Proton Calendar の特徴
- 無料で利用できるセキュアなオンラインカレンダー
- エンドツーエンドでスケジュールを暗号化して保護
- 公開カレンダーの追加もサポート
- カレンダーを共有してスケジュールの確認も可能
- Androidアプリは Proton Calendar for Android の使い方 を参照。
開発元
- 開発元:Proton AG
- 開発元の拠点:スイス
アクセス
Protonアカウントでログインが必要。
プランの比較
無料 | Mail Plus | |
カレンダー数 | 3 | 25 |
カレンダーの共有 | ✕ | ◯ |
- Proton Mailについては Proton Mail for PC の設定と使い方 を参照。
システム要件
- バージョン:5.0.79
- OS:対応ブラウザがサポートしているバージョン
サポートしているブラウザ
- Protonが推奨するプライバシーを重視したブラウザ
Mozilla Firefox/ Brave/ Torブラウザ - 動作テストが行われているブラウザ
Google Chrome/ Microsoft Edge/ Safari/ Opera
アカウントの登録
公式サイト の「Create a free account」 をクリックし、サブスクリプションの期間と利用するプランを選択。
- Proton Free
機能制限のある ProtonMail・カレンダー・オンラインストレージ・VPN・パスワードマネージャーを利用できる。
使用可能なストレージ容量は 1GB。 - Mail Plus
ProtonMail・カレンダーのフル機能と、機能制限されたオンラインストレージ・VPN・パスワードマネージャーを利用できる。
使用可能なストレージ容量は 15GB。 - Unlimited
すべてのモジュールでフル機能を利用できる。
使用可能なストレージ容量は 500GB。
画面右上の言語リストから使用言語 を選択し、希望のアカウント名とパスワードを設定。
アカウントには アンダーバー(_)、ハイフン(-)、 ドット(.) を利用でき、匿名性を優先させるのであれば 名前 など個人を特定できる情報の使用は避ける。
有料プランは 決済通貨を選択し、クレジットカード か PayPal で決済。
メールの送信先に表示する表示名を設定。
パスワードを失念した際に使用する回復用のメールアドレスか、携帯電話番号を選択して入力し「選択済みを保存」。
ウエルカム画面が表示されたら「次へ」で 使用するテーマを選択。
「利用開始」で Proton Mailが利用可能になるので、https://mail.protonmail.com/login をブラウザのブックマークに追加。
Proton Mailが開いたら、アプリセレクターから「Calendar」を選択。
カレンダーのインポート
カレンダーのインポートは、Googleカレンダー・Outlookの予定表の取込みと、iCal形式の .icsファイルの取込みをサポートしており、Googleカレンダー・Outlookの予定表は Proton Easy Switch を使用してインポートする。
- Proton Easy Switchについては Proton Easy Switch の使い方 を参照。
.icsファイルの取込みは、右上の 設定 から「All settings」を開き、左サイドバーの インポート/ エクスポート から「ICS からインポート」を選択。
インポートする ICSファイルを追加して「インポート」。
公開・共有カレンダーの追加
祝日やイベントなど iCal 形式 の公開カレンダーは、設定の左サイドバーから カレンダー を選択し、他のカレンダー の「URLからカレンダーを追加」を選択。
「祝日の追加」でカレンダーを追加できるようになったが、現バージョンでは日本の祝日は未サポートのため、公開カレンダーの追加が必要。
祝日は Google カレンダー の 設定 から 他のカレンダー設定 で 日本の祝日 を選択し、カレンダーの統合 で iCal 形式の公開 URL をコピー。
コピーした URLを Protonカレンダーの カレンダーの URL に貼り付けて「カレンダーを追加」。
カレンダーの同期が完了すると 他のカレンダー に 日本の祝日 が追加され、カレンダーに祝日が表示される。
Outlook の予定表 で日本の休日を共有設定して ICS のリンクを追加すると、祝日がすべて Free と表示され、OfficeHolidays のカレンダーは 祝日がローマ字表記になる。
追加したカレンダーの表示名やカラー の変更、削除は 他のカレンダー に追加されているカレンダー の 操作 で編集する。
カレンダーの基本設定
カレンダーは デフォルトで My calendar が登録されており、カレンダーの 3点リーダー から 編集 で、表示名や通知の設定を編集できる。
通知は デスクトップ通知 と メール が有効で、時刻設定されているスケジュールは 15分前、終日のスケジュールは1日前に通知されるため、使用環境に合わせて設定。
カレンダーの表示スタイル
Proton Calendar は 日・週・月 の表示形式があり、デフォルトは 週 に設定されている。
表示スタイルは 右上の 日・週・月 を選択して切り替える。
デフォルト表示を変更する場合は 設定 から 設定を開くを選択。
左サイドバーから PROTPNCALENDER の 一般 を選択し、レイアウト で 表示形式や週の開始曜日 を変更すると設定が自動保存される。
カレンダーの作成
カレンダーの追加は、左サイドバーの マイカレンダー にある「+」から カレンダーを作成 を選択し、カレンダーの作成画面でカレンダー名や通知設定をして「保存」で追加。
Proton Calendar の使い方
スケジュールの登録はホーム左上の「新しい予定」か、カレンダーをクリックし、スケジュール登録画面でスケジュールのタイトルを入力して時間を設定。
参加者 に Proton Mailのメールアドレス を追加すると、イベントへの招待メール が送信される。
「場所」は地図サービスと連携していないため、住所を入力してもマップを開くことはできないが、入力した内容はコピーできる。
複数のカレンダーを登録している場合は、スケジュールを追加するカレンダーを選択し、詳細を任意で入力後「保存」で追加。
カレンダーの共有
左サイドバーの マイカレンダー から共有するカレンダーの 3 点リーダー をクリックして 共有 を選択。
選択したカレンダーが共有設定された状態で 設定 の カレンダー が開くので、Proton外に共有 で 他のユーザーが見るもの を選択して「リンクを作成」。
- 限定ビュー
スケジュールのタイトルが すべて「Busy」と表示され、時間のみ確認できる。 - フルビュー
タイトル・参加者・場所 など 登録したスケジュールの内容を確認できる。
発行された 共有リンク にアクセスすると calendar.ics ファイルをダウンロードするので、カレンダーアプリなどにインポートすれば、共有リンクを発行した時点のスケジュールを確認できる。
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