Googleのロケーション履歴


2018/08/22

定期的に問題が持ち上がるGoogleとAndroidデバイスだが、今回はAP通信が報じた「ロケーション履歴をオフにしていてもGoogleが一部の位置データを保存している」というもの。

‘Location history’ off? Google’s still tracking you



このニュースの4日後には米国でGoogleに対して訴訟が起こっている。
さすが米国。。。

確かにロケーション履歴をオフにしているのに、位置データが保存されているというのは気持ちの良い話ではない。

これとは別に、2017年11月にはAndroidデバイスで位置情報をオフにしていても、端末のGPSではなく、モバイルネットワークの基地局の情報(Cell ID)を収集していたことも問題になった。

Google、位置情報オフのAndroid端末からも「Cell ID」収集、終了を約束

今回問題になった「ロケーション履歴」はAndroid端末に限ったことではなく、Googleアカウントを使用して、Google Mapなどのサービスを利用していれば無関係ではない。
と、言っても、収集されている位置情報は、ロケーション履歴がオフになっていると、当然ながらロケーション履歴に反映されないので確認する術はないのだが、「ロケーション履歴」という言葉を初めて耳にしたという人で、下記の項目に該当する場合は、今すぐにロケーション履歴を確認することを推奨する。

  • Googleアカウントを取得して利用している人
  • 自分の行動にやましさのある人
  • スマホの位置情報をオンにしている人

特に自分の行動にやましさのある人は、ロケーション履歴が「動かぬ証拠」になりかねないので要確認。

Google マイアクティビティのページ

ロケーション履歴を確認するためには「Google マイアクティビティ」を開く。
必要に応じてGoogleアカウントでログイン。

Googleマイアクティビティにある「アクティブティ管理」をクリック。

「ロケーション履歴」が「一時停止」になっていれば、スマホで位置情報がオンになっていても履歴は保存されない(※)のだが、確認のため「履歴を管理」をクリック。

※ただし今回問題になっているとおり、ユーザーの利便性を図るための位置情報は別に保存されている。

ロケーション履歴が「一時停止」になっておらず、スマホの位置情報がオンになっていると、自分が訪れた場所が赤丸で表示され、日時を指定することで、「その時どこにいたのか」が分かってしまう。

やましさが無ければ、アルバムや日記でも見ているような感じになるのだが、場合によっては動かぬ証拠になりかねない。

履歴の削除方法には「指定日」と「全履歴削除」があり、指定した日付の履歴のみ削除する場合は、削除する日時を表示させてから「ゴミ箱」をクリック。

ただ、やましさから履歴を削除する場合、「その日だけ履歴がない」のは白状しているようなものなので「全履歴削除」を推奨。

「全履歴削除」は右下にある「ギア」アイコンをクリックして「場所の履歴をすべて削除」を選択。
もしくは日付を指定していない状態で「ゴミ箱」をクリック。

「不便になるよ」というメッセージが表示されるので、「理解したうえでロケーション履歴をすべて削除する」にチェックを入れ、「ロケーション履歴を削除」をクリックすると、履歴が削除され地図から赤丸が消える。

これで履歴は削除されたので、あとはロケーション履歴を一時停止にするだけ。

再度「アクティビティ管理」のページに戻り、「ロケーション履歴」のスライドをクリックしてオフにする。

メッセージに表示されているとおり、ロケーション履歴とスマホなどのデバイスで利用する位置情報サービスは別物なので、ロケーション履歴を「一時停止」にしても位置情報サービスに影響はない。
ただし、よりユーザー向けにパーソナライズされた情報が犠牲になる。

デバイスの位置情報を有効にしていると、今回問題になっているように、ロケーション履歴をオフにしても、Googleの一部アプリで利用するため、Googleが位置情報を取得するので、Googleに位置情報を送信したくない場合は、デバイスの位置情報からGoogle関連サービスを無効にすることになる。

ただし、位置情報を無効にすると、Googleマップを利用したナビは利用できず、Googleアシスタントに「ランチやってるとこ!」と訊いても、最寄りの情報は得られなくなる。

毎度毎度の事だが、利便性と個人情報の保護は対極にあるので、バランスが非常に難しい。
今回の問題は、ロケーション履歴をオフにしても位置情報が取得されているということで、「ロケーション履歴をオフにすれば位置情報が保存されない」と説明していたGoogleの落ち度には違いないが、それが意図的であったとしても、その恩恵に少なからず預かっているのだから、目くじらを立てるほどの事でもない。

これで激怒するなら、様々なログが保存されてしまうオンラインになること自体を避けるべきかと。





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