UUP dump の概要
- Windows 10/ 11のビルドを Windows Updateサーバから取得して ISOファイルにパッケージ化
- 公開ビルドのほかにプレビューチャンネル・ベータチャンネル・Devチャンネルのビルドが入手可能
- オープンソース で開発されているウェブツール
UUP dumpは Microsoftと無関係だが、Windows Updateサーバからデータを取得しており、作成した ISOファイルは Microsoft の ダウンロードサイト から ダウンロードしたものと同じ構成になっているので、仮想ドライブにマウントしてアップデートを実行したり、Rufus などを使用してインストールメディアを作成することができる。
開発元
- 開発者:非公開(https://github.com/uup-dump)
アクセス
ビルドの検索とチャンネルの確認
公式サイト にアクセスし、ダウンロードするビルド番号などを検索。
クイックオプション で リリースタイプ の アーキテクチャ を選択すると 公開された最新のビルド が抽出される。
検索結果からダウンロードするビルドをクリック。
情報 の チャンネル で選択したビルドのチャンネルを 確認できる。
- Retail:一般公開された安定版。
- Release Preview Channel:バグフィックスされたリリースする直前の次期バージョン。
- Beta Channel:最新の機能を実装した Microsoft 検証済みの 次期バージョン。
- Dev Channel:開発段階の次期バージョン。
未公開ビルドで最も安定しているのは リリースプレビューチャンネル のビルドで、Devチャンネル は開発者向けのビルド。
UUP dump の使い方
検索結果からダウンロードするビルドをクリック。
言語が 日本語 になっていることを確認して「次へ」。
ダウンロードするエディションを選択。
デフォルトで Home と Pro が有効になっているが、選択するエディションが少ないほど ISOファイルのパッケージ化が 短時間で完了する。
ダウンロードするファイルやエディションを確認後、デフォルト設定で「ダウンロードパッケージを作成」をクリックして ダウンロード。
Zipファイルをダウンロードしたディレクトリ名に半角スペースが使用されている場合は、名前を変更するか 半角スペースを使用していないディレクトリに移動。
ダウンロードした Zipファイルを選択し、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)から すべて展開 で解凍。
解凍したフォルダ内にある uup_download_windows ファイルを選択し、コンテキストメニューから 管理者として実行 。
ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可。
コマンドプロンプトが起動してプログラムのダウンロードが開始する。
ダウンロードが完了すると ISOファイルへのパッケージ化が開始する。
パッケージ化 は 1 つのエディションでも 40~60分 ほど要する。
Press 0 to exit. と表示されたら ゼロ キーを押してプログラムを終了。
解凍したフォルダ内に Windows の ISOファイルが作成される。
- インストールの手順は Windows 11 非対応 PC のアップグレード方法 – UUP dump 編 を参照。
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