではエンコーダーを始め、ほぼ全て「スマートフィット」で、ビットレートはCBR(固定ビットレート)になっているが、一部に不具合(※)があるため設定はデフォルトのままを推奨。

「無損失」はロスレスモードで、チェックを入れるとビットレートなどが自動的に高くなり、ソースに近い状態で出力されるのだが、通常のエンコード時よりも数倍のファイルサイズになるので要注意。

「HD/4k」の「MP4(HD)」の場合は解像度を「1280 x 720」に変更。
「ビットレート」が6000で固定されているが、ファイルサイズを小さめに抑えるなら「スマートフィット」への変更もあり。

複数のタイトルにチェックを入れた場合、各タイトルごとに出力されるが、1つのファイルとして出力するなら「全ビデオのマージ」にチェックを入れる。
異なる解像度やファイル形式のソースでも、指定したファイル形式へエンコードされる。

エンコードの設定を確認したら「出力先」の「…」をクリックして保存先を指定。

「変換」ボタンをクリックする前に現在の設定を再確認し、問題がなければ「変換」をクリック。

試用版だと制限についてのウインドウが表示され、「>>」をクリックするとリッピングが開始する。

ビデオダウンロード

WonderFox DVD Video Converterにはエンコード機能のほかに、動画サイトから動画をダウンロードする機能を実装しており、YouTube、Facebook、Liveleak、Vimeo、metacafeなどの動画を、WonderFox DVD Video Converterで指定したファイルフォーマットでダウンロードできる。

※違法コンテンツをダンロードすると著作権法に抵触するので要注意。

ダウンロード方法はシンプルで、ダウンロードサイトからダウンロードする動画を開いてURLをコピー。

「ビデオダウンロード」をクリック。

「URLの追加」のテキストボックスに、コピーした動画サイトのURLをペースト(貼り付け)て、「分析」をクリック。

分析が正常に終了すると「ダウンロード」のリストが選択可能になるので、ダウンロードするファイル形式と解像度を任意で選択後、「ダウンロード」をクリック。

指定した保存先にファイルがダウンロードされる。
ただし、「Recommended」以外の形式を選択するとダウンロードに失敗する確率が高い傾向にある。

コンテンツが正常にダウンロードされると、動画ファイルとして追加されるので、ファイルをエンコードする手順と同様、任意のファイル形式を選択して「変換」で出力することも可能。

ダウンロードに失敗すると「残り時間」が「0:00」で進行せず、保存先にはダウンロードした動画のdatファイルが生成された状態になるので、WonderFox DVD Video Converterを閉じて、datファイルを手動で削除することになる。

不具合

WonderFox HD Video Converter Factory Proと同様で、エンコードの詳細設定で「VBR」にチェックを入れた際、作成されるファイルのビットレートが異常に高い数値になる現象を確認した。
また、前述のようにISOイメージファイルを直接読み込んだ場合は、全編が認識されない。

不具合ではないのだが、焼き付けた日本語字幕に「にじみ」があり、字幕格納タイプのファイルと比較すると見づらさがある。





エンコーダー

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HandBrakeのインストールと使い方

HandBrakeは手軽にMP4またはMKVファイルに変換できるエンコーダーで、保護のかかっていないDVDやBlu-rayディスクから動画ファイルを作成することも可能。

過去のバージョンで日本語化も行われているが、2009年にリリースされたバージョンのため、Windows8以降で利用する場合は「.Net Framework 3.5」を有効にする必要がある。
ただ、HandBrakeは2016年に記念すべきバージョン1.0.0をリリースしており、プリセットが充実したほか、H.265のサポートやエンコーダーの品質向上も図られているため、英語版のみになるがシステム要件を満たしている場合は、最新バージョンの使用を推奨。

システム要件

バージョン1.1.2現在

OS:Windows 7(SP1)以降
CPU:Intel Core 2 Duo、AMD Athlon x2 以上
RAM:SD画質のエンコードは256MB以上の空き容量、HD画質のエンコードは1GB以上の空き容量、4K画質のエンコードは2GB以上の空き容量
画面解像度:1024×768以上

Microsoft .NET Framework 4.6.1以降が必要。

ソフトの入手先

HandBrake公式ダウンロードページ

OSDN HandBrake日本語版ダウンロードページ



HandBrakeのインストール

Windows8以降の環境で日本語版のHandBrakeを使用する場合は、インストール前に「.Net Framework 3.5」を有効にしておく。

Windows8には「.Net Framework4.5 」、Windows10には「.Net Framework 4.6」が組み込まれているが、「.Net Framework 3.5」以前のバージョンはデフォルトで「無効」にされているため、「コントロールパネル」→「プログラム」→「プログラムと機能」を開き、 「Windows の機能の有効化または無効化」から「.NET Framework 3.5 (.NET 2.0 および 3.0 を含む) 」にチェックを入れて有効にする。

Windows10の場合、有効化すると自動的にファイルの更新が開始して、「.Net Framework 3.5」が使用可能になる。

最新バージョンのHandBrakeは公式サイトのダウンロードページにある「Windows For Windows7 to 10」のリンクをクリック。

ダウンロードしたインストーラーを起動し、ユーザーアカウント制御のメッセージが出たら「はい」で許可。

セットアップウィザードが開始するので「Next」をクリック。

「HandBrakeはオープンソースのフリーソフトで、GNU一般公衆利用許諾契約書(GPL)のバージョン2の条件に基づいて使用許諾されています。」という内容の事が書かれてあるので、確認したら「I Agree」。

プログラムのインストール先の指定。
特にこだわりがなければデフォルトのままで「Install」をクリック。

「Finish」でセットアップ完了。

使用方法

ソースを指定して、プリセットを選んで、キューに追加して、エンコードを実行。
HandBrakeは小難しい動画の知識がなくても、この4ステップで手軽にエンコードできてしまうが、多重音声と字幕は別途設定が必要になる。

HandBrakeがサポートしている動画フォーマットはMP4(M4V)・MKV・MPG(MPEG)・AVI・WMV・FLV・WEBM・MOVなどで、一般的な動画ファイルならほぼ読み込める。
また、DVDやBlu-rayディスクも直接読み込めるが、エンコードする際はディスクをハードディスクへコピーして利用することが推奨されている。

プロテクトのかかっていないDVDやBlu-rayをハードディスクにコピーするには、読み込んだDVDやBlu-rayディスクを開き、DVDであればディスクの中に入っている「Audio_TS」「Video_TS」フォルダを任意の新規フォルダへコピーするだけ。
ただし、映画など保護のかかっているディスクの場合は別途アプリケーションが必要になる。

HandBrakeを起動すると、左ペインでエンコードする「ファイル」もしくは「フォルダ」の選択画面、右ペインには「Or drop a file or folder here..」と表示されている通り、エンコードする「ファイル」もしくは「フォルダ」を右ペインにドラッグすることで追加することも可能。

Blu-rayやDVDディスクをドライブに入れている場合は、ディスクも認識して表示される。
ただし前述の通り、HandBrakeではDVDやBlu-rayディスクをエンコードする場合は、ハードディスクにコピーして「フォルダ」として利用することが推奨されている。
また、HandBrakeを起動後にディスクをドライブに挿入しても自動認識しないので、一旦「Source Selection」の下部にある「Cancel」でメインウインドウを表示してから、メニューの「Open Source」から選択する必要がある。

「Folder(Batch Scan)」は変換する元ファイル(ソース)を含んでいるフォルダを指定すると、フォルダ内をスキャンして変換可能な動画ファイルを抽出する。

「File」は変換する元ファイルを指定。

HandBrakeで読み込めないファイルを選択すると「No valid source or titles found(有効なソースが見つからない)」というメッセージが出る。

ファイルやフォルダが正常に読み込まれると、「Source」にファイルのタイトルが表示され、アングルやチャプターなどが認識され、プレビューで映像を確認できる。

新規にファイルやフォルダを読み込む場合は「Open Source」をクリックすると、HandBrake起動時の画面に戻る。

DVDやBlu-rayディスクで、メニューや特典映像など複数の動画ファイルが格納されている場合は、「Title」のリストから変換するソースを指定できる。

ディスクを読み込むと、デフォルトで本編が選択された状態になっているが、Blu-rayディスクでは多国語の字幕・音声の本編と日本語の字幕・音声の本編が収録されていることがあり、音声や字幕の設定で日本語がない場合は、「Title」を変更する必要があるので要注意。

アングルが選択できる場合は「Angle」から選択可能になる。

動画を抽出して変換する場合は「Range」の項目で、「Chapter(チャプター)」「Seconds(時間)」「Frame(フレーム)」の3項目から選択し、それぞれチャプター番号、時間、フレーム数の始点と終点を入力する。

保存先の指定

ファイルの保存先はメイン画面の最下部にある「Save As:」の「Browse」でも指定できるが、都度の指定が必要になるため、デフォルトの保存先を設定しておくと便利。

上部メニューの「Tool」から「Preferences」を選択。

「Output Files」の「Default Path」に任意の保存先を指定する。
保存先にドライブは選択できないため、フォルダの指定が必要。

プリセットの選択

現バージョンのHandBrakeにはプリセットが実装され、ビットレートやフレームレートなどの知識がなくても、変換後の画質や解像度、または使用するデバイスを選択するだけで、互換性の高い設定が自動的に行われる。

プリセットの選択はデフォルトで「Fast 1080p30」になっている「Preset:」の項目をクリック。

Device:

スマートフォンやタブレット、TVメディアプレイヤーなど、使用するデバイスに最適化されているプリセット。
フォーマットはほぼ「MP4」でビデオコーデックは「H.264」が使用されているが、「4K HEVCサラウンド」の場合は「MKV」または「H.265」が使用されている。

General:

最も基本的なプリセットで、フォーマットは汎用性のある「MP4」、ビデオコーデックは「H.264」が使用されているため、特にこだわりがなければ「General」の利用を推奨。

Legacy:

現在のHandBrakeで廃止されたプリセットの互換プリセット。
デバイスが古いなどの理由で、Generalで出力したファイルが再生できない場合などに使用する。

Matroska:

コンテナフォーマットとして「MP4」よりも多くの要素を格納でき、全てのビデオコーデックとオーディオコーデックに対応する「MKV」ファイルで出力するプリセット。
Windows10から正式にサポートされるようになったものの、汎用性の面では「MP4」よりも劣るため、使用環境には注意が必要。

Production:

プロ仕様のビデオ編集に適したファイルを生成するプリセット。
ファイルサイズが極端に大きくなるので、一般利用には不向き。

Web:

Gmailへの添付やYouTube・Vemoなど動画サイトへのアップロードに適したプリセット。
通常の動画ファイルがファイルを全てダウンロードしてから再生するのに対し、ネットワーク上ですぐに再生できるようになる。

「General」には「Very Fast」「Fast」「HQ」「Super HQ」があり、それぞれ解像度が用意されている。
画質については「Very Fast = 並」「Fast = 標準」「HQ = 高画質」「Super HQ = 超高画質」という分類で、エンコードにかかる時間も画質に比例して遅くなり、ファイルサイズも画質に比例して大きくなる。

HandBrake公式がデフォルトで推奨しているのは、画質・エンコード処理の所要時間・ファイルの汎用性などのバランスが取れた「Fast 1080p30」。

1080p30や480p30は解像度とフレームレートを表しており、解像度は次のようになる。

1080p = 1920 x 1080(HD画質)
720p = 1280 x 720(HD画質)
576p = 720 x 576(SD画質)
480p = 720 x 480(SD画質)

HandBrakeのビデオサイズ変更は、ダウンスケーリングのみでアップスケーリングは無効になっている。
そのため1080pのソースを720pにする場合はダウンスケーリングされるが、480pのソースで1080pのプリセットを選択しても、アップスケーリングは行われず、ソースの解像度とフレームレートでエンコードが実行される。

プリセットの比較

Blu-rayディスク 解像度 1920 x 1080 ビットレート36MB(VBR)で10秒間のファイルサイズ 約53MBを各プリセットでエンコードした場合、下記のようになる。

VeryFast 1080p30
ビデオビットレート:2705kbps ファイルサイズ:3.43MB

Fast 1080p30
ビデオビットレート:3717kbps ファイルサイズ:4.64MB

HQ1080p30 Surround
ビデオビットレート:4408kbps ファイルサイズ:6.23MB

SuperHQ1080p30 Surround
ビデオビットレート:5083kbps ファイルサイズ:7.23MB

ファイルフォーマットは全て「MPEG-4」、ビデオコーデックは「H.264/AVC」、オーディオコーデックは「AAC」、オーディオビットレートは「160kbps」。

「HQ」や「Super HQ」のサラウンドに関しては、ソースがステレオの場合は、「Fast」や「Very Fast」と同様に処理される。

画質に関しては好みやこだわりに個人差があるので一概には言えず、更に「Very Fast」で処理したファイルでも、それほどソースと大差がなかったり、明らかな差が出たりと、ソースによっても違いがあるので、画質とファイルサイズを天秤にかけながらプリセットを選択することになる。

Sumally

選択したプリセットの詳細は「Sumally(概要)」タブで確認できる。
必要に応じて「Web Optimized」「Align A/V start」の調整を行う。

「Web Optimized」はプリセットの「Web」と同様、ネットワーク上で動画の再生がすぐに実行できるようになるオプション。
NASなどに動画を保存する場合などにも有効。

「Align A/V start」はフレームを調整してビデオとオーディオの初期タイムスタンプを揃えるもので、エンコードしたファイルに「音ズレ」が生じた際に使用するオプション。
現バージョンではGeneralのプリセットを選択時に有効になるので、エンコード後に動画と音声の同期に問題が発生する場合は、チェックを外してみると良いかも。

Dimensions

「Dimensions(サイズ)」タブでは動画の解像度とクリッピングの設定が可能だが、変更の必要はない。

「Source」には変換元の解像度とPAR(ピクセルアスペクト比)が表示されており、変換後の解像度とPARが「Output」に表示される。

Anamorphic(アナモフィック)

DVDはアスペクト比4:3のSD画質なので、映画など横に長いアスペクト比の動画は、上下に黒帯(レターボック)が入ってしまうところを、レターボックスの部分を利用して縦伸びした画像を作り、ワイドスクリーンでの再生時に横へ引き伸ばして画面いっぱいに表示するための技術で、スクィーズ方式とも呼ばれる。
レターボックスが画素を無駄にしているのに比べ、アナモフィックは全面を使用するため高画質になる。

HandBrakeのアナモフィックは「Automatic」「Loose」「None」の3種類。
前バージョンであった「Strict」はなくなり「Automatic」になっている。

デフォルトは「Automatic」で、横幅(Width)・高さ(Height)ともに変更できず、ソースの最大サイズで出力される。
「Loose」はアスペクト比が維持された状態で横幅(Width)のみ変更が可能になり、「None」は横幅・高さを変更できる。

Modulus

横幅と高さはModulusで指定した値で割り切れる数値に自動計算され、デフォルトの設定値は「2」。
公式サイトではModulusを「2」にすることを推奨しており、Modulusを「2」にして再生できないプレーヤーがある場合は「16」に設定するよう記載されている。

Cropping

HandBrakeは動画の黒帯を検出して削除する機能を実装しており、デフォルトで「Cropping」は「Automatic」になっているため、エンコードを実行すると自動的に黒帯が削除される。
ただし、自動検出は完璧ではないので、クロッピングに誤りがある場合や、黒帯を残したい場合は「Custom」に変更し、上下左右の数値を変更する必要がある。

Filter

HandBrakeのフィルターは「逆テレシネ」「インターレース解除」「ノイズ除去」「グレースケール」で、特定のソースでは有効だが、基本的には使用しない。

Detelecine

逆テレシネフィルタで、テレシネされたソースに対して有効。
テレビ放送(NTSC)のフレームレートは毎秒30フレームで、フィルム映像のフレームレートは毎秒24フレームなので、フィルム映像を普通にテレビで放送すると、毎秒6フレーム分の動きが早くなってしまうため、テレシネによってフレームが追加されている。
逆テレシネは、テレシネで追加されたフレームを取り除き、元の24フレームに戻すフィルターで、当たり前だがテレビ録画したソースでのみ効果がある。

Deinterlace

インターレースを解除するフィルタで「Decomb」と「Yadif」があり、「Decomb」はインターレースになっている部分を検出してフィルタをかけるため、全てのプリセットで有効になっている。

インターレースはアナログ放送やビデオで使用されている走査線を奇数と偶数に分けて送信する方式で、その性質上デジタル化すると縞々になるので、交互に欠けている走査線を補完して表示することで、ちらつきを押さえる効果がある。

Denoise

ノイズを低減するフィルタで、画質や圧縮率の向上を期待できるが、効果はソース次第というところもあり、フィルタが強すぎると画質の劣化を招く可能性が高い。

Deblock

ブロックノイズを低減するフィルタ。
ブロックノイズを塗りつぶすような感じになるため、フィルタが強いとメリハリのない画質になってしまう。

Grayscale・Rotate・Flip

「Grayscale」は映像をグレースケールに変換。
「Rotate」は指定した角度で映像を回転。
「Flip」は左右反転(ミラー)。

Video

Videoタブでは選択したプリセットのコーデックや画質、フレームレート、エンコード方法など、細かな設定が可能。
ただ、プリセットはデバイスとの互換性なども考慮した、一般的に「最適」と思われる設定になっており、公式サイトではプリセットをデフォルトで使用することを推奨している。

Video Codec

コンテナに「MP4」を選択した状態で使用可能なコーデックは「H.264」「H.265」「MPEG-4」「MPEG-2」。
コンテナに「MKV」を選択すると「H.264」「H.265」「MPEG-4」「MPEG-2」「Theora」「VP8」「VP9」が利用可能。

