Enpass Password Manager の特徴
- 安全性の高い無償利用可能なパスワード管理ソフト
- 強固な暗号化アルゴリズム 256ビットAES を使用してデータを保護
- オンラインストレージサービスや WebDAVを利用したデータベースの共有が可能
- パスワードの漏洩チェックも可能
- Android版は Enpass password manager for Android の使い方 を参照。
Enpass Password Manager の開発元
- 開発元:Sinew Software Systems
- 開発元の拠点:インド
Enpass Password Manager のダウンロード
Enpass Password Manager の安全性
Enpass Password Managerは米国のサイバーセキュリティ会社 VerSprite の監査を受け、調査レポートを公開している。
VerSprite Enpass Password Manager Apps – Security Assessment PDF
システム要件
バージョン 6.9.0 現在
- OS:Windows 10/ 11
Enpass Password Manager のインストール
公式サイト の Desktop から Download from Windows の 「Get it from Microsoft」を選択。
Microsoft Store のページが開くので「Microsoft Store アプリの取得」をクリックし、Microsoft Store で開くことを許可。
Microsoft Storeアプリが起動するので「インストール」。
インストールが完了したら「開く」。
Enpass Password Managerが起動したら パーソナル を選択し、Enpassのデータベースの保存先を指定。
複数のデバイスでデータベースを共有する場合はDropboxやOneDrive (ビジネスアカウントは不可)などのオンラインストレージを利用するか、WebDAVをサポートしている NASやサーバを利用する。
保存場所にオンラインストレージを選択した場合はログインしてアクセスを許可。
ブラウザにダイアログが表示されたら 「Enpass Password Managerを開く」を選択。
Enpassで マスターパスワード を設定する。
マスターパスワードはデータベースの暗号化と復号化に使用されるので、紛失すると Enpassへアクセスできなくなる。
新規ユーザーとしてマスターパスワードを設定後、同期設定で既存のデータベースが保存されているオンラインストレージを指定すると、マスターパスワードが上書きされて他のデバイスで同期エラーが発生する。
設定したマスターパスワードを再入力して「続行」。
クイックセットアップ が開くので、自動実行 を有効にして右上の「完了」をクリック。
ブラウザ拡張機能 をインストールするため Extensions のダウンロードページにアクセスして、使用しているブラウザの拡張機能をインストールする。
初回使用時はログインフォームに表示される Click to unlock Enpass をクリックし、ワンタイムパスワードでブラウザの認証が必要。
Enpass Lite – 無料アップグレード
メールアドレスを登録するとダークモードやカテゴリーの作成などが利用可能になるので、「 メールアドレスで登録 」からメールアドレスを入力し、ワンタイムパスワードで認証。
Enpass Password Manager の設定
ホーム画面 右上の 設定 アイコンをクリックし、下部に表示されるメニューから設定する項目を選択。
ロックまでの時間
デフォルト設定でマスターパスワードや PINでアクティブ化してから 1 分後 にロックされるので、ロックまでの時間を延長する場合は、下部のメニューから セキュリティ を選択し、オートロックする時 の システム非アクティブ時間 を編集。
PIN の設定
PIN を設定するとロックを解除できるので、セキュリティ の PIN をチェックして設定。
クリップボードの保存時間
Enpassからデータをコピーした場合、デフォルト設定では 30 秒後 にクリップボードがクリアされるので、クリップボードの保存時間を変更する場合は セキュリティ の クリップボード で時間を設定。
ボールト
ボールド(金庫)は パスワードを保存しているデータベースで、デフォルトで プライマリボールト が作成されているが、一部のログイン情報のみを共有したい場合などは、新しいボールトを追加 から 新規ボールトを作成して同期することもできる。
追加したボールトは セカンダリになり、セカンダリボールトに設定したパスワードはプライマリボールトに保存されるため、マスターパスワードでプライマリボールトのロックを解除すると、自動的にセカンダリボールトのロックも解除される。
