Free Download Manager のインストールと使い方

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オープンソースの多機能ダウンロード高速化アプリ

Free Download Manager ( Free Download Manager )は日本語に対応した無料の多機能ダウンローダーで、ダウンロードの高速化のほか BitTorrent や YouTubeから動画ダウンロードもサポートしており、ChromeFirefox・Edgeなどからシームレスに操作できる。

一時はセットアップ時に「Software Informer」などのマルウェアやアドウェアのインストール選択項目があったのだが、現在はGPLライセンスに基づいたオープンソースのフリーソフトになっている。

ダウンロードを高速化する仕組みは、ダウンロードファイルを分割して同時にダウンロードを行うため、理論的には同時接続数だけ高速化することになる。
また、通信問題などでダウンロードが中断したり失敗した場合でも「再開」が可能で、有料のダウンロードに失敗しても再購入せずにダウンロードを行えるメリットがある。

システム要件

バージョン 5.1.38 現在

OS: Windows 7以降(32bit & 64bit)
※バージョン3.9.7の利用で Windows XP・Vistaにも対応

ソフトの入手先

Free Download Manager ダウンロードページlink



BitTorrent とは
ダウンロードページで見かける「 BitTorrent 」とは、P2P(Peer to Peer)を使用するファイル転送用の通信規約(プロトコル)。
通常ファイルをダウンロードする際は、自分のPC(クライアント)からファイルが保存それているサーバにアクセスするのに対し、P2Pはネットワークに接続されたPC間でファイルの転送を行う。

BitTorrent を利用すると、ユーザーはダウンロードするファイルの一部をネットワークに加入している複数のユーザー(ピア)から受け取り、ダウンロードしたファイルの一部を提供するという仕組みになっている。
また、 BitTorrent はファイルをダウンロードする際、はじめにトラッカー(ピアの接続情報を提供するサーバ)にアクセスする「.torrent」という拡張子のファイルをダウンロードし、トラッカーからPeer(ピア)の情報を受け取って本体のダウンロードが開始する。

BitTorrent もファイル共有の性質があるため、Winnyなどと同様の使い方が可能で、公開されているトラッカーの一覧サイトなどでは違法ファイルも多く、マルウェア感染のリスクもあるので、利用する場合はネットリテラシーと良識が必要。
ただ、「 BitTorrent =違法行為」というわけではなく、LibreOfficeやGimpなどのフリーソフトでは BitTorrent で配布されているものもある。

Free Download Manager のインストール

セットアップウィザードは英語表記のみだが、インストール後は日本語化されており、アドウェアなどのインストールがないので、セットアップ時に注意すべき点は特に無い。

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ダウンロードページからインストールするPCの環境に合わせて、32ビットもしくは64ビットインストーラーをダウンロードする。
32bit版は「Free Download 32-bit」のボタンを、64bitは「Download 64-bit version」のリンクをクリック。

Windows XP や Vista で使用する場合は下段のバージョン 3.9.7 を利用。

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ダウンロードしたインストーラーを起動して、ユーザーアカウント制御が表示されたら「はい」で許可。

セットアップセットアップウィザードが開始するので「Next」をクリック。

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インストール先の指定。
特にこだわりがなければデフォルトのまま「Next」。

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スタートメニューのショートカット作成もデフォルトのまま「Next」。

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追加タスクは上から「デスクトップにショートカットを作成」「タスクバーにクイックランチアイコンの作成」「.torrentファイルの関連付け」「マグネットリンクの関連付け」。
必要な項目にチェックを入れる。

BitTorrent を使用しないのであれば「 Associate with .torrent files 」と「 Associate with magnet links 」のチェックは外しておく。

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インストールの準備ができなので最終確認をして「Install」をクリック。

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セットアップが終了すると Free Download Manager  起動し、 Free Download Manager のウェブサイトが開くので、サイトは閉じておく。

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Google Chromeがインストールされている環境では、Chromeに Free Download Manager の拡張機能を追加するか訊いてくるので、追加する場合は「はい」をクリック。

Chromeのモニタリング機能は、Chromeでファイルをダウンロードする際、自動的に Free Download Manager が起動してダウンロードするもので、ダウンロードの度に Free Download Manager を起動する必要が無いので結構便利。

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Chromeのモニタリングに成功したというメッセージが出るので「OK」をクリックすると、Chromeウェブストアの Free Download Manager の拡張機能が開く。

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「 Chrome に追加 」をクリック。

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権限を確認して「拡張機能を追加」をクリックして完了。

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Chromeに Free Download Manager の拡張機能が追加される。

FirefoxやIEの場合は Free Download Manager インストール後に設定する。

Free Download Manager Network Monitor

Free Download Manager をインストール後、AdwCleaner を実行すると「  PUP.Adware.Heuristic 」として「 Free Download Manager Network Monitor 」が「スケジュールされたタスク」と類するレジストリを含めて4アイテム検出される。