「H.264」の後継として開発された「H.265」は、H.264の2倍の圧縮率があると言われており、Windows10がデフォルトでサポートしているなど普及が進んでいる。
「Theora(セオラ)」はOggの標準ビデオコーデックだが、H.264などと比較すると汎用性は低い。
「VP8」「VP9」は主にWebMなどで使用されおり、「VP9」は「H.265」同様、次世代のビデオコーデックで、YouTubeなどWeb用の動画で普及が進んでいる。

Framerate

フレームレートは1秒間に表示するフレーム数で、単位は「fps」。
動画はパラパラ漫画と同じで、一枚一枚の絵が連続して映し出されており、その一枚の絵に相当するのがフレーム。

テレビやDVDなどは29.97fpsで、1秒間に約30枚の絵が表示されており、地デジのワンセグで15fps、デジタルハイビジョン(地デジ)は60fps。
アクションシーンなど動きの早い部分では、フレームレートの数値が高いほどなめらかな動きを実現するが、フレームレートが高いほどファイルサイズも肥大化する。

「Constant Framerate」は固定フレームレートで、指定したフレームレートでエンコードする。
基本的にフレームレートは、固定フレームレートでソースと同じ数値にすることが望ましいが、固定フレームレートの場合は動きの少ないシーンなども同じフレーム数を使用するため、ファイルサイズが大きくなる。

HandBrakeのデフォルト設定は「可変フレームレート(VFR)」で、「Peak Freamerate」で設定した数値が最大フレームレートになり、シーンに合わせてフレーム数が調整されるため、固定フレームレートに比べ効率的にファイルサイズを小さくできる。
ただし、VFRをサポートしていないプレーヤーでは音ズレが生じる可能性があるため、汎用性を高めるなら固定フレームレートを使用する。

Quality

HandBrakeのビデオ品質はデフォルトで「レート係数(RF)」が使用されており、各プリセットを選択した時点でレートも変動する。
RFは数値が小さいほど高画質になるが、むやみにレートを下げるとファイルが肥大化し、再生できないファイルに仕上がってしまう可能性がある。

公式サイトで推奨されている「x264」「x265」のレートは下記の通り。

  • SD画質(480p・576p) RF 18-22
  • HD画質(720p) RF 19-23
  • フルHD(1080p) RF 20-24
  • 4K UHD(2160p) RF22-28

アニメの場合はPFを1~2引き上げる(低品質にする)ことで、同等画質でファイルサイズを抑えられる可能性がある。

「Avg Bitrate(kbps)」はレート係数を使用せず、平均ビットレートを指定してエンコードする。
レート係数ではエンコードが完了するまでビットレートが分からないので、任意のビットレートでエンコードしたい場合に使用。

エンコード方法はデフォルトで「2-pass Encode」になっており、時間はかかるがコンテンツをスキャンしてからエンコードするため、より品質の高いエンコードが可能。
「Turbo first pass」はコンテンツのスキャンがなく、予測しながら変換作業を行うため、2パスエンコードに比べ作業時間は短縮されるが、品質が低下する可能性がある。

Optimise Video

Optimise Videoは特殊設定の項目なので、この項目も使用しない。

「Encode Preset」はエンコードの速度調整で、「Fast」に近いほどエンコードは早くなり圧縮率が悪くなる。

「Encode Tune」の「psnr」「ssim」はベンチマークを目的として使用するため、通常のエンコードでは使用しない。
「Grain」はフィルムグレイン(フィルム動画独自のノイズ)を保持する。
「Zero Latency」はX.265の設定で、レイテンシを除去する。

Audio

「Audio」タブではエンコードする音声、コーデック、ビットレートなどの設定が可能で、ソースが多重音声の場合は出力する音声を指定しないと、デフォルトでは1つしか出力されないので要注意。

出力する音声や使用するコーデックなどを変更する場合は、ドロップダウンリストから選択する。

ソースに含まれている全ての音声を追加する場合は、はじめに「Clear」をクリックしてから、「Add Track」のリストから「Add All Remaining Tracks」を、個別に追加する場合は「Add New Track」を選択。

オーディオトラックの設定はソースによって変化するものではなく、初期設定の値が一律で適用されるので、設定値を変更する場合は「Selection Behavior」をクリック。

各項目の初期設定画面が表示されるので、設定を変更したら「Save」で保存。
ただし、保存した設定はHandBrakeを再起動すると失われるので、その都度、設定を変更する必要がある。

トラックをエンコードせず、ソースからコピーする場合は「Auto Passthrough」を選択しておく。
ただし、パススルーにするとエンコード時よりもファイルサイズは大きくなる。

Subtitle

映画など字幕は、直接動画に焼き付ける方法と、字幕の情報をコンテナに格納する方法の二通りある。
ただし、コンテナに字幕を格納した場合は、プレイヤーが字幕表示をサポートしている必要があり、汎用性は低くなる。

オーディオトラックと同じ要領で字幕を追加。

「Forced Only」は字幕設定なしでも表示される字幕のみ追加。l
「Burn In」は字幕を焼付。
「Default」はコンテナに格納した字幕を初期設定で表示。

結果的に「Burn In」と「Default」はどちらも字幕が表示されるが、「Default」は字幕機能をオフにすると非表示になる。
ただし、ソースがBlu-rayディスクの場合、ファイル形式にMP4を使用すると「Burn In」「Default」に関係なく、字幕はすべて焼付けになる。
そのため複数の字幕をコンテナに格納したい場合はMKVを使用。

上が字幕を焼き付けたもので、下がコンテナに格納したもの。
字幕の表示位置やフォントの大きさなどが微妙に違っており、再生環境などで字幕の見え方にも差が出てくるため、Preview機能での確認を推奨。

DVDはMP4・MKV、Blu-rayはMKVを使用した場合、複数の字幕を追加した状態で「Burn In」「Default」どちらにもチェックを入れずにエンコードを実行すると、追加した字幕はコンテナに格納されて非表示になり、プレーヤーの字幕設定で表示することができる。

プレビュー

エンコードには相当な時間がかかるため、エンコード後に画質を確認していると、やり直しの際にタイムロスが大きいため、HandBrakeには設定したプリセットでエンコードした場合の画像を確認できるプレビュー機能が実装されている。

上部ツールバーから「Preview」をクリック。

ソースが表示され、スライドバーを動かして予め区切られている任意の開始位置を決め、「Duration」のリストからエンコードする時間(秒)を指定し、「Use system default Player」にチェックを入れ、「Live Preview」でエンコード開始。

エンコードが完了したらプレーヤーが自動起動して再生される。

Preview画像と再生画像を比較すると分かるように、Preview画像はエンコード後の仕上がりイメージではなく、あくまで作業画面。

Previewでエンコードしたファイルは一時ファイルではなく、メイン画面で指定した場所へ保存されているので、画質を比較する際には便利。

エンコード

全ての設定が完了したらエンコードを実行するため「キュー」へ追加する。

ソースを指定してプリセットの選択が完了したら、上部のツールバーにある「Add to Queue」をクリックし、「Start Encode」でエンコードが開始する。

エンコードが完了すると、保存先に指定した場所へMP4ファイルが生成される。

「Show Queue」では追加した「キュー」を確認でき、上部の「Start  Queue」をクリックするとエンコードが開始する。

キューはHandBrakeを終了すると消去されるが、連続して使用する場合はキューが残った状態になるため、エンコードするキューの確認は必須。

DVDFab Passkey・RedFox AnyDVD HDと併用

HandBrake自体はノーマルなエンコーダーで、DVDのアクセスコントロールやBlu-rayのAACSを解除する機能は実装していないが、DVDFab PasskeyやRedFox AnyDVD HDと組み合わせることで、Blu-rayやDVDからMP4やMKVファイルを作成できる。

特にBlu-rayディスクを動画ファイルに変換する場合は、圧縮率が高いこともあって、XMedia Recodeなどのエンコーダーでは失敗することが多いのだが、HandBrakeの失敗率は非常に低く、クオリティの高い動画ファイルを生成できる。

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エンコーダー

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HandBrakeのインストールと使い方

HandBrakeは手軽にMP4またはMKVファイルに変換できるエンコーダーで、保護のかかっていないDVDやBlu-ra … “HandBrakeのインストールと使い方” の続きを読む

WonderFox HD Video Converter Factory Pro(HD動画変換プロ)のインストールと使い方

HD Video Converter Factory Pro(WonderFox HD動画変換プロ)は、WonderFo … “WonderFox HD Video Converter Factory Pro(HD動画変換プロ)のインストールと使い方” の続きを読む





WonderFox HD Video Converter Factory Pro(HD動画変換プロ)のインストールと使い方

HD Video Converter Factory Pro(WonderFox HD動画変換プロ)は、WonderFox DVD RipperやWonderfox Photo Watermarkを開発している中国のソフトウェアベンダーの製品で、他の製品と同様、数ステップで動画の変換が可能な有料のエンコーダーアプリ。
エンコードの品質が優れており、特にアップスケーリングをした際のクオリティは特筆すべきものがある。
また、エンコードだけではなく、動画サイトからファイルをダウンロードする機能も実装している。

アプリケーションは無料でダウンロードとインストールが可能だが、ライセンスキーでアクティベートしないと動画変換に5分の上限がある。

HD Video Converter Factory Proの価格はセール期間中なら1ライセンス 税込み3,500円くらいで、無期限(ライフタイム)のライセンスを購入でき、クレジットカード決済だけではなく、PayPalや日本円でコンビニ決済も可能。

システム要件

バージョン16.3現在

OS:Windows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 /10

ソフトの入手先

WonderFox HD Video Converter Factory Pro(HD動画変換 Pro) 公式ダウンロードページ



HD Video Converter Factory Proのインストール

有料ソフトなのでアドウェア等の心配もなく、セットアップも至ってシンプル。

ダウンロードページにある「フリーダウンロード」のボタンをクリックしてインストーラーをダウンロードする。

インストーラーを起動して、ユーザーアカウント制御のメッセージが出たら「はい」で許可。

言語選択の画面が出るので「日本語」になっていることを確認して「OK」。

セットアップウィザードが開始するので「次へ」。

EULAが表示されるので確認して問題がなければ「同意する」。

インストール先の指定。
特にこだわりがなければデフォルトのまま「インストール」をクリック。

インストールが終了したら「完了」をクリック。

ブラウザと同時に購入を促すメッセージがでるので、ブラウザは「X」で閉じて、
メッセージは「Next Time」をクリックして閉じる。

アンインストールはWindowsの「プログラムの削除」や「Geek UnInstaller」などを使用して削除するのだが、アンインストール実行時に上図のような「70%OFFにするから戻ってきて!」みたいな画面が表示され、アンインストールが中断されるので、続行する場合は「Ruthlessly Refuse(無慈悲に拒否)」をクリック。

使用方法

試用版では制限があるものの、エンコードのクオリティや操作性を確認するだけなら十分で、本格的に利用する場合はライセンスキーを購入する必要がある。
また、試用版ではウザいくらいに購入を促してくるため、少々の我慢も必要。

サポートしているビデオフォーマットは「AVI, MP4, H.265, VP9, H.264, MPG, MPEG, VOB, MOV, FLV, MKV, MTS/M2TS/TS/TP/TRP(AVCHD, H.264, VC-1, MPEG-2 HD), MOD, TOD, DV, WMV, ASF, 3GP, DRM MP4, RM, RMVB, OGV, VRO」などで、SD画質からHD画質へのアップスケーリング変換や、HD画質をSD画質へダウンスケーリング変換することが可能。

ISOイメージファイルもサポートしているため、ISOから高品質な動画ファイルを作成することができる。

メイン画面に示されている操作手順の通り、基本的なエンコードの手順は「ファイルを追加」→「出力形式を選択」→「変換」の3ステップになる。

エンコードする場合は右上にある「ファイルを追加」をクリックして、ソース(変換元)のファイルを指定するか、メイン画面にソースをドラッグアンドドロップで追加する。

ソースは複数追加でき、個々にエンコード設定が可能。

ソースを追加すると、ソースのフォーマットや解像度の情報と、変換後の情報が表示される。

追加したファイルを削除する場合は、ファイル情報の右上にある「x」をクリックするか、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)から「削除」を選択。

複数のファイルを取り扱う場合は、ファイル情報のファイル名の前にあるチェックボックでアクティブ・非アクティブの切り替えが可能で、非アクティブにすると変換対象から外される。

ソースが複数の音源を格納している場合は、「スピーカー」アイコンのリストから使用する音源を選択する。

音声同様、ソースが映画などで字幕を格納している場合は、エンコード時に焼き付ける字幕を「T」アイコンのリストから選択する。

変換後のファイル形式にMP4やMKVを選択しても、ソースの字幕情報を格納することはできず、格納されている字幕の1つを焼き付けることになる。

出力するファイル形式を変更するには「出力形式」のリストボックをクリック。

初期状態では「Format」の「Video」が選択されており、AVI・MP4・MKVなどのフォーマットが選択できる。

どのフォーマとが良いのか分からない場合は初期設定の「MP4」を推奨。

「Web」をクリックするとYouTubeやFacebookなどに適したフォーマットが表示され、「4KHD」でも同様。
ただ、表示されているフォーマットは「専用」というわけではなく、エンコードの設定は「Video」で選択したフォーマットの解像度を変更し、オートフィットで出力したものとほとんど同じ。

「Device」ではメーカー毎にデバイスが表示されるが、こちらも特別な設定がされているわけではなく、再生可能なフォーマットが選択されるだけなのだが、動画フォーマットのことが分からない場合は、エンコード後に再生できないという失敗がなくて便利かも。

出力形式が決まったら解像度を設定する。
デフォルトは「Auto Fit」でソースと同じ解像度になる。

480PはSD画質、720PはHD、1080PはフルHD、4Kは4KウルトラHD。
解像度を変更する場合はスライダーを任意の解像度に移動する。

デフォルト設定では無効になっているが、エンコード時の圧縮設定を変更することもできる。

メイン画面の下部にある「圧縮設定」にチェックを入れ、スライダーを移動させると、ファイル情報の「圧縮比」が変動する。
圧縮比を高くすると出力後のファイルサイズは小さくなるが、画質が犠牲になるため要注意。

ファイルフォーマットと解像度を指定すると、「HD Video Converter Factory Pro(HD動画変換プロ)」は使用するエンコーダーやビットレート、フレームレートを自動設定するため、専門知識が無くても高品質なエンコードを行えるが、各項目を手動で変更することも可能。

設定を変更するには「詳細設定」をクリック。

ビデオ・オーディオともにエンコーダーやビットレート、フレームレートをリストから任意に選択する。

「HD Video Converter Factory Pro(HD動画変換プロ)」のスマートフィット設定では、ビデオエンコードがCFR(固定フレームレート)で実行されており、ビットレートは変換設定時に指定した解像度と使用するエンコードの組み合わせにより、固定値で変動している。

ビデオビットレートの項目にある「VBR(可変ビットレート)」にチェックを入れると、ビットレートのリストは「最高・ミディアム・低」に変わり、エンコードが可変ビットレートで実行される。
ただ、VBRで出力した結果、3度のテストで3回ともビットレートが極端に膨れ上がる現象を確認している。

また、不可解なのが「ロスレスモード」。
説明書きで「理想的な設定で高品質な変換」となっているが、実際に出力されるファイルは、「ロスレスモード」適用前のファイルよりもビットレートやフレームレートが低く、画質も明らかに劣化していた。

「VBR」も「ロスレスモード」も使用しないことを推奨。

エンコード設定が完了したら、ファイルの保存先を指定。
メイン画面の下部にある「出力フォルダ」で任意の場所を選択する。

全ての設定が完了したら「変換」ボタンをクリック。

試用版の場合は「変換」をクリックすると上図の画面になり、5秒後に表示される「無料試用」をクリックすると、5分間のみエンコードが実行される。

試用版に限らず、ライセンスを購入した後も、エンコード完了時には宣伝メッセージが表示されるため、右上の「X」で閉じるか、「開く」で保存先のフォルダを開く。

マージ

「マージ」は追加したソースを連結して、1つのファイルをとして出力する機能。
解像度やファイル形式が違っていても連結できるので、地味に便利だったりする。

連結するファイルを追加した状態で「+マージ」をクリック。

はじめに連結するファイルを格納するための「Pack」を作成するため、「+マージ」をクリック。
「オリジナル」にあるソースを選択した状態で「+マージ」をクリックすると、ソースが追加された状態でPackが作成される。

連結するファイルを「オリジナル」から選択し、「追加」をクリックしてPackに追加する。
解像度やファイル形式が異なっていても問題ない。

Packは複数作成でき、作成したPackを削除する場合は、削除するPackを選択した状態で「スプリット」をクリック。

作成したPackは1つのソースとして表示され、後はエンコード設定を行ってから変換する。

クリップ(トリム)

トリミングを利用することでソースの一部分のみエンコードすることができる。

ファイル情報の右下にある「ハサミ」アイコンをクリック。

シークバーにある開始点と終了点のスライダーを移動して出力する範囲を決めるか、開始時間と終了時間を入力する。

クロップ(部分拡大)

