Googleアカウントの取得と設定

GoogleアカウントはGoogleが提供しているGmail、YouTube、Google+、Chrome、Google Drive、カレンダーなどの各サービスを利用する際に必要で、1つのアカウントで全てのサービスを利用できる。

一時はGoogle+のプロフィールとGoogleアカウントが紐づけされ、Google+を強制的に利用させるような仕様だったが、2015年7月以降にGoogleアカウントとGoogle+のプロフィールが切り離され、現在ではGoogleアカウントのみでGmailほかのサービスを利用することができる。

アカウントのメリットとデメリット

Googleアカウントを取得する最大のメリットは情報の紐付け。
複数のサービスをアカウントで紐付けることによって、情報を各サービスで共有でき、Gmailの添付ファイルをGoogleドライブに保存したり、カレンダーの予定やGmailに届いたフライトの予約確認などの情報がGoogle Nowに表示されたりする。
また、複数のデバイスを使用している場合、Googleアカウントによる同期が可能になっており、PCで編集した内容をスマホで閲覧したり、スマホで表示したいたマップをタブレットで開いたりと、サービスやデバイスを縦断して利用できるので、非常に使い勝手がよくなる。
ただし裏を返せば、利便性を向上させるため個人の情報をGoogleが操作していることになり、Googleアカウントを取得して利用することは、Googleに多くの個人情報を提供することを意味している

Googleのプライバシーポリシーには情報の収集に関して下記のような表記がある。

Google は、どの Google サービスから収集した情報も、そのサービスの提供、維持、保護および改善、新しいサービスの開発ならびに、Google とユーザーの保護のために利用します。Google は、お客様に合わせてカスタマイズしたコンテンツを提供するため(関連性がより高い検索結果や広告を提供するなど)にも当該情報を利用します。

Googleの収益は広告料が基本なので、無料サービスを提供して、その使用料として個人情報を収集し、広告のクライアントにメリットのある広告配信を行う、という非常に合理的な仕組みになっている。
Googleが提供するサービスを利用するユーザーは、無料で利用する代償として個人の趣味や嗜好、位置情報などをGoogleに提供し、Googleはそれらの情報を元に、ユーザーに対して興味があると思われる広告を表示する。
当ページに表示されている広告も、適当に表示されているわけではなく、基本的には当ページの内容とユーザーの行動を分析した結果として、ユーザーが興味を持ちそうな関連性の高い広告が表示されている。

個人情報が広告配信に利用される程度なら良いのだが、プライバシーポリシーではなく、利用規約にはユーザーの所持するコンテンツについての記載がある。

本サービスにユーザーがコンテンツをアップロード、提供、保存、送信、または受信すると、ユーザーは Google(および Google と協働する第三者)に対して、そのコンテンツについて、使用、ホスト、保存、複製、変更、派生物の作成(たとえば、Google が行う翻訳、変換、または、ユーザーのコンテンツが本サービスにおいてよりよく機能するような変更により生じる派生物などの作成)、(公衆)送信、出版、公演、上映、(公開)表示、および配布を行うための全世界的なライセンスを付与することになります。このライセンスでユーザーが付与する権利は、本サービスの運営、プロモーション、改善、および、新しいサービスの開発に目的が限定されます。

Googleが提供する複数のサービスを縦断して情報を扱うため、ユーザーのコンテンツに対しても上記のような利用規約になるのは致し方無い部分もあるが、個人のコンテンツをGoogleが勝手に使用できるといった解釈もできるので、コンテンツの取り扱いには注意が必要。

収集した情報が紐付けされることで、時折ユーザーの意図しない形で情報が公開されることがあり、これが度々プライバシーの侵害としてGoogleが非難されている。
ただ、もともと公開された情報は「本人が公開」していたもので、Googleはそれをまとめて更新したに過ぎない。
Googleの情報収集については様々な見解があるが、重要なのは情報が収集されていることを前提としてサービスを利用することであり、情報収集が前提であれば自ずから利用方法も変わってくる。
フリーソフトや無料コンテンツを使用する際の鉄則は「自己責任」なので、利用する以上はリスクを把握し、疑念が残るようなら利用しないほうが良いと思われる。

アカウントの作成ページ

Googleアカウントの作成ページ




PCでのGoogleアカウントの作成

アカウント作成はパソコンでもスマホ、タブレットでも可能で、Androidユーザーなら初期設定でアカウントを作っていることが多い。
また、Googleアカウントはマルチアカウントに対応しているので、複数のアカウントを切り替えながら使用することができる。

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アカウントの作成は基本情報を入力するだけ。

「名前」は基本的に本名を入力すべきところだが、ここで設定した名前はGmailやYouTubeなど、Googleが提供している全てのサービスで共通するので、その点を踏まえて作成する。

「ユーザー名を選択」となっているところは、こ新しいGmailのアドレスを作成するもので、新規作成する場合は希望のアカウントを入力する。
入力したアカウントが使用中の場合は、下記のようなメッセージが表示される。

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Gmailのアカウントを作成せず、既存のメールアカウントを使用する場合は、「現在のメールアドレスを使用する」をクリックし、使用するメールアドレスを入力する。

パスワードは「8文字以上でアルファベットと数字を組み合わせたもの」という条件になっている。

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必須項目の「生年月日」は年齢確認に使用され、未成年の場合はアクセス制限や使用制限がかかる。

「性別」も必須項目。

「携帯電話」と「現在のメールアドレス」は任意入力で、「作成しているアカウントの保険」のようなものだが、パスワードを忘れたり、削除したアカウント復旧時に役に立つので入力を推奨。

アカウント作成時に未入力でも後から追加可能。

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「利用規約とプライバシーポリシーに同意します」にチェックを入れて「次のステップ」をクリック。

