Synology NAS の オペレーティングシステム DiskStation Manager 6.2のセットアップ
Synology NAS は SSD / HDD を取り付けてから OS ( DSM ) をインストールし、Synology アカウントの作成 や RAID の構成を行う。
DiskStation Manager 7. 0 のセットアップは下記参照

Synology NAS のセットアップ
多機能 NAS Synology Diskstation のセットアップ手順 Synology NAS は SSD / HDD を取り付けてから OS ( DSM ) をインストールし、Synology アカウントの作成 […]
DSM 6.2 のインストール
ドライブを接続したら Linux をベースにした Synology オリジナルのオペレーティングシステム DiskStation Manager ( DSM ) をインストールする。
Synology NAS に電源ケーブル と LANケーブル を 接続してビープ音が鳴ったら、NAS と同一ネットワーク内にあるパソコンでブラウザを開き、アドレスバーに find.synology.com と入力して Synology Web Assistant で ネットワーク内にある Synology NAS を検索。
問題なく接続できていれば Synology NAS が 検出されるので、セットアップするため「 接続 」をクリック。
使用許諾契約 を確認して 問題なければ 私は EULA の条件を読み、これに同意します にチェックを入れて「 次へ 」。
プライバシーポリシーを確認して「 続行 」。
ウエルカム画面になったら「 インストール 」をクリック。
Synology DiskStation Manager ( DSM ) のバージョン 6.2 をインストールする場合は Synology ダウンロードセンター のリンクをクリック。
ダウンロードセンターが開くので すべてのダウンロード をクリック。
DSM 6. 2 の最終バージョンを選択。
使用しているモデルのリンクをクリックして .pat ファイルをダウンロード。
コンピュータから .pat ファイルを手動でアップデートする を有効にして「 参照 」から ダウンロードしたファイルを指定して「 次へ 」。
データ削除に関するダイアログが表示されるので、私はこれらのドライブ上のすべてのデータが削除されることを理解しています。 にチェックを入れて「 続行 」。
OS をダウンロード後に インストール処理が実行され、NAS が再起動して ビープ音が鳴ったら DSM のインストールが完了。
DSM のセットアップ
DSM をインストールしたらセットアップを行う。
サーバ名・ユーザー名・パスワード を 任意で設定。
QuickConnect は インターネット を介して 外部から QuickConnect ID と パスワード で Synology DiskStation にアクセスする機能で、ダイナミックDNS の設定 や モデムのポート開放が必要なく、簡単に外部からのアクセス環境を構築できる
サービス規約 の内容を確認して問題なければ、私はSynologyアカウントのサービス規約を読んだ上でこれに同意します。 にチェックを入れて「 次へ 」。
プライバシーポリシー を確認して 問題なければ、私は Synologyアカウントのプライバシーに関する声明を承認しました。 にチェックを入れて「 次へ 」。
QuickConnect 用の URL が発行されるので、ブックマークアイコン を デスクトップ に ドラッグして ショートカットを作成。
推奨パッケージのインストール は Synology NAS に 基本的な機能を持たせるアプリをインストールする。
設定が完了したら find.synology.com でデバイス検索できるようにするため チェックを入れて「 移動 」。
OS の自動アップデートについての説明が表示されるので「 了解 」。
デバイス分析 は ユーザーエクスペリエンス向上のための 匿名でのデータ収集 なので、オプトアウトする場合は「 いいえ、結構です! 」を選択。
DSM のクイックガイドツアーが終了すると Synology DiskStation が使用可能になる。
アカウントの認証
Please activate your Synology Account という Synology アカウントをアクティベートするためのメールが届いているので 本文の URLをクリック。
Activate Account というページが表示された後 Synology アカウントのページにリダイレクトされるので「 Start Now 」をクリック。
Synology アカウント にログインすると モデル番号と設定した QuickConnect ID が表示される。
IP アドレスの変更
Synology NAS は デフォルトで DHCP が有効のため IP アドレスは動的に取得する設定になっているので、手動設定に変更して 静的 IPアドレスにする。
コントロールパネル の ネットワーク を開き、ネットワークインターフェイス タブで LAN を選択して「 編集 」。
IPv4 のタブで IP アドレス・サブネットマスク・ゲートウェイ・DNS サーバを設定して「 OK 」で反映。
HTTP接続を HTTPS へリダイレクト
NAS のオペレーティングシステム DSM へアクセスする際、HTTP接続 を 保護されたHTTPS 接続に リダイレクトするよう設定する。
コントロールパネル の ネットワーク にある DSM 設定 タブを開き、HTTP 接続を DSM デスクトップ用の HTTPS に自動リダイレクトします。 と HTTP/2 を有効にする にチェックを入れる。
DSM へのアクセス
DSM へのアクセスは 設定した IPアドレスを ブラウザのアドレスバーに直接入力するか、 QuickConnect を使用する。
QuickConnect は コントロールパネル の QuickConnect を開き、DSM に 表示されている URL をブックマークなどに追加。
外部ネットワークから QuickConnect でアクセスすると 保護された HTTPS で接続される。
ローカルネットワークから QuickConnect でアクセスすると NAS の IPアドレスにリダイレクトされるが、証明書の問題で HTTPS接続でも 保護されていない通信 になる。

