Zorin OS の特徴
- Ubuntu をベースにした Linuxディストリビューション
- Windowsライクな GUIと操作性
- コマンド入力を意識せずに利用可能
- Windows のアプリを実行するための互換レイヤー Wine をデフォルトで実装
- オープンソースで開発
- Zorin OSのインストール手順は Zorin OS のインストールと設定 を参照。
開発元
- 開発元:Zorin OS Technologies Limited
- 開発元の拠点:アイルランド
Zorin OSはアルチョム・ゾーリン氏 と キリル・ゾーリン氏の兄弟を中心に開発されている。
ダウンロード
システム要件
- バージョン:16.3(ベースシステム Ubuntu 20.04 LTS)
Zorin OS – Core
- CPU:2コア 1GHz以上の Intel/ AMDプロセッサ
- RAM:2GB以上
- ストレージ:10GB以上
Zorin OS – Lite
- CPU:1GHz以上の Intel/ AMDプロセッサ
- RAM:1GB以上
- ストレージ:10GB以上
設定
スタート から 設定 を開くか、デスクトップでコンテキストメニュー(右クリックメニュー)を展開して 設定 を選択し、設定画面の左サイドバーで編集する項目を選択。
設定 では画面解像度や背景(壁紙)の変更、スリープ・サスペンド (休止)などの省電力、サウンドなどの設定を編集できる。
Zorin OS の使い方
アプリの選択や電源の操作、各デフォルトフォルダは スタート メニューからアクセスする。
タスクバーにはデフォルトで タスクビュー・Firefox・ファイルマネージャー・アプリストア が登録されている。
Microsoft Officeの代替アプリ LibreOffice や GIMP などはプリインストールされており、Zorin OS Coreではメールクライアントやカレンダーに GNOME標準の Evolutionが既定アプリとして登録されている。
アプリストアからのインストール
アプリストアにはクロスプラットフォームで開発されているアプリも登録されているので、Google Chrome・Brave・Edge・Tor Browser などのブラウザ、Slack・Skype・Teams・Zoom・Signal のようなコミュニケーションツールや、XnView・HandBrake・OpenShot・LosslessCut・MediaInfo・Audacity・ProtonVPN など、Windows環境でも人気のあるアプリが多数登録されている。
タスクバーにあるアプリストアを開く。
右上の検索アイコンからアプリを検索してインストールするアプリを選択。
アプリの詳細画面で「インストール」をクリック。
ログインパスワードを入力して認証。
インストールが完了したら「起動」でアプリが開く。
アプリストアからインストールしたアプリはスタートメニューの該当するカテゴリーに追加される。
アプリをアンインストールする場合は、スタートメニュー からアンインストールするアプリのコンテキストメニューを開き、詳細表示 を選択してアプリの詳細画面で「削除」。
Windowsアプリのインストール
Zorin OSは Windowsのアプリを実行するための互換レイヤー Wine をデフォルトで実装しているので、一部の Windowsアプリをインストールできる。
Windows App Support のインストールと初期設定
スタートメニュー から システムツール の Windows App Support を選択。
アプリの詳細画面が開くので「インストール」。
ログインパスワードを入力して認証し、インストールしたら Zorin OSを再起動。
再起動後にスタートメニュー の Windowsアプリケーション から Wine設定 を選択。
デフォルトで使用する Windowsのバージョンを設定して「適用」。
Windowsアプリのインストール
Windowsでの操作と同じように、ブラウザでアプリのインストーラーをダウンロードしてインストールを実行する。
ダウンロードしたインストーラーは Wine のアイコンになるのでダブルクリックで開く。
すでに Windows App Support がインストールされている場合はダイアログが表示されるので「それでも実行する」を選択。
ダウンロードしたアプリのインストールが開始するので、追加のタスク などで スタートメニューの登録 を有効にする。
インストールが完了したら Zorin OSを再起動。
インストール時に スタートメニューへ登録 を有効にしていれば、インストールしたアプリのショートカットがスタートメニューの Wine に追加される。
スタートメニューの Wineには不要なショートカットも登録されるため、表示アイテムを整理する場合はファイルマネージャーを開き、右上のメニューから 隠しファイルを表示 を有効にする。
Homeから .local/share/applications/wine/Programs を開くとインストールしたアプリフォルダがあるので、新規フォルダを作成して不要なエントリーを移動。
フォルダに移動したエントリーがスタートメニューの Wineで非表示になる。
既定のアプリに設定
関連付けするファイルのコンテキストメニューから プロパティ を選択。
「開き方」で 関連付けするアプリを選択して「デフォルトに設定」で既定のアプリに設定できる。
アプリのアンインストール
Wineにインストールしたアプリは Wineのアンインストール機能を使用してアンインストールする。
スタートメニューの Wine から Wineソフトウェアの削除 を選択。
削除するアプリを選択して「変更と削除」でアンインストール。
アンインストール後もスタートメニュー の Wine にエントリーが残っているので、Home から .local/share/applications/wine/Programs を開き、アンインストールしたアプリのフォルダを削除。
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