設定した範囲を拡大してエンコードする機能。
拡大設定は全編に適用されるため、クリップ(トリム)と併用することが多いかも。

トリムの横にあるクロップアイコンをクリック。

左がオリジナルで右が拡大された状態。
左の画像には範囲を表す点線が表示されており、ドラッグして範囲選択を狭くしていくと、選択されている部分が拡大されていく。

エフェクト

ハイライト、グレースケール、モザイク、セピア、ノイズなどの効果を適用する機能。
部分拡大と同様、全編に適用される。

エフェクトを使用する場合は右端のアイコンをクリック。

下部のイメージから使用するエフェクトをクリックすると、右側に効果的適用後のプレビューが表示される。

設定

「設定」は初期設定のままで問題ないが、「オプション」で画質が向上する「フォースモード」に変更することができる。

「設定」はメイン画面の右上にある金槌のアイコンをクリック。

「HD設定」の項目にある「質の向上」で「画質強化」にチェックを入れ、「フォースモード」に変更すると、仕上がりが通常モードよりもわずかに向上する。

画質の比較

素材は敢えて画質が荒い「マッドマックス2」のDVDを無圧縮でリッピングしてISOファイルにしたものを使用。
解像度は720 x 480で、フレームレートは29.97fps。

オリジナル:ISOファイルをVLCで直接再生したもののスクリーンショットから380 x 270のサイズを切り抜いたもの。

スマートフィット:デフォルト設定のままファイル形式をMP4にしてスマートフィットで変換したものを再生し、スクリーンショットを380 x 270のサイズを切り抜いたもの。

解像度:720 x 480
ファイルサイズ:55MB/5分
ビデオフォーマット:AVC
ビデオビットレート:1199kbps
フレームレート:29.25fps

オリジナルと比較してノイズが低減しており、変換後のほうが鮮明な画像になっている。
実際の再生時にはオリジナルと同等のノイズが確認できるものの、エンコードによる画質の劣化は感じられない。

720P(HD):デフォルト設定のままファイル形式をMP4にして、サイズを720Pにアップスケーリング変換したものを再生し、スクリーンショットを380 x 270のサイズを切り抜いたもの。

解像度1280 x 720
ファイルサイズ:126MB/5分
ビデオフォーマット:AVC
ビデオビットレート:3198kbps
フレームレート:29.25fps

わずかに画質が甘くなっているものの、再生時に認識できるほどではなく、オリジナルと遜色ない状態で仕上がっている。

720P(HD)フォースモード:オプションのHD設定を通常モードからフォースモードに切り替えたもの。
ビットレートやファイルサイズは720Pの通常モードと同じ。

通常モードに比べノイズが抑えられ、より見やすい画質になっている。

ビデオダウンロード

HD Video Converter Factory Proにはエンコード機能のほかに、動画サイトから動画をダウンロードする機能を実装しており、YouTube、ニコニコ動画、Facebook、Liveleak、Vimeo、metacafeなどの動画を、HD Video Converter Factory Proで指定したファイルフォーマットでダウンロードできる。

※違法コンテンツをダンロードすると著作権法に抵触するので要注意

ダウンロード方法はシンプルで、ダウンロードサイトからダウンロードする動画を開いてURLをコピー。

「ビデオダウンロード」をクリック。

「URLの追加」のテキストボックスに、コピーした動画サイトのURLをペースト(貼り付け)て、「分析」をクリック。

分析が正常に終了すると「ダウンロード」のリストが選択可能になるので、ダウンロードするファイル形式と解像度を任意で選択後、「ダウンロード」をクリック。

タスクがHD Video Converter Factory Proのメイン画面に追加され、ダウンロードが開始する。

ダウンロード時のファイル形式を変更したい場合や、動画から音声だけを抽出したい場合などは、そのままHD Video Converter Factory Proで再エンコードを実行するため「キャンセル」をクリック。

「OK」をクリックするとダウンロード時に指定した保存先のフォルダが開く。

動画ファイルから音声ファイルを作成するには、ファイル形式を「Format」の「Audio」から任意の音声ファイルを選択して実行するだけ。
汎用性のある音声のファイルフォーマットは「MP3」や「AAC」。

不具合

前述のとおり、エンコードの詳細設定で「VBR」にチェックを入れた際、作成されるファイルのビットレートが異常に高い数値になる現象を確認している。

テストに使用したのはBlu-rayを変換した4GBのMP4(ビットレート4447kbps)と、DVDを変換した4.5GBのISOファイル(ビットレート3700kbps)で、エンコードの品質を「最高」にした場合、いずれも変換後のビットレートが10倍の40Mbpsを超えた状態のファイルが生成された。
また、品質を「ミディアム」にすると、ビットレートは下がるものの、それでも20Mbpsを超える数値でエンコードされるため、実用性はほとんどない。

「ロスレスモード」も同様で、本来は無劣化に近い設定でエンコードされるべきものが、標準のスマートフィット設定で出力したファイルよりも、ビットレートやフレームレートが低く、画質も認識できるレベルで劣化しているため、使用する意味がまったくない。

また、現バージョン(16.3)では解消されているが、バージョン16.2の日本語環境でエンコードの詳細設定に文字化けがあり、「詳細設定」を開くと正常にエンコード処理ができない不具合があった。

ライセンスキーの購入と登録

ライセンスキーの購入は日本語に対応しており、決済も日本円になっている。

購入ページ

購入ページから「Buy Now」をクリックしてカートに入れる。

価格の高い方はWonderFox DVD Ripper Proがバンドルされているお得なセット版。

決済システムはWonderFoxのものではなく、「Avangate」というeコマース全般のシステムを提供している企業で、2006年にオランダで設立し、現在は米国アトランタとオランダのアムステルダムに本社がある。

グローバルペイメントサービスも提供しているので、ペイパルのほかクレジットカードでもJCBが使用できたり、コンビニ決済が可能だったりする。

ライセンスキーを入手したら、WonderFox HD Video Converter Factory Proの右上にある「登録」をクリック。

ライセンスキーを入力して「すぐ登録」をクリック。

微妙な日本語だが、どうやら「あなたはHDビデオファクトリープロの登録に成功しました。」と言いたいらしい。

このメッセージが表示されたら制限が解除され、フル機能を使用できるようになる。





エンコーダー

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Freemake Video Converterのインストールと使い方

Freemake Video Converterは手軽で多機能な動画変換(エンコーダー)ソフト。
小難しい動画の知識がなくても、感覚だけで操作ができるくらい、ユーザーインターフェースは分かりやすいデザインになっている。
ただ、最新バージョンではFreemakeのロゴ挿入や処理速度の低下など、有料ソフトへの移行を促すため大幅に制限が設けられ、無料で使用できるレベルではなくなっている。
更に有料プランへのアップグレードには決済に大きな欠陥があるので注意が必要。

また、DVD-Videoに使用されているアクセスコントロール技術(CSS)の解除機能を実装しており、保護されたDVD-Videoから直接、動画ファイルへの変換が可能になっているが、同機能を使用すると著作権法に抵触するので要注意

システム要件

バージョンバージョン 4.1.10現在

OS:Windows Vista 以降 32bit / 64bit
CPU:Intel / AMD 1GHz以上のPC互換機
RAM:256MB以上
HDD:50MB以上の空き容量
※Microsoftの .NET Framework4.5が必要(Windows7ではセットアップウィザードで自動インストール。Windows10ではデフォルトで有効になっている)

ソフトの入手先

Freemake Video Converter 公式ダウンロードページlink



Freemake Video Converterのインストール

セットアップウィザードは日本語に対応しているが、2017年5月時点でインストーラーを起動すると、Panda Free AntivirusがPUP(怪しいプログラム)として自動削除するようになったので、インストールする場合は一時的にウイルス対策ソフトを停止する必要がある。

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ダウンロードページも日本語化されているので、「ダウンロード」をクリック。

ダウンロードしたインストーラーを起動すると「ユーザーアカウント制御」のメッセージが表示されるので変更を許可する。

言語選択は「日本語」にして「OK」。

セットアップウィザードが開始。
障害レポートの自動送信がデフォルトでチェックが入っているので、勝手に送信されるのが嫌ならチェックを外しておく。

「カスタムインストール」を選択し、「プログラムとメディアファイルを関連付ける」のチェックを外しておく。

Windows7環境でパソコンに.NetFramework4.5がインストールされていない場合は、「Microsoft.Net Framework4.5をインストールする」という項目がでるのでチェックを入れる

インストール先の指定。
特にこだわりがなければデフォルトのままでOK。

必要なファイルをダウンロードしながらインストール中。

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インストールが終了したら「完了」をクリックしてセットアップウィザードを閉じる。

初回起動時にはブラウザが開き、Freemakeのサイトが表示されるので、そのまま閉じてOK。

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「.NetFramework4.0をインストールする」にチェックを入れた場合、VideoConverterのセットアップウィザード完了後に.NetFramework4.5のセットアップが開始する。
使用許諾書に問題なければ「同意する」にチェックを入れて「インストール」。

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インストール開始。

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.Net Framework4.0のインストールが完了したら、Freemake VideoConverterが使用可能になる。

Freemakeの製品にはインストール時に自社の製品をアピールするアドウェアのような常駐プログラムがインストールされるため、全てのインストールが完了したら最後に「AdwCleaner」の実行を推奨。

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AdwCleanerはアドウェアとハイジャッカーの駆除に特化したフリーソフト。 インストールが必要なく、ダウンロードした … “AdwCleaner のインストールと使い方” の続きを読む

使用方法

エンコードの高度な設定はできないものの、一般的な動画・音声・画像ファイルに対応しており、デフォルトで標準以上の品質設定になっているのが特徴。

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起動時に中央へ表示されるのは、Freemakeが提供しているソフトの紹介なので、気にしなくてOK。

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VideoConverterでサポートされているファイルは、「ヘルプ」の「サポートされている形式」で確認できる。
よほどマニアックなファイルか、市販ソフトに多い独自フォーマットのファイルで無い限り、ファイルが認識されないということはない。

ソースの指定

全ての操作は、初めにソース(変換元)の指定から始まる。

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上図赤枠部分の「+ビデオ」「+オーディオ」「+DVD」「+写真」をクリックするとファイルエクスプローラが開くので、ソースとなるファイルを指定する。

「+ビデオ」は動画ファイル、」「+オーディオ」は音声ファイル、「+DVD」はDVDフォルダの「VIDEO_TS」フォルダ、「+写真」は画像ファイルの指定ができる。
「URLを貼り付ける」は動画サイトのURLをクリップボードにコピーしてからクリックする。

ソースが保存されている場所を開き、ファイルが見えない場合はサポートされていないファイルなので、Freemake Video Converterでは取り扱えない。

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追加したファイルを削除するには「✕」をクリックするだけ。

エンコーディング(ファイル形式の変換)の基本操作

動画ファイルは「動画(ビデオ)」と「音声(オーディオ)」から構成されており、これらの要素を1つの容器(コンテナ)に入れたものが、コンテナフォーマットと呼ばれるファイル形式で、AVIやMKV、MP4などがメジャーなコンテナフォーマットになる。

コンテナフォーマットに格納するビデオファイルにはH.264やMPEG4、WMV、オーディオファイルにはMP3やAAC、WMAなどがある。
これらのファイルはコーデックという圧縮・復元プログラムによってファイル形式が決められ、画質や音質はコーデックによって左右される。

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メイン画面の下段に並ぶアイコンは、ビデオコーデックやオーディオコーデックを表しており、選択した形式へ変換する。
ただ、「Apple」「Samsung」「Sony」などのメーカー名を冠したものや「XBox」「Android」などは、各メーカーから 販売されているデバイスに適した設定、いわゆるプリセットが用意されているだけで専用というわけではない。

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エンコードメニューが多すぎて使いづらい場合は、使用頻度の高いアイコンにマウスオーバーし、表示される☆をクリック。
エンコードメニューの左上にある表示切替アイコンで、☆(お気に入りを表示する)を選択すると、選択したアイコンだけが表示される。

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変換するファイル形式のアイコンをクリックすると出力パラメーターが開く。

プリセットには予めいくつかの設定が登録されており、画質を優先させるなら「ソース(変換元)と同じ」が最も無難。

「ソースと同じ」は元の動画と同じ解像度でファイルフォーマットのみを変換するので、Freemake Video Converterでは最大解像度になる。
プリセットで元ファイルの解像度より大きな設定を選択しても、エンコードはソースと同じ解像度で処理されるため、元ファイルよりも解像度を下げる場合にのみ「ソースと同じ」以外のプリセットは有効。

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クオリティにこだわりたい場合は、ワンパスエンコーディングを2パスエンコーディングに変更する。

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ファイルサイズはデフォルトで「オート」になっている。
「オート」はソースを指定した条件でエンコードした際の標準的なサイズになっており、後述するビットレートやフレームレートを指定する場合も「オート」にしておく。

ファイルの出力場所を指定したら「変換する」をクリックでエンコードが開始する。

Reference
ファイル形式の選択は用途によって決めれば良いのだが、汎用性が高いのは「AVI」と「MP4」。
WMVはWindows環境ではお馴染みだが、クロスプラットフォームで再生する場合には対応するプレーヤーが限られてしまうのが難点。
MKV(マトリョーシカ)は他のフォーマットよりも機能的だが、AVIやMP4に比べると汎用性に難がある。ただ、Windows10で標準対応になったため、今後の普及が見込まれる。

エンコーディングのカスタム設定

Freemake VideoConverterはデフォルト設定で無難にエンコードできるが、プリセットの編集や追加、ファイルサイズの指定なども行える。

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最も手軽なのが出力サイズの指定。
表示されている変換後の出力サイズをクリックすると、「出力サイズの制限」という設定画面が開くので、「オート」から「カスタム」に変更し、出力サイズを許容出力サイズの範囲内で任意の数値に変更する。
ただし、出力サイズを指定した場合に変更されるのはビットレートなので、サイズを小さくするほど画質は劣化する。また、「オート」で表示されているファイルサイズよりも大きくしても、画質のクオリティはそれほど向上しない。

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プリセットに登録されている「フレームサイズ」「ビデオコーデック」「フレームレート」「ビットレート(ビデオ)」「オーディオコーデック」「チャンネル」「サンプルレート」「ビットレート(オーディオ)」は、プリセットエディタで編集可能。
プリセットエディタを開くには「ギア」のアイコンまたは「+」アイコンをクリック。

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各項目の値を変更することで画質や動画の滑らかさ、ファイルサイズなどが変わってくる。

コーデックを初め、ビットレートやフレームレートの変更については、ある程度の予備知識が必要な上級向けの設定だが、Freemale Video Converterはファイルサイズを編集することで、自動的にビットレートが変更されるので、変換後の画質が気に入らなければ、ファイルサイズを大きくするだけでOK。
また、アスペクト比に関しては16:9の元ファイルを4:3にエンコードしても、アップスケーリングは行われず、アスペクト比は維持された状態で、解像度のサイズが調整される。

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プリセットエディタで編集した内容は、「タイトル」に入力された名称で保存され、次回からプリセットで呼び出せる。
アイコン部分をクリックすると、任意のアイコンに変更も可能。

エンコードエラー

使用環境や素材に原因があるのか、プログラムの不具合なのかは不明だが、エンコード時にWMVを選択するとエラーが発生。

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MPEG2やMP4など複数のファイルで試したが、WMVへの変換は全てエラーが出て実行できなかった。

エンコード設定の比較

1パスエンコーディングと2パスエンコーディング、ファイルサイズ許容出力最大と最小の違いを、サンプル動画を使用して比較。

 

動画のカット編集

Freemake Video Converterはエンコードだけでなく、動画のカット編集機能を実装している。

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編集するにはソースを読み込んだ状態で、ハサミのアイコンをクリック。

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メディアプレイヤーのような編集画面が開く。

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左の操作ボタンは「停止」「再生」「コマ戻し」「コマ送り」「ミュート(無音)」の、メディアプレーヤーの機能。
中央にある「カット」の操作ボタンは、「選択範囲の先頭」「選択範囲の先頭に移動」「選択範囲の削除」「選択範囲の末尾に移動」「選択範囲の末尾」で、右の「動画回転」は動画が90度ずつ回転させる操作ボタン。
各アイコンの上にマウスカーソルを持って行くとアイコンの説明がでるので分かりやすい。

カット編集で間違えやすいのが、「指定した範囲は削除される」ということ。
そのため動画の一部分を残したい場合は、残す部分の前後をカットしなければならない。

カット編集が終わったら「OK」をクリックすると、編集が反映されてエンコード可能な状態になる。
編集をやり直ししたい場合は、「OK」ボタンの横にある「✕」をクリック。

DVDから動画ファイルを作成

Freemale Video ConverterはDVD-Videoを簡単に動画ファイルに変換することができる。
ただし前述のとおり、CSSの解除機能を実装しているため、映画DVDなどCSSで保護されているDVD-Videoを利用すると違法になる。

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DVDから動画を作成する場合は、メニューの「+DVD」をクリックし、フォルダー参照画面でDVD-Videoを開き「VIDEO_TS」フォルダを指定する。

ISOイメージファイルの場合は直接読み込めないので、Virtual CloneDriveなど仮想ドライブでマウントしてからき「VIDEO_TS」フォルダを指定する。

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取り込んだソースに多重音声や字幕がある場合は、音声と字幕の表示部分をクリックするとドロップダウンリストが表示されるので、動画に含めるものを選択する。
ここで設定した字幕は、動画そのものに表示されるため、DVD-Videoのように字幕の表示非表示の切り替えはできず、字幕入りの動画としてエンコードされる。

MKVは字幕や多重音声を取り扱えるコンテナフォーマットだが、現在のところMKVを選択しても多重音声や字幕を取り込むことはできない。

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字幕や音声を選択した場合は、編集画面で再生して正しく表示されているか確認する。
ただ、編集画面ではきれいに表示されていても、動画に表示される字幕は滲みがあり、少々見づらい部分がある。

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ファイルを読み込んだら、出力するファイル形式を下のメニューから選択するだけ。

エンコード設定はビデオもDVDも共通なので、2パスエンコードでファイルサイズは大きめに設定したほうが画質のクオリティは向上する。

動画の結合

複数の動画をまとめてエンコードする際、1つの動画ファイルとしてまとめることも可能。

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2つ以上のソースを読み込むと「ファイルを結合」のボタンが操作可能になるので、結合する場合は「ON」にする。

結合する動画は、ファイルの種類や解像度に関係なく、Freemake Video Converterがサポートしているファイルであれば使用でき、各動画ごとにカット編集も可能。

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ファイルの結合を有効にすると、初めに読み込んだファイルの入れ子として表示される。

動画と動画のつなぎ目にフェードを用いる場合は「フェージング遷移」を選択。フェードせずにそのまま動画を切り替える場合は「遷移を無効する」にしておく。

ファイルを結合する場合、プリセットで「ソースと同じ」を選択すると、解像度とフレームレートは選択された動画で最大のものに設定され、解像度が低い動画は拡大、アスペクト比が合わないものは上下に黒帯が入る。
また、ビットレートは出力サイズによって変化するが、結合するビットレートの差が大きいと、高いビットレートのファイルは画質が劣化する傾向にあるため、プリセットエディタでの編集を推奨。

スライドショーの作成

「+写真」では複数の画像ファイルを選択し、結合してスライドショーのような動画を作成することができる。

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「+写真」をクリックすると画像ファイルの選択画面が開くので、スライドショーに含める画像を選択する。
一度に複数のファイルを選択する場合は、「Ctrl」キーを押しながらファイルを選択していく。
再生順序やファイルの追加・削除は後から編集できるので最初の選択は適当でOK.