「 Free Download Manager Network Monitor 」はアドウェアではなく、PC起動時に Free Download Manager のモジュールを読み込むもので、 Edge  で Free Download Manager を利用する際に必要なプロセス。
削除するとEdge で Free Download Manager が使用できなくなるが、Chrome や Firefox を利用する場合は削除しても支障はない。

Free Download Manager の使い方

基本的な使い方は Free Download Manager にダウンロードURLを貼り付けるのだが、ダウンロードボタンのURLがファイルへの直接リンクでないものが多いため、ブラウザの拡張機能やアドオンを有効にすることを推奨。

Free Download Manager の基本設定

ブラウザとの連携やダウンロード・アップロードの速度などは設定メニューで調整する。

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Free Download Manager を起動後、右上のメニューから「設定」を選択。

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流行りのダークモードも実装している。

ダウンロード先はデフォルトが「ダウンロード」フォルダで、使用履歴に基づいて自動的に表示される。

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Chromeはセットアップ時に拡張機能を追加していれば、予めチェックが入っている。

FirefoxやIEを利用する場合は、それぞれチェックを入れる。

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Firefoxにチェックを入れた後、Firefoxを起動するとアドオンのインストール確認が表示されるので、「このインストールを許可する」にチェックを入れて「次へ」をクリックすると Free Download Manager との連携が完了する。

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IEの場合もブラウザ起動時にメッセージが出るので「有効にする」をクリックすればOK。

この作業をするとブラウザから普通にダウンロードする際、 Free Download Manager が自動起動するようになる。

その他の項目は基本的にデフォルトのままで特に問題ない。

ダウンロード

ブラウザとの連携設定をした場合は特別な操作は不要で、普通にブラウザでファイルをダウンロードすれば、自動的に Free Download Manager が起動する。

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ブラウザの「ファイルを保存」ではなく、 Free Download Manager のウインドウが開くので、ダウンロード先を確認して「ダウンロード」をクリックするだけ。

「設定」でデフォルトのままであれば、「キャンセル」をクリックするとブラウザを使用した通常ダウンロードが開始する。
この設定はダウンローダーを使用してのダウンロードを拒絶するサイトに対応したもので、ブラウザを使用した通常ダウンロードへの移行がスムーズになる。

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ダウンロードが開始すると「詳細」ではダウンロードの進捗の他、ファイルサイズやダウンロード速度が確認できる。

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「進捗状況」ではダウンロードの進捗が視覚的にで確認できる。

Free Download Manager は1つのファイルを複数の断片にしてダウンロードしており、理論的には接続数が増えるほどダウンロード速度が向上する。

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「ログ」では Free Download Manager の処理が確認できる。

ダウンロード開始後から接続した回線数が増え、それに比例してダウンロードが早まっていくのが分かる。

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ダウンロードのトラフィックは通常「高い」で処理され、「設定」がデフォルトの状態であれば「ダウンロード速度」は「無制限」、「接続の最大数」は「200」、「同時ダウンロードの最大数」は「12」になっており、トラフィック(通信量)を最大限に使用してダウンロードする。
ただし、多くのサーバは負荷を軽減するため接続数に制限があり、 Free Download Manager は設定値で実行するわけではなく、設定値内で自動調整を行う。

また、「高い」の状態でダウンロードしながらウェブサイトの閲覧やネットゲームなどをすると、トラフィックが不足して遅延が発生する可能性があり、状況に応じて「標準」や「低い」で Free Download Manager が使用するトラフィックに制限をかける必要がある。

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「手動」を選択すると「ダウンロード速度」と「アップロード速度」の設定が任意で行える。

「アップロード速度」は BitTorrent を使用する場合のもので、 BitTorrent を使わなければ関係はない。

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「カタツムリ」をクリックすると「カタツムリモード」になる。
「カタツムリモード」はダウンロード速度を「2KB/秒」に制限し、接続数も1回線になり、ダウンロード停止に近い状態でダウンロードを続行するもので、カタツムリに申し訳ないほどダウンロードは遅くなるが、その分トラフィックが開放されるので、状況に応じて利用すると便利かも。

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ダウンロードが失敗した場合は、上部ペインのリストから失敗したファイルにチェックを入れ、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)から「やり直し」を選択すると、ダウンロードが再実行される。

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ファイルのダウンロード時に開く Free Download Manager のウインドウにある「スケジュール」にチェックを入れると、ダウンロードを実行する時間設定が可能になる。
時間はドロップダウンリストから選択できるが、直接入力も可能なので1分単位で設定できる。

設定は曜日と時間で、From~Toの間でダウンロードを実行し、設定時間外は一時停止で待機状態になるが、PCが起動していることが大前提で、スケジュール設定中はスリープモードにはならない。

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スケジュールが設定されるとリストに時計のアイコンが表示される。