Enpass Password Manager の使い方
パソコン起動後は Enpassがログオフ状態なので、ブラウザかシステムトレイの Enpassアイコンをクリックし、マスターパスワードを入力してロックを解除。
Enpassは新規ログインを自動的に検出するので、未登録のサイトはログイン情報を入力して + Enpassに追加 をクリック。
ダイアログが表示されるので、登録内容を確認して「保存」。
Amazonのようにユーザーアカウントを入力にパスワードの入力画面表示される場合は、ユーザーアカウントを入力して + Enpassに追加 をクリックし、登録ダイアログの「もっと表示する」でパスワードの項目にパスワードを登録して「保存」。
登録したサイトはログインフォームにアイコンが表示されるので、アイコンをクリックして使用するログイン情報を選択する。
フォームの保存
銀行など通常のログインフォームが使われていないサイトでは自動登録が正常に動作しないため、 ログイン情報と入力フォームを保存する。
ログインフォームにログイン情報を入力後、ブラウザの Enpassからハンバーガーボタンをクリックし、Webformを保存 を選択。
アイテム追加フォームが表示されるので「保存」で登録。
個人情報の登録
Enpassはログイン情報のほかにクレジットカードや個人情報の登録が可能で、登録する場合は Enpassのホーム画面を開き、右上の「+」で登録するカテゴリーを選択。
- ログイン
テンプレートから登録するサイトを選択してログイン情報を入力。 - クレジットカード
クレジットカード情報を保存し、フォームへの自動入力が可能になる。 - 氏名
氏名・メールアドレス・電話番号・住所などを登録し、フォームへの自動入力が可能になる。 - メモ
重要なメモを暗号化して保存。 - パスワード
ログインページのURLとログイン情報を手動で登録。 - ファイナンス
銀行口座や仮想通貨ウィレットなど金融関連の登録フォーム。 - ライセンス
運転免許証などのほか、ソフトウェアのライセンスなども登録できる。 - 旅行
パスポートの情報やフライト・予約したホテルなどを登録。 - コンピュータ
FTPサーバやメールアカウントなどを登録。
ログイン情報の基本項目は ユーザー名・メールアドレス・パスワード・ウェブサイト で、ウェブサイトの URL は 未入力でも 初回ログイン時に自動的に入力される。
ユーザー名 と メールアドレス を同時に保存する場合は、項目の右端にあるハンバーガーボタンをドラッグして、ログインに不要な項目をパスワード よりも下に移動させることでも対応できる。
インポート
他のパスワード管理アプリから Enpassに乗り換える場合は、パスワード管理アプリからエクスポートしたファイル Enpass に取り込む。
ファイルのインポートは 右上のハンバーガーボタンの ファイル から インポート を選択して、インポート元のアプリを指定。
フォルダーを選択 でインポートするファイルが保存されているフォルダを指定して「続行」。
パスワードを生成
Enpass は 文字数・記号の有無・数字の有無 などの条件を指定して 強力なパスワードを生成できる。
ブラウザの拡張機能かシステムトレイの Enpassから パスワードを生成 のアイコンをクリック。
文字数をスライドバーで調整してパスワードの条件を指定後、「入力」をクリックしてパスワードフォームへ入力するか、上部のコピーアイコンをクリックしてクリップボードにコピー。
生成したパスワードは右上にある 3点リーダーの 履歴 から確認できる。
パスワードの漏洩チェック
Enpass は使用してい るログイン情報の漏洩チェックも可能で、ホーム画面の左サイドパネルから 監査 にある 危険に晒されているを選択して「続行」をクリック。
パスワードの漏洩をチェックはセキュリティ研究者 トロイ・ハント氏が運営するアカウント情報の流出確認サイト Have I Been Pwned(HIBP) へ接続するので「続行」。
Enpass Password Manager のアップグレード
Enpass は サブスクリプションを購入してアップグレードすると、モバイルデバイスで利用できるアイテム数や利用するデバイス数の制限が解除される。
Enapss 公式サイトからプランを選択して決済する。
決済は 米国に本部があるSaaS 企業 FastSpring が代行しており、クレジットカードのほか PayPal での支払いも可能。
サブスクリプションのキャンセル
サブスクリプションのキャンセルは、 FastSpring の管理ページ に購入時の登録したメールアドレスでログインし、Enapss の注文履歴から編集できる。
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