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プライバシーと利用規約が表示されるので、下までスクロールすると「同意する」が選択可能になる。

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アカウントの確認は携帯用のメールアドレスへのテキストメッセージ送信か、音声通話によるコード確認の二択。
この作業は必須で、確認コードを入力しないとアカウントが作成できない。

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携帯用のメールは使っていないので、「音声通話」にチェックを入れ、電話番号を入力して「次へ」をクリックすると、1分も待たないうちにアメリカからのコール。
電話にでるとちゃんと日本語の自動音声で確認コードを2回伝えてくれる。

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同じメールアドレスや携帯電話番号で何度もアカウントを作成すると、無効になってしまう。
ちなみに一度無効になったら、既存アカウントを削除してもすぐには使えないので要注意。

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取得した確認コードを入力して「次へ」。

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これでアカウント作成完了。

スマホ・タブレットでのアカウント作成

表示が若干異なるだけで入力項目はPC版と同じ。
ただし、スマホでGoogleアカウントを使用すると、端末番号や電話番号、位置情報などがGoogleに送信される。
これはGoogleに限ったことではなく、LINEやSkypeなども同様に電話番号・メールアドレス・端末情報・位置情報などを取得している。

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Androidデバイスの初期設定で言語選択をすると、「アカウントの追加」画面が表示される。
新規にアカウントを作成する場合は「または新しいアカウントを作成」をタップ。

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「ユーザー名」の箇所に任意のアカウントを入力する。

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スマホの場合、パスワードは「8文字以上のアルファベットと数字、記号を組み合わせたもの」になっている。

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電話番号は任意なのでスキップしても問題はない。
ただ、スキップしてもアカウントを作成した時点で携帯番号はGoogleに送信される。

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アカウントを作成する場合は「同意する」をタップ。

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設定はそのまま継続してGoogleサービスや支払情報などに移行するが、Googleアカウントの作成はここで完了している。

アカウントの設定

GoogleアカウントはGoogleが提供する様々なサービスを結びつけ、利便性が大きく向上する一方で、利用するサービスの多くがクラウドアプリケーションのため、セキュリティーやプライバシー保護の管理は必須になる。

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Googleアカウントにログインした状態で、Googleの検索ページlinkなどGoogle関連のページを表示すると、右上にアカウントのアイコンが表示される。

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右上のアイコンから「アカウント」をクリックすると、アカウントのセキュリティやプライバシーに関する設定や確認が行える。

ログインとセキュリティ

Googleアカウントのログイン方法や端末のアクティビティ、接続済みのアプリなどが確認できる。

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定期的に実施したいのが「セキュリティ診断」。
「アカウントの復旧情報」「接続されている端末の確認」「アカウントの権限確認」の3項目で、アカウントの現状を簡単に把握できる。

「接続されている端末」は不正なアクティビティの確認ができ、「アカウントの権限確認」ではGoogleアカウントに接続されているアプリケーションの情報が表示される。
特にスマホやタブレットなどでアプリを頻繁にインストールしている場合は、接続されているアプリの確認は必須。

アカウント作成時に「現在のメールアドレス」と「携帯電話番号」の入力をスキップした場合は、「アカウント復旧オプション」の箇所で入力しておくと、いざというときに安心。

個人情報とプライバシー設定

アカウント作成時の情報のほか、「アクティビティ管理」「広告設定」「コンテンツの管理」などが行える。

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「個人情報」の「検索設定」では「不適切な画像」をブロックするセーフサーチ、検索の際に文字入力をすると検索候補が表示される「インスタント検索」、「プライベート検索」などの設定が可能な他、ウェブページを閲覧時に表示される広告の設定や、検索や閲覧の履歴などの管理が行える。

「プライバシー診断」を実施すると、一連の設定を確認しながら再設定が可能なので、前述の「セキュリティ診断」とセットでの実施を推奨。

アカウントの設定

使用する言語やユーザー補助、有償でのストレージの追加のほか、アカウントの削除を行える。

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アカウントの削除にはGoogleアカウントそのものを削除するものと、各サービスを個別に削除するものがあり、作成したGoogleアカウントを抹消したい時は「Googleアカウントとデータを削除」をクリック。

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注意事項が表示される。

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ページの最下部にチェックボックスがあり、チェックを入れて各項目に同意し、「アカウントの削除」をクリック。

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呆気無くデータは削除される。

アカウントの復元

誤ってアカウントを削除することは手順的にないと思われるが、衝動的にアカウントを削除した場合、削除した直後であれば100%に近い確率でアカウントを復元できる。
復元する可能性は削除してからの期間に比例して低くなるが、藁にもすがる思いで試してみる価値はある。

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削除したアカウントに再設定用のメールアドレスを登録していれば、削除通知が送信されており、アカウント復旧ページへのリンクが記載してある。

Googleアカウント復旧ページlink

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復旧したいアカウントのメールアドレスを入力。

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「アカウントは削除されました。」と表示されるので、「アカウント復旧を試す」をクリック。

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パスワードを正しく入力すると復旧が完了する。

パスワードを忘れている時は「別の質問に答える」で、登録している電話番号や再設定用アドレスへ確認コードが送信されるのだが、これらはアカウント作成時にスキップしたままだと未登録なので、事前にアカウント復旧オプションで入力しておいた方が無難。

画像の変更

アカウントのアイコンはデフォルトで頭文字になっているが、アイコンは任意の画像に変更可能。

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右上に表示されているアイコンをクリックし、アイコン画像の「変更」をクリック。

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画像選択画面が開くので任意の画像を指定して、必要に応じてトリミングすれば完了。


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