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画像を選択したら新しいプロジェクトが作成されるので編集アイコンをクリック。

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上図赤枠部分のアイコンをクリックすると編集画面が開き、画像の追加・削除と並べ替えが行える。

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間隔では画像の表示時間を設定できるが、ドロップダウンリストからの選択になり、任意での指定はできない。

オーディオトラックではMP3ファイルやAACなど、Freemake VideoConverterがサポートしているファイルを指定し、スライドショーのBGMを付けることができる。
ちなみにMIDI音源はサポート外。

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スライドショーの画像は通常クロスフェードで切り替わるが、「パノラマ」を有効にすると画像表示中もズームイン・ズームアウトのエフェクトが追加され、スライドショーに動きが出る。

設定が完了したら再生して確認。問題なければ「OK」をクリックしてメイン画面に戻り、出力する動画タイプを選択し、エンコード設定をして変換するだけ。

スライドショーのサンプル

Freemake Video Converterを使用して作成したサンプルスライドショー。
画像にBGMを付け、パノラマを使用。

※音声がでるのでボリュームに注意してください。

オーサリング

動画ファイルをDVDプレイヤーで再生するためには、オーサリングという処理が必要で、本ソフトにはDVDの簡易的なオーサリング機能がある。
オーサリングソフトではないので、メニューやチャプターの編集はほとんどできないが、手元の動画ファイルを手軽にDVD化することができる。

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DVDでメニューを作成する場合、チャプターは1つの動画ファイルに対して1つしか作成されないため、1つの動画ファイルで複数のチャプターを作りたいなら、予め動画をチャプターの数だけカット編集しておく必要がある。

チャプターのタイトルはファイル名が使用されるので、登録する際に名称を編集しておく。
※チャプタータイトルはメニュー編集でも変更可能。

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エンコードメニューの中にある「DVD」を選択する。
Blu-rayのメニューもあるが、無料版では1つの動画ファイルのみオーサリングが可能で、メニューも使えず、動画の最後にFreenake.comのロゴが挿入される。

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画質は動画のサイズによって自動的に調整され、「良質」「標準品質」「低品質」と3段下で評価されるが、当然ながら可能な限り「良質」の状態でオーサリングした方が良い。

デフォルトでは「メニュー無し」になっているので、メニューが必要なければそのまま「変換する」をクリック。
メニューを作成する場合は、「DVDのメニューの種類を選択してくだ」となっている箇所の「NO MENU」をクリック。

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メニューの種類は「メニュー無し」「テキストのみ」「動画サムネイル」の3択で、テキストメニューはタイトルとチャプタータイトルのみ編集可能で、背景画像の差し替えは不可。

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タイトルやチャプター名を変更するには、編集するタイトルをワンクリックし、文字列が反転したら、そのまま文字入力する。
※一般的にテキスト入力時にでるIビームは表示されない。

背景画像を変更する際は、「カスタム背景を使用する」にチェックを入れ、任意の画像を指定すればよいのだが、トリミングや画像の位置調整はできない。
また、選択した画像は強制的に拡大縮小されるため、正方形に近い画像を指定すると残念な感じになるので、使用する画像は予め16:9のアスペクト比に編集したほうが良い。
ちなみにデフォルトの画像は1024px x 576pxで作成されている。

上図のようにチャプターメニューが「No Preview」と表示されていても、DVD化した状態では正しく表示されているので問題ない。

videoconverter046

オーサリングは「DVDメディアへの書き込み」「DVDフォルダで出力」「ISOファイルで出力」の3タイプが可能で、「宛先「DVDディスク、ISO、フォルダ」を選択してください」のドロップダウンリストから、出力するタイプを選択する。

ドロップダウンリストから「光学ドライブ」を選択すると「変換する」が「書き込み」のボタンに変わるので、DVDのブランクメディアをドライブに挿入後、「書き込み」をクリック。
DVDフォルダやISOイメージファイルで出力する場合は、任意の保存先を指定して「変換する」をクリック。

DVDオーサリング サンプル

実際にアーチ・エネミーのオフィシャル動画を使用してDVD化してみた。

全部で12曲あり、使用した動画の解像度は320×240 640×480 1280×720 1920×1080、ファイルタイプはMP4 FLV。
作成されるDVD-Videoの解像度は720×480なので、1280×720以上の動画はそれなりに綺麗だが、320×240の動画は拡大されるためブロックノイズが目立つ。
アスペクト比に関しては16:9なので、1280×720と1920×1080以外のものは上下・左右に黒帯が表示される。また、元ファイルに黒帯があると、四方を黒帯で囲んだ残念な状態になる。

何より残念なのはメニュー。
クールな感じにしたくても、デフォルトのメニューデザインがファニーなので、背景画像をハードな感じに差し替えると、非常にアンバランスになってしまう。orz

有料プランへのアップグレード

最新のFreemake Video Converterはアプリのセットアップ時に、無関係なアプリのインストールがなくなったものの、無料版では機能制限が強まり、露骨に有償バージョンへのアップグレードを促すようになった。

ただ、この有料プランへのアップグレードには決済に大きな欠陥があるので要注意。

アップグレードは上部メニューの「ヘルプ」から選択でき、期限付きと無期限のプランが用意されている。
問題なのは期限付きのプラン。

期限付きのプランはサブスクリプションになっており、期限が来ると自動更新される。

しかし、Freemakeのサイトを見ればわかるが、そもそもFreemakeのサイトには有料プランのページが存在せず、一般的なサブスクリプションでアプリを提供している企業のように、サブスクリプションを管理するログインページもない。
つまり、購入したサブスクリプションを停止する術がなく、サブスクリプションを停止する方法の記載も見当たらない。

そのため期限付きのプランをクレジットカード決済で購入すると、メールでFreemakeに問い合わせるか、クレジットカード会社に事情を説明して支払いをストップすることになるので、クレジットカードの利用は控えたほうが無難。
ただ、クレジットカードのほかにペイパルが利用できるので、期限付きの有料プランを購入する場合は、PayPalの利用を強く推奨する。

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XMedia Recode のインストールと使い方

XMedia Recodeは多形式のフォーマットに対応したドイツ製のエンコーダーソフトで、シンプルで使いやすく日本語にも対応している。
バグフィックスや言語ファイルの更新、各コーデックの更新など、バージョンアップの頻度も高い。

2016年1月リリースのバージョン3.2.8.0でWindows XPとVistaがサポートから外されている。

システム要件

バージョン3.4.3.4現在

OS:Windows7 / Windows8 / Windows8.1 / Windows10(32bit & 64bit)
CPU:Intel / AMD 1GHz以上のPC互換機
RAM:1GB以上
DirectX:DirectX9
nVidia CUDA:nVidia GPUドライバー 378.66以降

DirectXはMicrosoftが開発したAPI(プログラミングインターフェース)で、グラフィックや音声などを取り扱う際、ソフトウェア間で情報をやり取りするためのもの。

nVidia CUDAはnVidia製のハードウェアの性能を引き出すための技術なので、CUDAに対応したnVidiaのグラフィックカードを使用していると活用できる。

ソフトの入手先

XMedia Recode 公式ダウンロードページlink



XMedia Recodeのインストール

XMedia Recodeのセットアップには「インストーラー」と「ポータブル」という2つの選択肢が用意されており、通常はインストーラー版を使用。

レジストリに書き込みされたくない場合や、XMedia RecodeをUSBメモリなどにコピーして使用する場合は「ポータブル版」を利用する。

xmedia-recode002

ダウンロードページを開くとブラウザ上部にドイツ語でメッセージが出現するが、これは「Cookieが有効になっており、引き続きサイトを利用する場合はCookieの使用に同意するものとする」という内容。
要はCookieを使用して利用者の属性などを記録しているということで、注意書きが表示されると身構えてしまうが、多くのサイトで普通に使用されているものなので特に問題はない。

ダウンロードするだけなのでドイツ語のままでも良いのだが、見慣れた英語で表示させたい場合は右上の「English」をクリック。

インストーラー版は「XMedia Recode Installer」の「Download」をクリック。

ダウンロードしたインストーラーを開くと「ユーザーアカウント制御」のメッセージが表示されるので「はい」をクリック。

以前はセットアップウィザードも日本語化されていたが、現在は未対応のため「English」のまま「OK」。

使用許諾書に問題がなければ「I accept the agreement」にチェックを入れて「次へ」。

XMedia Recodeのインストール先を選択。
特にこだわりがなければデフォルトのまま「Next」。

スタートメニューへショートカットを登録するので、そのまま「Next」。

デスクトップにアイコンを作成する場合はチェックを入れたまま「Next」。

設定に問題がなければ「Install」をクリック。

セットアップが終了した「完了」をクリックするとXmedia recodeが起動する。

使用方法

主要なファイル形式は網羅されており、バージョンアップによりFFmpegやH.265のアップデートのほか、プロファイルの更新が行われているため、最新バージョンの利用を推奨。

バージョン2.x.x.xの時代にはバージョンアップで安定性が大きく損なわれるような事もあったが、現在はバージョンアップも安定している。

XMedia Recodeで取り扱えるファイル形式
3GP 3G2 AAC AC3 ADX AIFF AMR APE ASF AVI AVISynth AU Blu-ray DVD DIVX DTS E-AC3 FLAC F4V FLV H261 H263 H264 IVF M2TS MTS M1V M2V M3U M3U8 M4A M4P M4V MKA MKV MMF MP2 MP3 MP4 MP4V MPE MPEG-1 MPEG-2 MPEG-4 MOV QT QCP OGG OGM OGV PVA REC RM RMVB SVCD SWF SPX THP TS TRP TP0 VCD VOB VRO WebM WebA WMA WMV WPL WTV Y4M YUV

この他にもXMedia RecodeではISOイメージファイルのエンコードも可能になっている。

XMedia Recodeを起動すると日本語で表示される。

基本的にファイル形式の変換を行うアプリケーションなので操作は至ってシンプル。

xmedia-recode019

ソース(変換元)の追加は、アイコンメニューの「DVDを開く」または「ファイルを開く」からファイルエクスプローラでソースを指定するか、ダイレクトにソースを上部のリスト欄にドラッグ・アンド・ドロップして行う。

「DVDを開く」「ファイルを開く」というメニューがあるように、XMedia RecodeはDVD-Videoを動画ファイルへ変換することが可能。
ただし、XMedia Recodeが制作されているドイツも著作権保護に厳しく、XMedia RecodeにはCSS解除機能は備わっていないので、映画などCSSで保護されている一般的なDVD-Videoのエンコードはできない。

xmedia-recode026

「DVDを開く」を選択すると光学ドライブを指定できる。
また、「ハードディスク」にチェックを入れるとISOイメージファイルやDVDフォルダを指定できるようになるが、これらのファイルやフォルダは上記のドラッグ・アンド・ドロップで追加可能。

xmedia-recode018

追加したソースを選択すると、下段にエンコードの設定タブが表示される。

XMedia Recodeでは複数のソースを追加し、個別に設定してエンコードすることは可能だが、ファイルの結合はできない。

ファイル形式の指定

設定タブには「形式」「映像」「音声トラック」「字幕」「クロップ/プレビュー」「チャプター編集」「リスト」があり、初めに「形式」タブで変換後のファイル形式を選択する。

xmedia-recode017

「形式」タブでは変換後のファイルの種類と拡張子を設定をする。

xmedia-recode019

XMedia Recodeには予めプロファイルが用意されており、使用するデバイスを選択すると推奨設定がセットされる。
プロファイルは2段になっており、上段でデバイスのメーカーを、下段でデバイスを選択するようになっている。

例えばGoogleを上段で選択すると、下段にはChromecastやGoogle Nexusシリーズが表示される。
ただ、プロファイルはソースに関係なく解像度やビットレートをセットするため、ソースに応じてプロファイルの値を変更する必要があるものの、エンコード初心者はプロファイルを使用したほうが無難。

プロファイルを使用せず、ファイル形式などを独自に設定する場合は「カスタム」を選択。

xmedia-recode020

変換後のファイル形式については現在主流のMP4が最も無難だが、変換したいファイル形式を任意で選択。

形式を選択すればファイル拡張子も自動的に変更されるので、余程のこだわりが無い限り変更する必要はない。

「出力ストリーム形式」の項目は通常の音声つき動画であれば、「映像のみ」「音声のみ」「映像+音声」の3択で、それぞれ目的に応じて選択する。

「出力ストリーム形式」で「映像+音声」を選択した場合は、「映像と音声を同期」にチェックを入れておく。

映像の詳細設定

映像タブにはエンコード時の詳細設定が可能。
プリセットを使用している場合は推奨値がセットされている。

xmedia-recode022

映像タブの上部には「ソース」の情報と「出力」の情報が表示されている。
DVDなどで別アングルの動画がある場合は出力する動画を選択する。
また、エンコード時に映像を出力しない場合は、右のアイコンから「X」で削除することもできる。

「インポート」ボタンは新たにソースを取り込むもので、取り込んだソースを出力フィールドに追加すると、元のソースと置き換わるため、実際に使用するのは操作アイコンの一番下にある「ビットレート計算機」のみ。

xmedia-recode023

ビットレート計算機は出力フィールドにあるストリームを選択することで使用可能になり、アイコンをクリックすると選択した動画のビットレートとファイルサイズの計算ができる。
予めエンコード後のファイルサイズが決まっている場合などは非常に便利。

xmedia-recode021

モード

「コピー」と「変換」があり、ファイル形式を変更する場合は必ず「変換」になる。
「コピー」は画質の劣化がないので、映像だけを抽出する場合などに使用する。

コーデック

選択したファイル形式に格納できるコーデックが表示される。

フレームレート

基本は「オリジナルを保持」を推奨。
オリジナルよりも値を減少させると滑らかな動きに支障がでる。また、値を大きくしても単にファイルサイズのみが増加するだけでソースよりも動きが滑らかになることはない。

レート制御モード

「平均ビットレート」「2Pass平均ビットレート」「品質」「量子化」とあり、前者2つは変換時に使用するビットレートを指定するのに対し、後者2つは画質や品質の劣化具合を数値によって表したもの。

平均ビットレート(ABR)は可変ビットレート(VBR)の一種で、指定したビットレートを基準にした可変ビットレート。
「平均ビットレート」は変換する際に出力結果を予測しながらエンコードするのに対し、「2pass平均ビットレート」は初めにデータを分析した後でエンコードを行うため、品質の向上と圧縮率の向上を期待できるが、工程が増える分だけ時間がかかる。

「品質」「量子化」については1~100の数値で「品質」や劣化具合」を指定するもので、数値が小さいほど高品質になる。
ただし、使用するソースに対しての設定ではなく、あくまでも使用するコーデックに対する設定になるので、いたずらに数値を小さくしても無駄にファイルサイズが増加することになる。

ビットレートが4147kbps、フレームレート25fps、ファイルサイズ61MBのMP4ファイルのソースを、「量子化」の設定値「1」でMP4ファイルにエンコードした場合、ビットレートが63000bpsでエンコードされファイルサイズが900MBになった。
同様に量子化の数値を「20」で設定した場合、ビットレートは6408kbps、ファイルサイズは91.4MBになった。
デフォルトの値は「20」なので、適切なビットレートが不明な場合は、「量子化」もしくは「品質」を「20」に設定してエンコードするのもあり。

調整

もともと「Tune」と表示されていた項目で、「フイルム(映画)」や「アニメーション」のほか、粒子・静止画像・SSIM・PSNRなどがある。
「調整」を使用するか否かは好みで、デフォルトでは「無効」になっている。

SSIM・PSNRについての詳細はこちらのサイトを参照link

その他の項目はデフォルトのままでOK。

音声トラックの設定

音声トラックタブでは、サンプルレートやビットレートなどの詳細設定が可能。
ただし選択したコーデックによって設定項目は異なってくる。

xmedia-recode024

音声トラックタブにも映像タブと同様に「ソース」と「出力」の情報が表示されているが、音声の場合は別の音声ファイルをインポートして「出力」フィールドに追加することで、多重音声が可能になる。ただし、多重音声に対応しているファイル形式であることが大前提。

xmedia-recode025

モード

ソースをエンコードする場合は「変換」、そのまま使用する場合は「コピー」を選択。
多重音声にするなど音声に変更を加えないのであれば、「コピー」に設定したほうが音質の劣化は避けられる。