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複数のファイルをリストに追加した場合、ダウンロードの優先順位を設定することができる。
優先順位は「高い」「標準」「低い」の3種類で、リストからファイルを選択し、コンテキストメニューの「設定された優先度」から指定する。

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優先度を設定した場合、同時にダウンロードを開始すると明らかな差がでるので、意外と便利な機能だったりする。

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リスト内のファイルを選択し、上部のゴミ箱アイコンをクリックすると、「ファイルを削除」と「リストから削除」2択のダイアログが表示される。

「ファイルを削除」は文字通り、ダウンロードしたファイルを削除するものなので注意が必要だが、削除されたファイルはゴミ箱に移動しているだけなので復元は可能。

「リストから削除」はダウンロードしたファイルを残したままリストから削除するもので、リストから削除してしまうと復元できず、ファイルの再ダウンロードは不可能なので要注意。

「ファイルを削除」と「リストから削除」はコンテキストメニューからも実行できるが、コンテキストメニューでは「ファイルを削除」が「Delete Files」と表記されている。

BitTorrent

BitTorrent を利用する場合も、ブラウザと連携していれば、通常のダウンロードと同じ要領でファイルをダウンロードできる。

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高機能フォトレタッチソフト「Gimp」のダウンロードページには通常ダウンロードのほかに「via BitTorrent 」と BitTorrent 経由でのダウンロードリンクがある。

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ブラウザと Free Download Manager が連携した状態で「via BitTorrent 」のボタンをクリックすると、 Free Download Manager が BitTorrent を認識してダウンロードウインドウが開くので、通常ダウンロードと同様に「ダウンロード」をクリックするだけ。

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ダウンロードが開始すると「詳細」にファイルの情報のほか、「シェア比」や「ピア」「ノード」など BitTorrent 特有の情報が表示される。

「DHTノード」は認識しているピアの数で、「ピア」は実際に接続してファイルをダウンロードしているピアの数を表示している。

BitTorrent には「トラッカー」という「ピア」の情報を提供する元締めがあり、torrentファイルからトラッカーにアクセスしてピアの情報を取得後、他のピアからファイルの断片をダウンロードする一方、ダウンロードしたファイルを他のピアにアップロードし、ダウンロードが完了するとアップロード専用の「シーダー」になる。

「シェア比」とはピアの受信量と送信量の比率で、 BitTorrent では受信量と同じ送信量(シェア比 1以上)になるまでシーダーとしてファイルを提供することが推奨されている

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Free Download Manager ではデフォルトで「シード」が有効になっているので、 BitTorrent でファイルをダウンロード後、しばらくすると「詳細」の「有効シード数」の箇所で数値が動き始め、シーダートしてファイルのアップロードが開始する。

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シーダートしての機能を無効にする場合は、「詳細」の「有効シード数」のチェックを外すだけ。
リストからファイルを選択後、コンテキストメニューの「シードを有効」をクリックしてチェックを外しても同じ。

また、リストからファイルを削除したり、ダウンロードしたファイルを移動、削除してもシーダートしての機能が失われる。

ダウンロード速度について

BitTorrent はダウンロード速度が早いのかと言えば、Gimp やLibreOfficeでテストした結果、いずれも Free Download Manager で通常ダウンロードしたほうが断然早かった。

ファイルサイズ213MBのLibreOfficeをダウンロードした場合
BitTorrent :約44秒
Free Download Manager の通常ダウンロード:約20秒
ブラウザの通常ダウンロード:約21秒

Free Download Manager の通常ダウンロードとブラウザのダウンロードも僅差だが、 BitTorrent は明らかに遅い。
その上、 BitTorrent のマナーを守ろうとすれば、ダウンロード後も結構、長い期間シーダーとしてファイルを提供する必要がある。
ちなみにLibreOfficeの場合、ダウンロード後の1時間でアップロードしたファイルサイズは1MB、シェア比は0.5%しか消化できていない。

通常ダウンロードで提供されているものであれば、 BitTorrent を使用するメリットは皆無に近いというのが率直な感想だが、環境にも左右されるのでダウンロードの一手段としては有効かも。

YouTubeからのダウンロード

Free Download Manager は YouTubeの動画ダウンロード機能を実装している。

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動画をダウンロードするには、対象の動画を開いた状態でアドレスバーのURLをコピー。

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Free Download Manager を開いてペーストすると、クリップボードの情報を認識して、ダウンロードのダイアログが表示されるので「OK」をクリック。

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対象の動画を認識するので「品質」を選択して「ダウンロード」をクリック。

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Free Download Manager では保護されているコンテンツもダウンロードできるため、使用の際には注意が必要。

Caution
保護されている動画をダウンロードすると、著作権法30条で定められている「技術的保護手段の回避」に該当するため違法。
更に2012年10月施行の改正著作権法により、保護がかかっていなくても「著作権を侵害している違法ファイルを、違法なものであると知りながらダウンロードする行為」が禁じられ、親告罪ではあるが罰則が適用されるようになった。





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