Synology NAS : ダイナミックDNSの設定
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NAS へのファイル保存 については下記参照

Synology NAS : ファイルの保存とバージョン管理
Synology NAS のファイル保存 と バージョン管理の設定 Synology NAS に データを保存する場合は 共有フォルダ の作成が必要で、作成した 共有フォルダ は パソコンで ネットワークドライブ とし […]
RAID アレイの変更
Synology NAS の RAIDアレイは デフォルトで RAID1 を拡張した Synology Hybrid RAID ( SHR ) になっているため 、本来の RAID の目的である システム障害に備えた冗長化 を図る場合は 変更する必要はない。
アレイを RAID 0 や JBOD に変更する場合は メインメニューの ストレージ マネージャーで設定する。
ストレージマネージャーを開き 現在の ストレージプール を削除。
データ削除の警告 が表示されるので「 はい 」。
既存のストレージプールを削除したら「 作成 」をクリック。
ストレージプール作成ウィザードが開始するので、デフォルトの より良いパフォーマンス を選択して「 次へ 」。
RAID タイプをリストから選択したら「 次へ 」。
2 ベイの Synology NAS で利用可能な RAID アレイ
Synology オリジナルの RAID 構成で、システムがディスク内に複数のドライブを自動的に作成し、ドライブを組み合わせることで 異なるサイズのディスクを使用しても 冗長性 と 使用可能なストレージサイズを最大限に確保できる、初心者向けとして Synology が推奨している RAID構成。
Basic
RAID 構成 のない 通常のディスク として使用するモードで 冗長性はない。
JBOD ( スパニング )
複数台のドライブを 1 つのストレージ として使用する構成で、冗長性はなく 1 台 のドライブが故障すると 全てのデータへアクセスできなくなるため、基本 に比べてリスクは使用するストレージ数に比例して高くなる。
RAID 0 ( ストライピング )
複数台のドライブを 1つのストレージとして使用し データを分散させて 書き込みを行うため、JBOD に比べて 読み書きの速度が向上するが、冗長性はなく 基本 に比べてリスクは使用するストレージ数に比例して高くなる。
RAID 1 ( ミラーリング )
同一データ を 複数台のドライブに書き込むため 1 つのドライブに 障害が発生してもデータが消失しない 耐障害性に特化した構成だが、使用できるディスクサイズに対してコストが高くなる。
RAID については下記参照

RAID の 基礎知識
安定性 や 処理速度を高めるディスク構成 レイド ( Redundant Arrays of Inexpensive Disks ) は 直訳すると「 安価なディスクの冗長配置 」で、システム障害に備えて 無駄な安物ディ […]
RAID を構成するドライブを選択。
ドライブデータの消去に対するメッセージが出るので「 OK 」。
ドライブチェックの実行は「 はい 」を推奨。
設定の最終確認をして「 適用 」で ストレージプール が作成される。
ストレージプールが出来たら ボリューム を作成する。
左サイドバーの ボリューム を選択して「 作成 」をクリック。
ボリューム作成ウィザード が開始するので カスタマイズ を選択して「 次へ 」。
既存のストレージプールを選択 にチェックが入った状態で「 次へ 」。
作成したストレージプールを選択して「 次へ 」。
ストレージプールで より良いパフォーマンス を選択していると ボリュームの容量は最大 なので「 次へ 」。
設定の最終確認をして「 適用 」をクリック。
ボリューム が 作成されたら使用可能な状態になる。
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