コーデック

音声をエンコード(変換)する場合はコーデックを選択可能。
AAC、MP3、AC3、MP2、WMAはいずれも非可逆圧縮で、Flacのみが可逆圧縮、PCMは無圧縮のコーデック。
AACはMP3よりも高音質・高圧縮を実現する規格として登場したのだが、その差を実感できるのは一般的に160kbos以下の低ビットレートの時で、192kbos以上だと大差はないと言われているが、音源の種類や再生環境などでも異なってくるので一概には何ともいえない。
AC3はドルビーサラウンドで有名なドルビー社が開発したコーデックで、映画などで使用されることが多く、音質も定評がある。

可逆圧縮のFlacは汎用性がなく、再生できるプレーヤーが限られているのでマニア向け。

PCM signed 16-bitはCDと同じ音源で、無圧縮なので音質は他のコーデックと比べ理論的には優れているが、ソースよりも高音質にはならないので、ソースの音声を使用するならモード設定で「コピー」を選択しやほうがよい。

ビットレート

AACやMP3など非可逆圧縮のコーデック選択時に設定が可能。
低ビットレートよりも高ビットレートの方が音質は向上するが、その分ファイルサイズも大きくなる。ただし、ソースの音質にもよるが128kbps以下の低ビットレートでエンコードすると、音質の劣化が聴き取れるレベルになるので要注意。

オープンソースのMP3コーデックではLAMEが優れていたり、iTunesのAACは定評があるなど、MP3やAACといってもソースコードは複数あり、厳密には同じ設定のAACファイルでも、エンコードに使用されたコーデックによって音質は異なってくる。
XMedia Recodeが実装しているAAC(Faac)はAACの数少ないオープンソースだが、音質については微妙な評価が多い。

ただ、それはハイレベルな話であって、個人的には高尚な耳も、僅かな音質の差を再現できるほどの機材も持ち合わせていないので、違いは全く分からない。

字幕

動画の字幕にはファイル形式によって2種類あり、マトリョーシカ(MKV)のみ多重字幕を格納でき、その他のファイル形式は動画そのものに字幕を書き込むことになる。

xmedia-recode027

DVD-Videoなどで複数の字幕が格納されていると「ストリーム」の項目に一覧が表示され、これらを全て取り込むためにはファイル形式でMKVを選択する必要がある。
※映画DVDなどアクセスコントロールやコピーガードがかかっているメディアは使用不可。

ただし、MKVはようやくWindows10でサポートされた次世代のコンテナフォーマットのため、AVIやMP4などと比べ汎用性がなく、字幕の切り替えや表示もプレーヤーが対応していなければ使用できず、Windowsに実装されているWindows Media Playerは字幕非対応など、同じファイルを再生してもプレーヤーで異なってくるので、MKVを使用する際には再生する環境にも注意が必要。

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MPC-HCのバージョン1.7.10では字幕の影しか表示されていない。

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SMPlayerでは正しく表示されているものの、少々ぼやけ気味。

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VLCは結構はっきりとしている。

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ファイル形式でMKVを指定して字幕を取り込む場合は、「モード」で「コピー」を選択し、取り込む字幕を「ソース」から「出力」に追加する。

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MKV以外のファイル形式の場合、字幕を直接動画へ書き込むため、「ソース」から選択できるストリームは1つだけで、「モード」は「レンダ」を選択。
ちなみに「コピー」では字幕が書き込まれない。

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字幕ファイルは作成して取り込むこともできる。
ass、srtなどの字幕ファイルをインポートすれば良いだけだが、assなどで装飾したものはマトリョーシカで、「モード」を「コピー」にしないと反映しない。

xmedia-recode034

MKV以外のファイル形式でインポートした字幕を使用する場合、経験則になるが必ず「出力」側のストリームを選択後、モードを「変換」、言語は「Japanese」にして、コーデックを「変更なし」に設定すると成功率が高い、、、気がする。
モードを変換にしているため、字幕に施した装飾は全て破棄されてしまう。

モードを「レンダ」にするとPCがフリーズしたり、言語設定をしないとエラーが発生、コーディングを「変更なし」以外にするとXMedia recodeが強制終了するなど、様々なトラップがあるので、字幕ファイルをインポートする場合はMKVファイルで「コピー」した方が無難かも。

クロップ/プレビュー

このタブでは解像度・クロップ・インターレース解除・エンコードの範囲指定の他、グレースケールや反転などのフィルター設定が可能。
ただ、単純にファイル形式を変換するだけなら、この項目を変更する必要はない。

xmedia-recode035初期値では解像度のみが有効になっており、その他のフィルターは全て無効。

xmedia-recode036

「フィルター追加」をクリックすると表示されているフィルタ以外の各種フィルタが使用できる。

インターレース解除

インターレースとはアナログ放送やビデオで使用されている走査線を奇数と偶数に分けて送信する方式で、その性質上デジタル化すると縞々になる。

xmedia-recode037

この現象は動きの速い場面になると顕著に現れる。

インタレース解除またはプログレッシブ化とは、交互に欠けている走査線を補完して表示する技術で、ちらつきを押さえる効果がある。

xmedia-recode038

XMedia Recodeのインターレース解除方法には「libav Deinterlace」「Yadif」「KernelDeint」「mcDeInterlace」の4つのフィルタがある。

各フィルタはそれぞれ設定項目が異なり、どのフィルタが良いかはフィルタを適用する動画や、仕上がりの好みなどによって異なるので、実際に試してみるしかないが、各フィルタの設定値に関しては取り敢えずデフォルトでテストするのがお勧め。

クロップ

クロップは映像のトリミングを行う処理。

xmedia-recode037

左右や上下に入っている黒帯を消す場合などに有効なフィルタで、左右上下でカットしたい部分を数値で指定する。
黒帯のみをカットしたい場合は「オートクロップ」をクリックするだけでOK。

xmedia-recode038

クロップ処理を行うと当たり前だがビデオサイズは小さくなり、アスペクト比も変わってくる。

パディング

パディングは動画に余白(帯)を付け足すフィルタ。
ただし、黒帯はソースのビデオサイズ内で追加されるので、実質的にパディングを設定した分だけソースのサイズは減少することになる。

xmedia-recode039

通常は黒帯が入るのだが、カラーを変更することもできる。

解像度

解像度ではビデオサイズの変更が可能で、スケーリング、ディザリング、アスペクト比と拡大の各項目設定を行う。

xmedia-recode041

基本的にはデフォルトのまま、幅と高さを任意に指定して実行するのが最もお手軽。

幅・高さの横にあるドロップダウンリストはMODで、指定の数値の倍数になるよう設定できる。
自由にサイズを変更したい場合はデフォルト値の「2」を使用。

スケーリングには代表的な「Bilinear(バイリニア)」「Bicubic(バイキュービック)」のほか、計10個のスケーリングモードがある。
バイリニアは複数の画素の平均値を使って拡大、縮小する 方法で、バイキュービックはバイリニアと同じ方法だが、バイリニアより品質がわずかに向上すると言われている。

ディザリングとは中間色を出すために色を組み合わせる手法。
デフォルトでは「自動」になっているが、「バイヤーディザ」「誤差拡散法」などが選択可能で、一般的なのは誤差拡散法。

アスペクト比は幅と高さの比率で、無闇にアスペクト比を変更すると縦に圧縮されたり、横に伸びた画像になってしまうので、デフォルトは「オリジナル」。
アスペクト比を任意に変更した場合、オリジナルとの誤差が「アスペクト誤差」として表示される。

拡大はアスペクト比を変更した際のアスペクト誤差を修正する処理。
上下左右に黒帯を追加する「レターボックス」を使用するのが一般的。
「パンスキャン」は別名トリミング。映像から一部を切り出して指定したアスペクト比に修正する。
「ミディアム」はレターボックスとパンスキャンの効果をそれぞれ取り入れて、アスベクト比の変換を行うもので、レターボックスの半分の黒枠が付き、パンスキャンの半分のカットを行う。

「拡大」で「レターボックス」や「ミディアム」を選択すると自動的に「パディング」が有効になり、「パンスキャン」を選択すると「クロップ」が有効になる。

範囲指定

動画の切り出しを行う場合は、「開始時間」と「終了時間」を指定する。

開始フレームと終了フレームはシークバーで任意の位置に移動させ、上図赤枠の部分のフレームセットのアイコンをクリックして行うか、直接時間を入力する。
微調整は1コマごとに移動できるフレーム・バイ・フレーム(上図青枠部分)を使用。
また、チャプター設定のある動画はチャプターを指定することも可能。

※ISOイメージファイルなど、ソースによっては開始フレームと終了フレームに誤差が生じ場合がある。

チャプター編集

DVD-Videoなどに設定されているチャプターを編集したり、チャプターのない動画にチャプターを追加することができる。

xmedia-recode040

現在のチャプターを削除する場合は「チャプターの除去」。
全てのチャプターを削除する場合は「すべてのチャプターを除去」。

チャプターを任意で追加する場合は、開始時間と終了時間を指定して「チャプターを追加」。
「自動的にチャプターを追加」は指定した時間でチャプターを追加する機能。

タグ

MP3で使用されているID3タグを編集できる。

xmedia-recode042

動画の際にもタグ情報に入力可能だが、MKVなど環境によっては表示されないファイル形式もある。

タグの情報はファイルのプロパティにある「詳細」タブで確認できる。

リスト

リストタブにはエンコードを行うファイルが一覧で表示される。

xmedia-recode043

エンコードの設定が完了したら、対象のファイルを選択し、必ず「リストに追加」をクリックして、エンコード実行リストに加える必要がある。
この作業をしなければ、エンコードボタンがグレーアウトしたままで選択できない。

個別に設定したファイルをリストに追加して、まとめてエンコード作業が可能。

エンコード

エンコードの設定が完了し、対象のファイルを「リストに追加」したら、エンコードを実行する。

xmedia-recode044

エンコードはパソコンに大きな負荷を与える作業なので、エンコードの所要時間はPCのスペックに依存する。
また、インターレース解除やスケーリングなどのフィルタ処理を行う場合もエンコードに時間かかる。

冒頭にも記述したがバージョン2.x.x.xの頃に比べると、最新バージョンのXMedia Recodeは格段に安定性が向上しているものの、ファイル形式と設定の組み合わせや、使用するソースとエンコードの設定などによっては、エラーの発生や強制終了、最悪の場合はPCがフリーズするので、デフォルト以外の設定を行う場合は注意が必要。





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Avidemuxのインストールと使い方

Avidemuxは動画の無劣化編集が可能なアプリケーションで、テレビ番組のCMカットなど単純な編集作業に適している。
AviUtlのように各種プラグインやコーデックを別途導入する必要もなく、インターフェイスも分かりやすく操作性に優れている秀逸なアプリケーション。

デフォルトでも微妙に日本語化されているが、TiltStr氏のサイトで完璧な日本語パッチが提供されてるため、日本語環境で安心して使用できる。

システム要件

バージョン 2.7.0現在(安定版)

システム要件の記載はなし。
※バージョン2.7.0はWindows7以降で動作確認済み

ソフトの入手先

Avidemux 公式サイト ダウンロードページlink

TiltStr Avidemux 日本語言語ファイルダウンロードページ



Avidemuxのインストール

セットアップは日本語化されていないが、アドウェアや無関係なプログラムのインストール項目はないので、基本的にデフォルトのままインストールして問題ない。

ダウンロードページにあるWindowsの項目から、使用しているWindowsのアーキテクチャに合わせて32bitまたは64bitの「FossHub」をクリックすると、インストーラーのダウンロードが開始し、FossHubへ移動する。

インストーラーが自動的にダウンロードしない時は、移動先のFossHubのページにある「Download Avidemux Win32(64)installer」をクリックすると、インストーラーをダウンロードできる。

インストーラーを起動し、ユーザーアカウント制御を「許可」するとセットアップウィザードが開始するので「Next」。

EULA(使用許諾書)が表示されるので、問題なければ「I Agree」をクリック。

追加コンポーネントの選択。
基本的にはデフォルト状態のまま「Next」。

「AviSynth」と「VapourSynth」はWindowsで動作する動画編集用のプログラムで、Avidemuxで使用するにはスクリプトの記述が必要になるので、スクリプト言語(簡素化されたプログラム言語)の知識があるなら、追加インストールしたら良いかも。

「SDK」はソフトウェア開発キットなので、こちらはプラグイン(拡張機能)を開発する場合に使用する。

ショートカットの作成。
デスクトップとスタートメニューにAvidemuxのアイコンを追加するので、不要であればチェックを外しておく。

スタートメニューに追加するフォルダ名を変更する場合は編集する。
基本的にはデフォルトのまま「Next」。

インストール先の指定。
特にこだわりがなければ、こちらもデフォルトのままOK。

設定できたら「Install」をクリックして、Avidemuxをインストールする。

「Finish」でインストールが完了し、Avidemuxが起動するので、起動を確認したらAvudemuxを終了させる。

Avidumuxは初期状態で微妙に一部分が日本語化しているものの、ほとんど文字化け程度なので、TiltStrさんのサイトから日本語パッチをダウンロードする。

「ver2.7.0」の「Download」アイコンをクリックして、ZIPファイルをダウンロード。

ダウンロードしたZIPファイルを選択し、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)から「すべて展開」で解凍後、フォルダ内の「avidemux_ja.qm」ファイルを、Avidemuxフォルダ内にある「i18n」フォルダへ移動する。

「i18n」フォルダは、インストールがデフォルト設定の場合、Windows10なら「Cドライブ」→「Program Files」フォルダ→「Avidemux 2.7 – 64 bits」フォルダ→「qt5」フォルダ内にある。

「ファイルの置換またはスキップ」ダイアログがでるので、「ファイルを置き換える」を選択。

「アクセス拒否」のメッセージが出たら「続行」をクリック。

Avidemuxを起動して、日本語化されていることを確認したらセットアップ完了。

使用方法

Avidemuxで可能なのは「カット編集」「ファイルの結合」「エンコード」「各種フィルタの適用」で、無劣化での編集には当然ながらフィルタは利用できず、ファイルの結合も解像度が同一のものに限られる。

AviUtlOpenShot Video Editorのような動画編集ソフトと言うより、カット編集やフィルタ処理に優れたエンコーダーソフトと捉えたほうが良いかも。
実際、Avidemuxで可能な処理は、エンコーダーソフトXMedia Recodeでも可能だが、各種フィルタに関してはXMedia Recodeよりも優れている。

主要なビデオコーデックには対応しているので、AVI・MP4・MKV・WMV・FLV・MPEG TSなどのファイルを読み込むことが可能。
ただし、ビデオコーデックに「Windows Media Video9(VC-1)」を使用している場合、ファイルを読み込むことは可能だが、シークバーを移動させてもプレビュー画像が連動しないため、実質的にビデオコーデックにVC-1を使用したファイルの無劣化編集はできない。

ファイルはドラッグアンドドロップで追加が可能。
その他の方法としては上部メニューの「ファイル」から「開く」、または上部のフォルダアイコン(ビデオを開く)をクリックして、追加するファイルを指定する。

同一サイズであれば、ファイルを追加していくことで連結することもできるが、追加するファイルは場所を指定できず、後から順序の入れ替えも出来ないので、複数のファイルを追加する際には要注意。

また、無劣化(コピー)出力はできなくなるが、同一サイズであればJpeg画像の追加も可能。

追加した動画ファイルの操作は、基本的に「シークバー」とコントロールボタンで行う。

コントロールボタンは左から「再生」「前のフレームに移動」「次のフレームに移動」「前のキーフレームに移動」「次のキーフレームに移動」になっている。

フレーム移動はキーボードの矢印キーでも可能で、1フレーム毎に移動できる。

左から「黒ベタフレームの検索」「先頭・末尾のフレームへ移動」「60秒前・60秒後に移動」。

黒ベタフレームは、動画のフレームを分析して黒ベタになっているフレームを検索する機能で、普通に撮影している連続した動画では黒ベタフレームが存在しないので、検索したら動画末尾にシークバーが移動する。

シャトルリングは速度調整をしながら早送りと巻き戻しができる。

フレームの種類

フレームは動画を構成する1枚1枚の画像のことで、要はパラパラ漫画のようなもの。カメラで連写した画像をパラパラ漫画のようにしたもので動画は構成されているのだが、この状態だと画質が良い半面、ファイルサイズが非常に大きくなるため、コーデックを使用して圧縮されている。

MPEG系の圧縮されたフレームには「Iフレーム」「Pフレーム」「Bフレーム」の3種類がある。

  • Iフレーム:それだけで完結しており、元のフレーム画像を復元できる。
  • Pフレーム:Iフレームの画像との差分情報。Pフレームをデコードするためには、その前のIフレームの情報が必要となる。
  • Bフレーム:前後のフレームとの差分も使って圧縮されたもので、Bフレームをデコードするためには、前後のIフレーム、Pフレームの情報が必要となる。

全ての情報を保持している「Iフレーム」を「キーフレーム」といい、圧縮された動画を無劣化でカット編集する場合にはキーフレームで区切るのが基本。
ただし、再エンコードを実行する場合は、フレームが再構築されるのでキーフレームを気にする必要がない。

PフレームやBフレームは差分情報しか保持していないため、Pフレーム・Bフレームでカットして、再エンコードせずに無劣化(コピー)出力すると、上図のように破損したフレームが発生することになる。

Avidemuxではキーフレーム以外のフレームをマーカーして、無劣化(コピー)で出力を実行すると怒られる。

現在選択しているフレームは「フレーム形式」で確認できる。

Avidemuxに取り込んだ動画の情報は、上部メニューの「ファイル」→「インフォメーション」で確認できる。

無劣化のカット編集

Avidemuxの主要機能が再エンコードしない無劣化のカット編集。

カット編集は「開始フレーム」と「終了フレーム」にマーカーをする。

「A」アイコンが開始マーカー、Bアイコンが終了マーカーで、シークバーやコントロールボタンでカットするキーフレームに移動して、マーカーを行う。

前述の通り、無劣化(コピー)出力する場合は、キーフレームで区切ることになり、思い通りのシーンで区切れないケースも出てくる。
無劣化にこだわるか、再エンコードをして編集にこだわるかは悩みどころ。

マーカーした部分はシークバー上に青枠で表示される。

マーカーで囲んだ部分は「Delete」キーで削除。
マーカーをやり直す場合は、上部メニューの「編集」から「マーカーをリセット」または、「Ctrl + Home」キーを押す。

カットした状態はプレビューに反映されるので、再生してカット部分を確認できる。

カット編集した動画を「無劣化」で出力するには、「映像出力」と「音声出力」の項目を「Copy」にする。

「出力形式」はソース(素材)で使用しているコーデックを格納できるコンテナであれば、どれを選んでも問題ないが、ソースと同じファイル形式を選択するのが一般的。
ただし、MP4の場合は「MP4 Muxer」でエラーが発生するので「MP4 v2 Muxer」を使用する。

「Muxer」とは動画と音声をコンテナフォーマットにまとめるプログラムで、「H.264/AVCとAACをMKVにMuxする」という場合、ビデオコーデックに「H.264/AVC」を使用し、オーディオコーデックに「AAC」を使用した素材を、Muxerを使用してMKVファイルに格納することを意味している。

編集と設定が完了したら上部のフロッピーアイコンをクリックして、保存先とファイル名を指定して「保存」。

エンコード処理がないので、ファイルは瞬時に保存される。

映像のみ出力

無圧縮出力では動画から音声を削除することも可能。

上部メニューの「音声」から「トラック選択」を選択。

「音声トラック構成設定」で有効になっている「トラック1」のチェックを外して「OK」をクリックだけ。

後はカット編集など必要な処理をして、「Copy」で出力すると瞬時に音声が削除された映像のみのファイルが作成できる。

音声の差し替えと多重音声

「音声トラックの構成設定」では「音声トラックを追加」を選択して、MP3やAACなどの音声ファイルを指定すると、映像の音声を変更することもできる。

映像と音声の収録時間が異なる場合、映像が優先されるため、音声が映像より長いと途中で切れ、短いと無音状態になるので、事前にAudacityなどで音声ファイルを編集しておく必要がある。

同じ要領で「トラック1」と「トラック2」を有効にすると、多重音声としてファイル出力され、デフォルト音源は「トラック1」が再生される。

映像フィルタの適用

Avidemuxは強力なフィルタ機能を実装しており、ノイズ除去や輪郭のシャープ化などソースを鮮明にするフィルタの他、グレースケール、インターレース解除、フェード処理、拡大縮小などの処理を行うことができる。

フィルタを使用する場合はエンコードが必須になるため、「映像出力」から「Copy」以外の使用するコーデックを選択する。

汎用性の高いのは「Mpeg4 AVC(H.264)」。

「映像出力」で「Copy」以外のコーデックにすると、「フィルタ」が選択可能になる。

フィルタは「トランスフォーム」「インターレース」「カラー」「ノイズ」「シャープ」「字幕」があり、それぞれに複数のフィルタが用意されている。
「OpenGL」には利用可能なフィルタがなく、「その他」のフィルタもダミーなので使用不可。

使用したいフィルタをダブルクリックすると、設定が必要なフィルタは設定画面が開き、「アクティブなフィルター」に追加され、複数のフィルタを併用できる。
追加したフィルタは「プレビュー」で効果を確認できる。

トランスフォーム

トランスフォームは「変形」のフィルタ。
フェードやFPSの変更、ロゴを追加などを駆使すれば、簡単な動画編集も可能。

・ASCII表示

いわゆるアスキーアートに変換してしまうフィルタ。
フィルタは映像全編に適用され、部分的な範囲指定はできない。

ここまで来ると芸術レベルだが、使用する機会は少ないかも。
「カラー」フイルタと併用するとマトリックスっぽい映像になったりする。

・FPSを変更

動画全体のフレームレートを変更するフィルタ。
「対象のFPS」を「カスタム」にして「対象のフレームレート」の数値をソースよりも減らすと再生速度が下がり(スロー再生)、増やすと再生速度が上がる。

ソースのフレームレートが30fpsのものを15fpsに変更すると、1秒間に30フレームあったものを15フレームにして、2秒で30フレーム表示することになるので、再生時間はソースの約2倍になる。
同様に30fpsを60fpsに変更すると、1秒に60フレーム詰め込むため、2倍速再生の状態になり、再生時間は約半分になる。

ソースのフレーム数を削減したり、追加するのではなく、フレームの表示数を変更するだけなので、画質には影響がない。

・クロップ/トリミング

クロップ/トリミングは映像を切り取って任意のサイズに変更するフィルタ。
フィルタは映像全編に適用され、部分的な範囲指定はできない。

左右や上下に入っている黒帯を消す場合などに有効で、黒帯を消す場合は右上の「自動クロップ」で選択できる。

黒帯を消すだけでなく、上部の数値を変更することでソースを任意のサイズに変更でき、スマホで撮影した縦長の1920px x 1080pxの映像を、同じ16:9の1080px x 608pxに切り抜いて横長にすることも可能。

「クロップ」の編集画面にある「再生」をクリックすると、赤枠の切り取り部分が再生するので、仕上がりのイメージを確認できる。

・フェード

フェードのフィルタは開始・終了の時間を設定するのだが、このフェードフィルタは開始時点のフレームが固定され、終了時点のフレームにフェードインする。

幽体離脱するときに使用されるような効果が得られるが、フェードイン・フェードアウトの指定が出来ないので、シーンチェンジには使用しにくいかも。

一般的なシーンチェンジには「黒色にフェード」を使用する。

・リサンプルFPS

「FPSを変更」のフィルタがフレームレートに合わせて再生時間も変化するのに対し、「リサンプルFPS」は再生時間を変更せずに、指定したフレームレートに合わせて、既存のフレームを削除もしくは複製を行うフィルタ。

「モード」にはDVDのフレームレートが登録されているので、フレームレートが異なる動画をDVD化する際などに使用することを想定しているらしい。

ソースよりもフレームレートを下げると動画の滑らかさが失われるが、フレームレートを上げた場合はフレームを複製しているだけのようなので、ソースよりも動きが滑らかになるわけではない。

・ロゴを追加

指定した画像ファイルを動画に挿入するフィルタ。
表示範囲は指定できず、動画全編に表示される。

背景を透過しているPNGやGIFも挿入可能。ただし、画像のサイズ変更はできないので、事前にサイズ調整したロゴ画像が必要。

ロゴを表示したい部分をクリックすれば画像を移動でき、上部の「X・Y」の座標で微調整を行う。

・上下反転・回転・左右反転

動画全体を上下反転、回転、左右反転させるフィルタ。
回転のみ角度を設定する。

いずれも定番のフィルタだが、意外と使用頻度は低かったりする。

・境界を追加

ソースに黒帯を追加するフィルタ。

追加する黒帯のサイズを指定。

黒帯を追加しても元の映像は維持されるので、4:3 や 16:9 などのサイズ調整に使用するのが一般的。

・拡大縮小

拡大縮小の方法には、バイリニア・バイキュービック・Lanzcos3がある。

  • バイリニア:中間値をとるものでダウンサイジング(縮小)に適している
  • バイキュービック:バイリニアより滑らかな中間値をとるものでアップスケーリング(拡大)に適している
  • Lanzcos3:周辺の画素から値を算出する拡大法で、バイキュービックよりも高画質を得られる。

「アスペクト比を固定」にチェックを入れると「ソース」「対象」のアスペクト比が選択可能になり、「ソース」を4:3、「対象」を16:9にするなど、アスペクト比をソースと対象で変更すると、拡大縮小時に横伸びしたり、縦伸びするので要注意。

Mpegの圧縮方法では8×8のブロックが基本で、16×16のブロックで「動き」を認識しているため、画像や映像のリサイズは「16の倍数」にするとエンコード時のエラーが発生しにくいので、「16の倍数の最も近い値に切り上げ」にチェックを入れておく。

後は「X / Y エラー」が「0」になるように拡大・縮小率を設定して「OK」をクリック。
プレビューで拡大縮小した状態を確認できるが、画質に関しては実際にエンコードしたものとは異なるので、事前にテスト出力が必要。

・黒縞境界帯

「境界を追加」が黒帯を動画の外側に追加してサイズ調整を行うのに対し、「黒縞境界帯」は映像に黒帯を追加するフィルタ。

「クロップ/トリミング」と同じ要領で追加する黒帯の場所とサイズを指定する。

・黒色

映像を黒ベタにするフィルタ。

開始・終了の時間を指定し、その間が黒ベタに置き換わる。

・黒色にフェード

シーンチェンジで使用されるフェードイン・フェードアウトで、フェードインの場合は「黒色からフェード」、フェードアウトの場合は「黒色にフェード」する。

「フェード方式」で「イン・アウト」を選択して、フェードをかける部分を時間指定する。

開始から5秒のフェードイン。

インターレース

インターレースはアナログ放送やビデオで使用されている走査線を奇数と偶数に分けて送信する方式で、デジタル化すると縞々になる。

インターレース解除とは交互に欠けている走査線を補完して表示する技術で、ちらつきを押さえる効果がある。

Avidemuxには複数のインターレース解除方法を実装しているため、プレビューで確認しながら最適なものを選択する。

設定は各フィルタによって異なるが、取り敢えず初期設定で試してみる。
「KernelDeint」「Libavdecデインターレーサ」「Yadif」「逆テレシネ Decomb」あたりを試すと良いかも。

カラー

「カラー」ではコントラストの調整のほか、色相・彩度やグレースケールなどの調整が可能。

フィルタが複数あり、重複している項目もあるので、プレビューを見ながらイメージに近いものを使用。

ノイズ・シャープ

「ノイズ」は映像に含まれるノイズを除去するフィルタで、「シャープ」は輪郭を強調するようなフィルタ。

ソースの画質が悪い場合やインターレース解除した場合などは、ノイズ除去・シャープ化を併用すると良いかも。

字幕

ASS、SRTなどの字幕ファイルをインポートすれば動画に字幕を挿入することも可能。

予めSubtitle Editなどで字幕ファイルを作成し、作成したファイルを取り込む。

ファイルを取り込むとフォントに関するメッセージが出て、処理にしばらくかかる。

プレビューで確認後、行間や文字サイズなどを調整する。

映像の構成設定

エンコードするコーデックにMPEGなど非可逆のタイプを選択した場合、構成設定が可能になる。

選択したコーデックによって内容は異なるが、エンコーディングモードやビットレートなどの設定が可能。
デフォルト設定で満足のいく画質が得られない場合に設定を変更する。

構成設定を変更する場合は「映像出力」の「構成」をクリック。

「エンコーディングモード」には「固定量子化」「平均ビットレート」「固定レート係数」など複数のモードがあり、品質やビットレートの調整が可能。

ただ、設定にはそれなりの専門知識が必要なので、ビギナーは取り敢えず初期設定での使用を推奨。

音声フィルタの適用

音声も映像同様に、「Copy」以外のコーデックを選択することで「フィルタ」と「構成設定」が使用できる。

「音ズレ」が発生する場合は、無劣化出力(コピー)でもエンコード時でも調整でき、「音声出力」の「シフト」にチェックを入れて、「ミリ秒(1000分の1秒)」単位で調整可能。





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CDexのインストールと使い方

CDexは高音質なMP3のエンコーダとして定評のあるLameを実装しているCDリッパーで、Windows10にも対応。
シンプルで使いやすく、現在はデフォルトで日本語にも対応しており、エンコーダの選択肢も豊富になっている。

CDexに実装されているエンコーダではMP3の他、Ogg Vorbisや可逆圧縮のOgg FLAC、無圧縮のWAVなど多様なファイル形式に対応している。
また、外部エンコーダを指定することも可能で、CDexに実装されているエンコーダより新しいバージョンがある場合などに便利。

ただし、AACファイルにエンコードする場合に限り、CDexではなくiTunesを使用したほうが良い。iTunesにはAACを拡張したHE-AACが実装されており、CDexのAACエンコーダよりも音質が良い。

システム要件

バージョン1.91現在

OS:Windows XP /  Vista / 7 /  8(8.1)/ 10

ハードウェアの条件は特に記載がないので、各OSが動作しているPCであれば使用可能。
Windows XP以前の環境で使用する場合はバージョン1.51を使用。

ソフトの入手先

CDex 公式ダウンロードページlink



CDexのインストール

セットアップウィザードも日本語化されており、比較的セットアップは簡単だが、途中で無関係なアプリの追加インストール選択画面があるので注意が必要。

CDexのダウンロードページから上図赤枠のリンクをクリックすると、インストーラーのダウンロードが開始。

「Download for Windows10/8/7/Vista/XP」のリンクも同じインストーラーがダンロードする。

言語選択は「日本語」のまま「OK」。

CDexの日本語セットアップウィザードが開始するので「次へ」。

ライセンス契約を確認して問題なければ「同意」して「次へ」。
ちなみにCDexはGNU 一般公衆利用許諾書のバージョン3を使用している。

CDexと無関係なアプリのインストール項目なので、必ずチェックボックスのチェックを外しておく。

エンコーディングの選択は、推奨の「Unicode encoding」を使用すると、ID3タグが日本語の場合にLAMEでエラーが発生するため、「Multbyte encoding」を選択して「次へ」。

インストール先の指定。
特にこだわりがなければデフォルトのまま「次へ」。

ASPIのインストールとレジストリ登録を行うか選択。

ASPIはCDexが光学ドライブを認識するために必要なドライバなのでチェックを入れる。
レジストリ登録はデフォルト通りチェックを入れた状態で良いが、レジストリへ書き込みを避けたい場合はチェッ クを外しておく。

ショートカット作成の選択。
これもこだわりがなければデフォルトのままでOK。

後は「インストール」をクリックするとCDexのインストールが開始する。

パソコンに「Microsoft Visual C++ 2017」がインストールされていない場合は、インストール時にプログレスバーが半分を超えたあたりで止まり、自動的にインストールされるので、セットアップが完了するまで辛抱強く待つ。

「Run CDex」にチェックを入れて「完了」。

「Failed to load the wnaspi32.dll driver! Use the Native NT SCSI library driver option instead?」と「wnaspi32.dll driver」の読み込みに失敗、 代わりにNative NT SCSI library driverオプションを使用しますか?、とメッセージが出るので「はい」を選択。

セットアップを終了するとブラウザが起動して寄付を求められる。

初回起動時は日本語化されていないので、「Option」→「Select Language」から「japanese」を選択。

使用方法

CDexでデフォルトで実装しているエンコーダーはLAME(MP3)・WMA・MP2・WAV・FAAC・Ogg Volbis・午後のこ~だ(MP3)・Monkey Audio(ape)・NTT VQF(vqf)・FLAC。
AACやYamaha VQFもサポートしているが、別途エンコーダーを入手する必要がある。

また、AACに関してはサポートしているエンコーダーが「Psytel AAC」と「Astrid/Quartex AAC」なので、AACにエンコードする場合はiTunesを利用したほうが良いかも。

基本設定

エンコードやビットレートなど若干の知識が必要だが、設定そのものは難しくはない。

「オプション」→「設定」、または「F4」キーを押すと設定画面が開く。

メニューリストから「ファイル名」を選択し、保存時のファイル名形式を設定する。デフォルトでは%1¥%2¥%7-%4になっており、次のような階層とファイル名になる。

アーティスト名フォルダ
アルバムタイトルフォルダ
0付きトラックナンバー”-”トラック名

ファイル名の形式は「%1」や「%2」というパラメーター文字列で表示されており、ファイル名形式を入力する箇所へマウスのカーソルを持って行くと文字列の説明が表示される。

「WAV→MP3」はPC内のオーディオファイルを変化した際の保存先。
「トラック保存先」はCDからリッピングした際の保存先になる。

いずれも保存先のパスを入力するか、「…」を クリックして保存先を指定する。

エンコードはCDexのデフォルト設定がMP3になっているため、MP3ファイルへ変換する場合は、特に指定する必要はないが、音質のなど最低限の設定は必要になる。

設定を行うには右のメニューリストから「エンコード」を選択する。
「エンコーダ」の中にはMP3と名のつくものが2つ存在するが、「Lame MP3 Encoder~」を使用。

CDからMP3を作成する処理には、CDからWAVファイルを作成し、WAVファイルからMP3を 作成する方法と、CDからダイレクトにMP3を作成する方法の二通りある。

WAVファイルへ変換してからMP3を作成したほうが変換処理は確実だが、ワンテイク増えるため時間がかかるため、「オンザフライ」というCDから直接MP3へ変換するにが一般的。

WAVファイルへ変換後にMP3を作成する場合は、「オンザフライMP3エンコード」のチェッ クを外すだけ。
また、作成されたWAVファイルを残す場合は「エンコード後、WAVファイルを残す」にチェックを入れると、WAVファイルもMP3ファイルも同じフォルダ内に保存される。

「Riff WAVファイルに変換」にチェックを入れると、変換したファイルを更にWAVファイルに変換するのだが、この機能の用途は別にあるので、MP3への変換時には必要ない。

音質の設定については、Lame側にプリセットが用意してあるため、それらを使用するのがお手軽。

Very High Quality(q=0):最高音質設定
High(q=2) :高音質設定
Normal(q=5):通常設定
Low(q=9):低音質設定

Voice:モノラルのため音楽ではなくボイスレコーダーで録音したような「音」をエンコードする際に使用
R3Mix Preset:可変ビットレートの標準的な音質になるらしい

–alt-preset standard ビットレート200kbps前後の標準設定
–alt-preset fast standard 「preset standard」を高速化した設定

–alt-preset extreme ビットレート250kbps以上の高音質設定
–alt-preset fast extreme 「preset extreme」を高速化した設定

-alt-preset ABR 平均ビットレート
-alt preset in same 320kbsの固定ビットレート
–alt-preset CBR 固定ビットレート

平均ビットレート(ABR)は可変ビットレート(VBR)の一種で、VBRで起こるビットレートのバラつきに 対し、一定の水準を設けて可変させる方式。
ABRの数値を250で指定すると、全体的に250kbpsに近いビットレートになり、「extreme」や「standard」と比較して、トラックごとのビットレートの差異が少なくなる。

CBRは文字通りビットレートを固定するため、データが多いところでは不足し、少ないところでは余りが出るた め、効率は良くない。
現在はVBRやABRなどの可変ビットレートは一般化しているため、これらのMP3ファイルを再生できな いプレーヤーはほとんどないが、一昔前には固定ビットレート(CBR)しか再生できないプレーヤーが存在していた。

「モード」はMP3の場合、「J-Stereo」が良いらしい。
「プライベート」「チェックサム」「オリジナル」「著作権」にはチェックを入れない。
「VBR Method」はプリセットによって変化するので触らない。
「VBR Quality」は「VBR 2」でOK。
「サンプリングレート」はCDをエンコードするならCDと同じ「44100」に設定。

音質のプリセットは「INSAME」が最高音質になるが、固定ビットレートのためファイルサイズが増大する。
高音質でファイルサイズを抑えるなら「extreme」、よりファイルサイズを抑えるなら「standard」といった感じ。

CDexはCDのアルバムタイトルやトラック名などをオンラインで自動取得が可能。

設定はメニューリストから「リモートCDDB」を選択し、「E-mail」の箇所に「example@mail.com」など適当なE -mailを入力し、「CDDBに自動接続」にチェックを入れるだけ。

エンコード

CDexは「CD→WAVファイル」「CD→MP3」「CD→MP3(トラック結合)」「WAV→MP3」「MP3→WAV」があり、前述のエンコードを変更することでMP3以外のファイルへ変換することも可能。

「リモートCDDB」を自動接続にしている場合、CDをドライブに入れると自動的に認識して該当するID3タグをダウンロードする。

取得したタイトルがジャンル違いなどで複数存在する場合は、目的のタイトルを選択することになる。
タイトルを選択したら「NEXT」をクリック。

取得したID3タグは、タイトル選択後に上図赤枠部分で修正が可能。

リッピングするトラックを選択する。
エンコードは選択された曲のみ実行されるので、全曲をエンコードする場合は全選択が必要。
一部の曲のみエンコードするなら「Ctrl」を押しながら、対象のトラックをクリックしていく。

リッピングするトラックを選択したら、任意の操作アイコンをクリック。
上から「CDからWAVファイルに変換」「CDからMP3に変換」「CDから選択されたトラックを結合してMP3に変換」「WAVからMP3に変換」「MP3からWAVに変換」。

CDは原音に近いリニアPCM形式の非圧縮音源。
MP3など非可逆圧縮のエンコードは、人の耳では聴き取れないデータ部分を削除して、ファイルサイズを大幅に縮小する。
ただ、大なり小なりデータを圧縮しているため、理論的にCD音源とMP3では音は劣化している。
一方、WAV(AIFF)ファイルはPCM形式でCDの音源を圧縮せずに取り込むが、当然ファイルサイズも元のままなので、4分程度の曲で40MBほどの大きさになる。

CDをWAVに変換

WAVファイルでの出力は特に設定する必要がなく、CDを挿入後、変換するトラックを選択し、 アイコンをクリックするか、「F8」、または「変換」→「CDトラックをWAVに」を選択する。

CDからMP3に変換

「設定」で指定したエンコードにより圧縮作業が行われる。

トラックの部分取出・合成

CDexでは音声データの編集はできないが、トラックの一部を指定して任意のファイルへの変換と、複数のト ラックを1つのファイルに結合することができる。

「出力ファイル形式」では出力するファイル形式を選択。
MP3の場合は事前に音質の設定をしておく。

トラックから1部分を抽出する場合は、開始点・終了点ともに同じトラック名であることを確認し、抽出したい部 分を分:秒で指定する。
その際フレームの入力は必要ない。

トラックを結合して出力する場合は、開始点となるトラックと終了点となるトラックを指定する。
結合ではトラックの順序を入れ替える事はできず、1曲目と3曲目を結合するなど、トラックを飛ばすこともできない。

WAVをMP3に変換

CDからではなく、WAVをMP3や他形式のファイルへ変換する。

「ディレクトリ」で変換するWAVファイルが保存してあるフォルダを指定。
「サブフォルダ参照」にチェックを入れると、親フォルダを指定するだけで、子フォルダ内のWAVファイルを全て認識する。

後は変換するWAVファイルを選択して「変換」をクリックして実行。
ファイルは任意で選択でき、その場合は 「Ctrl」を押しながら対象のファイルをクリックして選択。
変換したファイルの出力先は冒頭で設定した「WAV→MP3」で指定した場所に保存される。

MP3などのファイルをWAVに変換

MP3など非可逆圧縮のファイルは、WAVに変換してもファイルサイズが増大するだけで音質が回復するわけではないので、変換するメリットはほとんどない。
ただ、FLACなどの可逆圧縮ファイルはデータを損なわずに圧縮されているため、WAVにすることで無圧縮状態に戻すことができる。

変換の手順は右端の操作アイコンをクリックするか、「F12」または「変換」→「MPEG→WAV」を 選択。
後はWAVファイルをMP3へ変換するのと同じ。

エラーいろいろ

バージョン1.91で発生した主なエラー。
環境によって異なるので一概には言えないものの、特定に条件下でエラーが発生したり、CDexが強制終了したりする。

CDからのエンコードで可逆圧縮の「FLAC」や「Monkey Audio」に設定すると98%まで変換した時点で強制終了。
WAVファイルからだと問題なく変換されるため、可逆圧縮ファイルに変換する場合は、面倒だが一旦WAVに変換してから再エンコードする必要がある。

Windows7(64bit)で「設定」を開く際に出る「Assertion failed!」のエラーメッセージ。
「Microsoft Visual C++」のエラーっぽいが、「Microsoft Visual C++」を再インストールしても改善せず、「無視」を選択すると「設定」画面が開いて、一応は操作可能。

インストール時に「Unicode encoding」を選択した場合、ID3タグが日本語だとLAMEを使用したMP3へのエンコード時に、上図のようなエラーが各タイトルで発生し、いずれもID3タグが埋め込まれていない状態でファイルが生成される。

対策としてはCDexをアンインストールして「マルチバイト」で再インストールするか、バージョンが下がってしまうが、CDex v1.70β3 ひっそりRel-2.10 を使用するか、ID3タグ無しで出力後にmp3tagなどを使用してタグを埋め込むことになる。

DVD・Blu-rayドライブを認識しない時は、「設定」の「CD Drive」にある「NT用SCSIライブラリを使用する」にチェックを入れる。





リッピングソフト

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Freemake Audio Converterのインストールと使い方

Freemake Audio Converterはオーディオファイルに特化した簡単操作のエンコーダーソフト。
MP3、WMA、WAV、FLAC、AAC、M4A、OGGと現在の主要なファイル形式に対応しており、姉妹品のVideo Converterと同様、小難しい設定や知識がなくても、簡単にファイル形式を変換できる。

システム要件

バージョン1.1.8現在

OS:WindowsXP(SP3) 以降
CPU:Intel / AMD 1GHz以上のPC互換機
RAM:256MB以上
HDD:25MB以上の空き容量
※Microsoftの .NET Framework4.5が必要(セットアップウィザードで自動インストール)

ソフトの入手先

Freemake Audio Converter 公式ダウンロードページlink



Freemake Audio Converterのインストール

Freemakeの製品は使いやすくてよいのだが、唯一の難点がセットアップ時のアドウェア同時インストール。
フリーソフトでは収益を得る常套手段なので、Freemakeが特別というわけではなく、ソフトそのものが悪いわけでもない。
アドウェアのインストールは回避できるので、セットアップを不用意に勧めて自業自得に陥らないよう作業は慎重に。

ダウンロードページにある「無料ダウンロード」をクリックすると、ページが切り替わり「Audio Converter」のインストーラーのダウンロードが開始する。

ダウンロードが完了したらブラウザは閉じてOK。

ダウンロードページをしばらく開いたままにしているとポップアップが出たりするが、無視して「x」で閉じる。

インストーラーを起動したらセキュリティ警告がでるので「実行」。

言語選択は「日本語」で「OK」。

セットアップが開始。
「障害レポートの自動送信」はチェックを外しておく。

コンポーネントの選択では必ず「カスタムインストール」を選択
「デスクトップ上にアイコン。。」は任意でOK。

.Net Framework4.0(以降)がインストールされていない環境のみ、「.Net Framework4.0をインストールする」の項目が表示されるのだが、現行のバージョンが4.5になっているためなのか、自動インストールの.Net Framework4.0はセットアップウィザードが停止する現象を確認したのでチェックは外しておく

インストール先は特にこだわりがなければデフォルトでOK。

「追加ソフトのインストール」と表示されている通り、Audio Converterとは無関係なソフトのインストール設定。
必ず「Advance」にした上で「Install Baidu Hao123 and set as your homepage」のチェックを外す

ここで表示されるアプリはランダムで変更され、表示が1回の場合もあれば複数回のときもあるので要注意。

「WinZip」提供のアプリの場合は、「インストールの同意」という文言のある部分のチェックを外す

ちなみに「WinZip Registry Optimizer」をインストールしてしまうと「レジストリエラー」を頻繁に表示してユーザーを不安に駆り立て、有償版を購入させる悪質なソフト。無論、表示されるレジストリエラーの実害は無い。

ようやくAudio Converterのインストールが開始。

これで完了。

.Net Framework4.0がインストールされていない環境で「完了」をクリックするとエラーメッセージが表示されるので「OK」。

ブラウザが開いてFreemakeのページが表示されるので、「.Net Framewok 4.5 Client profile」のリンクをクリック。

Microsoftのサイトへ移動して「.Net Framewok 4.5 」のダウンロードページになるので、言語選択で「Japanese」を選択。

日本語に切り替わるので「ダウンロード」をクリック。

推奨ダウンロードは無視して「次へ」をクリックするとインストーラーのダウンロードが開始。

ダウンロードしたインストーラーを起動したらセキュリティ警告がでるので「実行」。

EULA(エンドユーザーライセンス)を確認して、問題なければ「同意する」にチェックをいれてから「インストール」をクリック。

インストールには少々時間がかかる。

「.Net Framewok 4.5 」のインストールが完了したら「完了」をクリックして終了。

Freemakeの製品にはインストール時に自社の製品をアピールするアドウェアのような常駐プログラムがインストールされるため、全てのインストールが完了したら最後に「AdwCleaner」の実行を推奨。

AdwCleaner のインストールと使い方

AdwCleanerはアドウェアとハイジャッカーの駆除に特化したフリーソフト。 インストールが必要なく、ダウンロードした … “AdwCleaner のインストールと使い方” の続きを読む

使用方法

ファイル形式を変換するエンコードに特化したアプリケーションなので操作は簡単。
手順としては変換するファイルをドラッグ・アンド・ドロップでFreemake Audio Converterに取り込み、変換したいファイル形式を選択したら「変換する」をクリックするだけ。

メイン画面の中央にはいろいろと表示されるが無視してOK。

左上にある「オーディオ」をクリックして取り込むファイルを選択するか、ファイルもしくはフォルダをFreemake Audio Converterにドラッグ・アンド・ドロップする。

取り込んだファイルにはファイル形式が先頭に表示される。

ファイルを取り込んだら変換するファイル形式を「MP3」「WMA」「WAV」「FLAC」「AAC」「M4A」「OGG」から選択。

パラメーターのウインドウが開くので、出力先などを任意で決めて「変換する」をクリックすると、ファイルのエンコードが実行される。

プリセットにはデフォルトの「最適な品質」のほかに「320kbps」~「96kbps」までの選択肢が用意されているが、よくわからない時は取り敢えず「最適な品質」にしておけば大きな失敗はない。
無論、どれほど設定を変更してもオリジナルを超える音質にはならないので念のため。

「最適な品質」はモノラルやステレオなどの「チャンネル」、「サンプルレート」はオリジナルと同じで、ビットレートはオリジナルが320kbpsの場合だけ「320kbps」になり、320kbps以下で256kbps以上なら「256kbps」になる。

「プリセット」下にある「ギア」アイコンをクリックすると、「チャンネル」「サンプルレート」「ビットレート」を個別に設定可能。

MP3

MP3への変換に使用されているコーデックは高音質で評価の高いLAMEを使用。

ビットレートモードは固定(CBR)になるため、オリジナルのビットレートモードが可変(VBR)で、平均ビットレートが256kbps以上ある時は、ビットレートを256kbpsから320kbpsに変更したほうが良いかも。

AAC / M4A

AACとM4Aへの変換で使用されているのはFFmpegで使用されているlibavformat (Lavf)。
M4Aはコンテナフォーマットで使用されているコーデックはAAC-LCのため、AACとM4Aはファイル形式が異なっているが、使用されているコーデックは同じ。

ビットレートモードは可変(VBR)になる。
AACコーデックではAppleのiTunesが高音質で評価が高いので、M4Aファイルへの変換はiTunesの使用もあり。
ただし、手軽さはFreemake Audio Converterに軍配が上がる。

WMA

WMAはMicrosoft独自のフォーマットでWindows環境ではメジャーだが、クロスフォーマットでは使いづらさは否めない。
使用されているコーデックモードは固定(CBR)。

WMAのプロファイルには2種類あり、通常のWMAはバージョン2で、WMA Proはバージョン10 Pro。

WMA Proは低ビットレート時にカットされていた音域を再生できるようになっているが、再生するメディアプレーヤー側が対応していることが前提のため汎用性は低くなる。もちろん、Windows Media Player11以降を使用するならWMA Proでも問題ない。

FLAC

FLACはオープンソースの可逆圧縮のファイル形式で、いわゆる無劣化のロスレスフォーマット。
オリジナル音源を無劣化で再生できるが、ファイルサイズは大きくなる。

使用しているコーデックはAACと同様、FFmpegのLavf。
プリセットには「High quality」~「Mobile quality」まであり、それぞれサンプルレートが異なっている。

Ogg

Ogg はパテントフリーのコンテナフォーマットで、音声ファイルは「Ogg Vorbis」が格納される。

Ogg Vorbisもビットレートモードは可変(VBR)。

ファイルの結合

複数の異なった形式の音声ファイルを1つにまとめることもできる。

右上にある「ファイルを結合」を「ON」にする。

表示が入れ子になり、変換するファイル形式を選択後に変換すると、エンコードが行われ1つのファイルで出力される。

取り込み可能なファイル形式

Freemake Audio Converterでは出力する形式が「MP3」「WMA」「WAV」「FLAC」「AAC」「M4A」「OGG」の7種類に限定されるが、取り込むファイルは音声だけではなく動画ファイルにも対応しているため、動画から音声のみを抽出することも可能。

取り込みが可能なファイルは「ヘルプ」の「サポートされている形式」で確認できる。
主要な動画、音声ファイルは網羅されているので、手っ取り早くエンコードしたいときには結構便利だったりする。





エンコーダー

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VLC media playerのインストールと使い方

VLC media playerは多様なコーデックを内蔵し、クロスプラットフォームに対応した多機能マルチメディアプレーヤー。
再生時のエフェクターだけでなく、レコーディングやエンコーディング機能も実装している。

Media Player Classic(MPC)と同様にDVD-Videoが再生可能なため、Windows Media Playerの定番代替アプリで、GPUによるデコードにも対応。

2016年7月現在のバージョンは2.2.4 コードネームWeatherwax。
インストールも必要なく、日本語にも対応しており、DVDやCDのほかISOファイルをはじめ一般的な動画や音声ファイルはほとんど再生可能。

システム要件

バージョン2.2.4現在

OS:Windows XP(SP3) / Vista / 7 / 8 / 8.1 /10(32&64bit)

※Windows95~Meで動作させる場合は「KernelEx」をインストールするか、VLCの旧バージョンを使用。

ソフトの入手先

VLC(Windows用) 公式ダウンロードページlink



VLCのインストール

VLCは32ビット版と64ビット版のインストーラーのほかに7zやZIP形式でも配布されているが、7zやZIPのフォルダにはインストーラー版にはない”spad-setup.exe” という実行ファイルがバンドルされている。
公式フォーラムではバージョン2.0.7でバンドルされている”spad-setup.exe”について、公式側が「ミスだった」と回答しており、「バージョン2.1.0で削除したい」との記述があるものの、現バージョンでも相変わらずバンドルされている。
このプログラムはスタートアップやサービスなどに登録されたファイルを削除するものらしいが、マルウェアのリスクもあるようなのでインストーラー版の使用を推奨。

vlc002

VLCのWindows用ダウンロードページにある「Download VLC」の▼をクリックしてドロップダウンリストを表示させ、任意の形式を選択する。

32ビット版のインストーラーを選択する場合は、ドロップダウンリストから指定せずに「Download VLC」をクリック。

vlc004

ダウンロードしたインストーラーを開くと、セキュリティ警告が出るので「実行」。
言語選択が「Japanese」になっていることを確認して「OK」。

vlc005

日本語のセットアップウィザードが開始するので「次へ」。

vlc006

ライセンス契約を確認して「次へ」。

vlc007

インストールするコンポーネントとファイルの関連付けの設定。
基本はデフォルトのまま「推奨」設定でOK。
ファイルの関連付けに関しては、チェックを外しても強制的にVLCに関連付けされるので、常時VLCを利用しない場合は、後から関連付けの変更が必要。

vlc008

インストール先を確認して「インストール」をクリックするとVLCのインストールが開始する。

vlc012

初回起動時のみ「プライバシーとネットワークポリシー」が表示されるので、ネットワークアクセスポリシーを任意で選択。
表示されているとおりメタデータの自動取得は便利な半面、セキュリティ面でのリスクがあるので、セキュリティを重視するならチェックを外しておいたほうが無難かも。

使用方法

VLCはマルチメディアプレーヤーなので、最もシンプルな使い方は動画ファイルや音声ファイルの再生。メジャーなファイルフォーマットにはほぼ対応しているので、再生で困ることはほとんどないはず。
また、CSSで暗号化されたDVD-Videoの再生も可能。

AACSで保護されたBlu-rayディスクに関してはVLCで再生できないが、無料のメディアプレーヤー「Leawo Blu-ray Player」で再生可能。

Leawo Blu-ray Playerのインストールと使い方

Blu-rayディスクの映画などにはAACSという強烈なプロテクトがかかっており、プレーヤーのバージョンがディスクのバー … “Leawo Blu-ray Playerのインストールと使い方” の続きを読む

再生

最も基本的なVLCの用途は動画の再生。
VLCをインストールする際にファイルの関連付けをしていれば、再生したいファイルをダブルクリックで開くか、再生したいファイルをVLCにドラッグアンドドロップで再生が開始する。

vlc011

関連付けされたファイルはアイコンがVLCに変わっている。

vlc010

再生したいファイルをVLCにドラッグアンドドロップするか、VLC本体のメニューバーにある「メディア」から該当の項目を選択。

ファイルを開く

動画ファイルを単体で読み込む場合に使用。

vlc013

同一フォルダ内の複数ファイルを同時に選択することは可能。
再生はファイル名の昇順で、半角英数しか認識しないため、「第1話」と「第10話」を同時に選択すると、「第10話」が先に再生されてしまう。

複数のファイルを開く

保存場所が異なる複数のファイルを開く場合に使用するものだが、プレイリストではないのでファイル名やボリュームラベルの昇順で再生される。

vlc014

「追加」をクリックして再生したい順にファイルを追加していくだけ。
リストから外したい時は該当するファイルを選択して「削除」をクリック。

フォルダを開く

フォルダ内にあるファイルを連続再生する場合やDVDファイル(VIDEO_TSフォルダ)を再生する場合に使用。

vlc015再生するファイルが格納されているフォルダを開いて「フォルダの選択」をクリック。
こちらも再生はファイル名の昇順なので、プレイリストを使用せず任意の再生順にするには、ファイル名を変更するしか無い。

ネットワークストリームを開く

インターネット上に保存されている動画ファイルの直接URLを入力してストリーミング再生を行うもので、Youtubeなどの動画をVLCで再生できる。
ただし、プロテクトがかかっているものは再生できないので用途は限定的。

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動画の配信が.wvxというファイル形式だったことでも話題になった、天皇陛下がお気持ち表明されたビデオレターは、Windows Media Player用のメタファイル。

VLCはwxvにも対応しているので、普通にダウンロードしたメタファイルを開くだけで動画が再生するのだが、仕組みはメタファイル内のURLをネットワークストリームで開いていることになる。
再生可能なURLであれば、URLを選択してコピー(Ctrl + C)して、VLC上でペースト(Ctrl + V)しても再生が始まる。

プレイリスト

プレイリストは再生するファイルを登録することで、任意のファイルを順番もしくはランダムに再生できる。

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プレイリストは操作ボタンに登録されており、ワンクリックで開くことができる。
また、メニューバーの「表示」から「プレイリスト」を選択するか「Ctrl + L」でも開く。

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プレイリストは別ウインドウで開くが、「表示」の「プレイリストをドッキング」にチェックを入れることでプレーヤーに統合され、画面を切り替えて操作するようにもできる。

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プレイリストにファイルを追加するには、任意のファイルをプレイリストにドラッグアンドドロップするか、プレイリスト上で右クリックメニューを出して「ファイルを追加」を選択。

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VLCに関連付けされているファイルであれば、右クリックメニューに「VLCメディアプレーヤーのプレイリストに追加」も使用可能。

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プレイリスト内のファイルはドラッグで順位の入れ替えが可能。

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プレイリストの項目は、項目名の箇所で右クリックメニューを出して変更可能。

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プレイリストはバックアップされず、VLCを閉じてしまうとリストは削除されてしまうので要注意。

クリアされたくないプレイリストは、「メディア」→「プレイリストファイルの保存」でリストを保存しておく。
.xspf という拡張子のファイルでプレイリストが保存され、このファイルをダブルクリックで開くとVLCがプレイリストを認識した状態で起動する。

メディアライブラリ

プレイリストは保存しない限り、VLCを閉じるとクリアされてしまうが、「メディアライブラリ」に登録したファイルは、VLCを閉じてもクリアされず、次回起動時にも読み込まれる。

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メディアライブラリへの追加はプレイリストと同様で、音楽ファイルなどはアーティストのフォルダごとまとめてドラッグアンドドロップで追加できる。

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メディアライブラリでは右クリックメニューからフォルダを作成することも可能だが、メディアライブラリ内にあるオブジェクト(ファイルやフォルダ)を1つ選択した状態でなければ、フォルダを新規で作ることができない。

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メディアライブラリのファイルはプレイリストにドラッグアンドドロップ、または右クリックメニューの「プレイリストに追加」で追加可能。

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メディアライブラリから再生するファイルやフォルダを選択し、右クリックメニューの「再生」またはプレーヤーの再生ボタンで視聴できるので、繰り返し使用するプレイリストをメディアライブラリで作成するのもあり。

メディアライブラリの右クリックメニュー「プレイリストをクリア」は、メディアライブラリに登録されている全てのリストが瞬時にクリアされるので要注意。
項目の削除は「選択されたものをクリア」を使用。

マイビデオ・マイミュージック・マイピクチャー

マイコンピューターにあるマイビデオ・マイミュージック・マイピクチャーの各項目は、それぞれWindowsのライブラリにある「ビデオ」「ミュージック」「ピクチャ」フォルダが表示される。
保存されているファイルが自動的に読み込まれるので便利なのだが、Windowsの各フォルダはデフォルトで全てCドライブに保存されており、容量を圧迫するので使いづらい面もある。
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「ビデオ」「ミュージック」「ピクチャ」の各フォルダは、「Cドライブ」→「ユーザー」→「ユーザー名」のフォルダ内にあり、保存場所を移動するには、各フォルダを選択して右クリックメニューから「プロパティ」を開き、「場所」のタブから「移動」をクリックし、移動先を指定する。
注意が必要なのは作業をする前に、「Video」「Pictures」「Music」の各フォルダを移動先に作成しておくこと。
Dドライブ直下にフォルダを作成しようとして、Dドライブそのものを移動先に指定してしまったりすると後が面倒なので作業時は慎重に。

ドキュメントやビデオ、ミュージックなどの特殊フォルダは、普通にフォルダをカットアンドペーストで移動させても、Windowsが特殊フォルダと認識せず、VLCほかのアプリケーションでも表示されなくなるので要注意。

基本操作

プレーヤーの基本操作は「再生(一時停止)」「プレイリストの移動」「停止」「全画面表示」「エフェクト」「プレイリスト」「ループ」「シャッフル」で、普通に音楽や動画を視聴するには必要十分。

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操作アイコンはマウスオーバーで説明が表示される。

少々ややこしいのが「|◀◀「▶▶|」で、早送りやチャプターの移動ではなく、プレイリストの移動に使用する。
プレイリストを使用せず、メディアライブラリやマイミュージック、マイビデオに登録しているファイルを再生中にプレイリストの移動コマンドを使用すると、それぞれの項目内で他のファイルへ移動する。

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チャプター移動のコマンドは、DVD-Videoなどチャプターが設定されているメディアの再生時のみ表示される。

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早送りやスロー再生などは、メニューバーの「ツール」から「設定」を開き、「ホットキー」で操作するキーコマンドを確認できる。

再生時の主なホットキー

  • 一時停止(再生開始): Space
  • 早送り・巻き戻し: Alt + カーソルキーの右(早送り)と左(巻き戻し)
  • スロー再生: – (マイナスキー)
  • 倍速再生: +(プラスキー)
  • 通常再生: =(イコールキー)
  • 全画面表示: f
  • 全画面解除: ESC

「ホットキー」の画面で変更する項目をダブルクリックし、任意のキーを入力すれば変更も可能。

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ループは1項目のみを繰り返し再生と、全体を繰り返し再生の2種があり、シャッフルはプレイリストやメディアライブラリに登録されているファイルをランダムに再生する。

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エフェクトには「オーディオ」「ビデオ」「同期化」があり、オーディオエフェクトにはプリセットも用意されている。
オーディオエフェクトを使用する際には「有効化」にチェックを入れる。

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ビデオエフェクトには画質調整やノイズ低減、クロッピングなどがあり、オーディオエフェクトと同様、使用する際には各項目にチェックを入れて調整を行う。
画質や色味を修正は「基本」タブ行い、「基本」以外のタブではグレースケールや反転などフィルターの設定が可能になっている。

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「動画と音声」または「動画と字幕」にズレが生じている場合は、「同期化」のタブで調整が可能。
動画と音声の僅かなズレは、音声が先行している場合が多いので、「オーディオトラックの同期化」で数値を増やして音声を(遅延)させる。
動画の音声が遅延している場合は、数値をマイナスにして(先行)。

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表示させる操作アイコンはカスタマイズが可能で、使用頻度の高い操作を表示させることができる。
変更する場合は、メニューバーの「ツール」→「インターフェイスのカスタマイズ」を選択し、「ツールバーの要素」から追加する操作アイコンを「ライン1」もしくは「ライン2」にドラッグアンドドロップする。

レコーディング

VLCはレコーディングというビデオキャプチャ機能を実装しており、デスクトップやWebカメラの映像を録画できる。
レコーディング機能は再生中の動画も録画でき、処理的にはリッピングとは異なるが、映画館でビデオ撮影しているのと同じなので、CSSでプロテクトのかかっている映画などのDVD-Videoで使用すると、著作権法30条に抵触するので要注意。

デスクトップのキャプチャ

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デスクトップをキャプチャする場合は、メニューバーの「ファイル」から「キャプチャーデバイスを開く」をクリック。

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「キャプチャーボード」を「Direct Show」から「デスクトップ」へ変更。

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フレームレートを指定。
DVD-Videoのフレームレートは29.97fpsなので、毎秒29.97のフレームを表示していることになる。
フレームレートを高くすれば、より滑らかな動画になるが、動きの少ない箇所では無駄が多く、フレームレートに比例してファイルサイズも大きくなるので、高くすれば良いというものでもなかったりする。

フレームレートのおおよその目安はDVD-Videoと同じ30fps(30フレーム/秒)を上限として、それほど動きがないのであれば10fps前後で十分。

フレームレートを入力したら「再生」をクリック。

※「再生」ボタンの▼から「変換」を選択し、ファイル形式を指定してキャプチャを実行すると、現バージョン(2.2.4)ではVLCが強制終了してしまう。

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VLCの再生画面にデスクトップがフルスクリーンで表示され、「録画」ボタンをクリックするとデスクトップのキャプチャが開始する。

一時停止や終了も操作ボタンをクリック。

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キャプチャされたファイルは「マイビデオ(Windows10の場合はビデオ)」フォルダに保存される。

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保存されるファイル形式は.avi で、RV32という見慣れないフォーマットが使用されている。

1920×1080のモニタをフレームレート20fpsでキャプチャすると、20秒ほどの動画で3GBと巨大なファイルが生成されるので、キャプチャする際はHDDの空き容量に注意が必要。

再生中の動画のキャプチャ

ビデオデッキやHDDレコーダーのように、VLCは再生中の動画をビデオキャプチャーとして録画できる。
この機能はVLCで再生可能な動画であれば全て録画できるため、保護されているDVD-Videoを再生して録画すると、著作権法に抵触するので要注意

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録画の方法は「レコーディング」のボタンを押すだけ。
レコーディング開始のメッセージなどはでないが、ボタンに色がついて録画中であることが分かるようになっている。

再生ボタンをクリックしてから録画ボタンを押すと1秒ほど動画が進んでしまうので、ビデオテープやカセットテープの時のダビングと同じ要領で、一時停止の状態にしてから録画ボタンを押してから再生するとスムーズ。

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録画を終了するには「停止」ボタンをクリック。
キャプチャされたファイルは「マイビデオ(Windows10の場合はビデオ)」フォルダに保存される。

vlc051

ファイルフォーマットは指定できず、オリジナルのフォーマットで保存される。

WEBカメラの録画

キャプチャの対象をUSBデバイスに変更することで、USB接続されたWEBカメラからの録画も可能。
ただし、録画したファイルは破損率が高く、VLCでは再生可能でも、他の編集ソフトで読み込めないケースが多いため、使用の際は要注意。

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キャプチャモードは「DirectShow」のままで、「ビデオデバイス名」を「Default」から「USBビデオデバイス」に、音声も同時に録音するなら「オーディオデバイス名」も「Default」から「マイク(USBデバイス)」に変更して、「再生」をクリック。

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WEBカメラからの映像がVLCに表示され、「レコーディング」ボタンをクリックすると録画が開始する。

vlc054

録画フォーマットは無圧縮のAVIファイルで、ビデオコーデックはYUY2、音声コーデックはPCM。
WEBカメラの解像度も関係してくるが、無圧縮ファイルなのでファイルサイズが極端に大きくなる。わずか10秒程度で100MBくらいになったりするので、保存領域の空き容量には注意が必要。

エンコード

VLCには動画フォーマットの変換機能も備わっており、手軽にファイルをエンコードできる。
ただ、正常にエンコードできなかったり、エンコーディングのクオリティも優れているわけではないので、Freemake Video Converter や XMedia Recodeの使用を推奨。

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メニューバーから「変換/保存」を選択。

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「ファイルの選択」の箇所に変換する動画をドラッグアンドドロップするか、「追加」ボタンから任意のファイルを指定して、「変換/保存」をクリック。

vlc059

設定画面が表示されるので、「プロファイル」から変換したいファイルフォーマットを選択し、「出力ファイル」の「参照」をクリックして、ファイルの保存場所とファイル名を指定して「開始」。
エンコーディングの進行状況はプログレスバーで表示される。

「出力の表示」にチェックを入れると、エンコード作業中に動画が表示されるが、動画が止まった状態で音声のみが再生されたりするので、チェックは外したままでOK。
「デインターレース」はインターレース解除なので、アナログ放送を録画した動画などをプログレッシブ化する場合はチェックを入れる。

エンコードの設定を行う場合は、「プロファイル」の横にある「ツール」アイコンをクリック。

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ファイルフォーマットのほかコーデックやビットレートなどを設定できる。

GPUデコード

VLCは一部のファイルフォーマットでGPUデコードに対応しており、動画再生時にCPUの負担を軽減し、よりスムーズな再生環境を得ることができる。

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メニューバーの「ツール」から「設定」を選択し、「入力/コーデック」の設定画面を開く。

「コーデック」の項目にある「ハードウェアアクセラレーションによるデコード」が初期値で「無効」になっているので、「自動」もしくは「DirectXビデオアクセラレーション」を選択。

GPUデコードに対応しているのは、MPEG-1 、MPEG-2 、WMV3、VC-1、H.264(MPEG-4 AVC)のみだが、主要なコーデックはサポートしているので、グラフィックカードなどでGPUを実装しているPCなら使って損はない。
無論、すべてのグラフィックカードに対応しているわけではないので、詳細は下記ページを参照。

VLC GPU Decodinglink

スキンの変更

VLCのデザインはシンプルで実用的だが、洒落っ気があまりないので、スキンを追加してイメージを変更することもできる。

vlc062

メニューバーの「ツール」から「設定」を選択し、「インターフェイス」の「ルックアンドフィール」で「カスタムスキンを使用」にチェックを入れる。

VLCスキンWebサイトのリンクが出るのでクリックして開く。

vlc063

開いたページにいろいろあるので、取り敢えず上部にある「here」のリンクをクリックして全てダンロード。

zipファイルがダウンロードされるので解凍。

vlc064

設定画面の「選択」から解凍したフォルダを選択し、任意のスキンを指定したら「保存」してVLCを一旦、閉じる。

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次にVLCを起動すると設定したスキンが読み込まれる。

様々なスキンがあるものの、基本的には日本語には未対応で、操作にも癖があったりする。
好き嫌いの別れるところだが、再生以外の機能を使用する頻度が高ければ、デフォルトが最も使い勝手が良い気がする。

スキンをデフォルトに戻す場合は、「設定」の「インターフェイス」の画面で「ルックアンドフィール」の項目を「ネイティブスタイルを使用」に戻すだけ。
ただし、スキンを変更した時点で、メニューバーがなくなることが多く、設定画面を出すのが大変だったりするので、ビギナーは要注意。





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